2015/08/28

【けんせつ小町】江東ポンプ所の仮囲いの中で何が? 女子小中生が重機試乗や実験で解明!

日本建設業連合会(中村満義会長)は27日、東京都江東区で清水建設が施工する江東ポンプ所の工事現場で「けんせつ小町活躍現場見学会」を開いた。参加した女子小中学生とその家族10人は、なでしこチーム「江東ポンプ所女子会」のメンバーらの説明を聞きながら、高所作業車やパワーショベルといった重機の試乗などを体験した=写真。

 参加者は3班に分かれて現場内を見て回った。ことし入社し同現場で工事係を務めるマイ・ティホンさんが案内するグループでは、杭打機が目の前で稼働する様子などを見学。その後、実験コーナーを訪れ、液状化が起きるメカニズムや工事で発生する騒音をタブレット端末で再現する技術などを体験した。参加した保護者は「普段、仮囲いの中で目に付きにくい仕事を見せてあげたかった」と話し、児童からは「重機に早く乗りたい」などの歓声が上がり、終始笑顔の絶えない見学会となった。
 見学した工事は、江東ポンプ所江東系沈砂池棟建設工事。下水管に流れ込んだ雨水をくみ上げるポンプ所を造り、市街地の浸水被害を防ぐ。現場の周りには高層マンションなどが立ち並ぶ地域で、防音壁を通常より高く設置していることに加え、防音壁の上部を透明にすることで、現場脇の桜の木に日が当たるように工夫している。工事内容は沈砂池棟建設(幅42m、長さ76m、深さ27m)、場所打杭工、地盤改良、土工、仮設工、躯体工(底盤のみ)など。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

0 コメント :

コメントを投稿