2013/11/26

【全線開通】名古屋高速の4号六番北~木場間3.9㌔がつながる


 名古屋高速道路公社が発足以来、建設を進めてきた事業計画区間81.2㎞が23日、高速4号東海線の六番北~木場間3.9㎞の供用に伴い、全線が開通した。同日午前、名古屋市南区の日本ガイシフォーラムで行われた全線開通式典には国会議員、愛知県知事、名古屋市長、県市議会議員、地元関係者、工事関係者およそ250人が出席、名古屋都心の高速道路事業の意義と歴史を振り返り、完成の無事を盛大に祝った。

 式辞を述べた村上芳樹名古屋高速道路公社理事長は「1970年の公社設立以来、43年間にわたりネットワークの完成を目指してきた名古屋高速道路の全線が本日開通する。供用後は周辺の自動車専用道路にも円滑に接続する骨格として機能し、利便性の向上、防災力の強化を一層促進するとともに、地域の力強い発展に大きく寄与していくと確信する。ここに至る諸先輩の英知と努力にも深く敬意を表したい」と語った。
 来賓の大村秀章愛知県知事は「高速道路の整備は、万博の開催、空港の完成など重要プロジェクトと連動し、中部の経済、産業をリードしてきた」とあいさつ。河村たかし名古屋市長は「本日まで長い道のりだったが、全線開通後は、日本全体の貿易を担う中部圏を支え、ものづくりの地域にとって、さらに重要な役割、機能を果たしていく」と述べた。
 梅山和成中部地方整備局長は「伊勢湾岸道、名二環を含む東名阪自動車道、東名高速道路、名神高速道路などとのネットワークにより、流出入、通過交通が充実し、最も使いやすい高速道路網が誕生した」と祝辞を寄せた。
 今回開通する本線上(4号六番北~木場間3.9㎞)に移って行われた鋏み入れ式では、大村知事、河村市長を始め、久保田浩文愛知県議会議長、藤田和秀名古屋市議会議長、衆参両院の議会議員らが参加してテープカットし、くす玉を割って、開通パレードを行った。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)



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