2014/12/15

【ポロクル】ドーコン発の自転車シェアがNPO法人で再出発 行政・団体との連携強める

ドーコンの新規事業として設立された自転車シェアリングサービス「ポロクル」が、NPO法人として新たなスタートを切った。ポロクルは、2011年4月にドーコンの子会社ドーコンモビリティデザインが設立。4年間にわたってサービスを続けていたが、行政や団体との強固な連携ができるようにするため、NPO法人として再出発した。

 NPO法人の理事長には北大大学院工学研究院の萩原亨教授が就いた。常務理事にはドーコンモビリティデザインの安江哲社長が就任した。
 ポロクルは、札幌駅、大通り地区を中心とする東西5km、南北3kmの範囲に45カ所のポートを設置し、350台の自転車をシェアする会員制サービス。これまでに約37万回の利用実績があり、9000人を超える会員数で運営している。
 ポロクルは、会員登録すれば、専用のICカードや交通系ICカード、携帯電話などを使ってポートから自転車を借り出し、どのポートでも返却が可能だ。料金はクレジットカードで決済する。
 ポロクルでは、放置自転車を減らすことや、自転車の利用ルール・マナーの向上、道路環境の維持・向上を目指して活動してきた。NPO法人として再スタートし、行政機関との連携を深め、今後も自転車にかかわる諸問題の解決や自動車への過度の依存からの脱却、まちのにぎわい創出などを目指す。
 サービスは、雪が積もる冬季は営業を停止しているが、来年春から新たな体制で再スタートする。
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