2014/07/29

【光差す日本橋へ】保存会、100年計画委が首都高撤去求める署名活動開始

日本橋に青空を、日本橋川に光を--。名橋「日本橋」保存会(中村胤夫会長)、日本橋地域ルネッサンス100年計画委員会(橋本敬会長)などは27日、東京都中央区にある日本橋上空の首都高速道路の撤去を求める署名活動を開始した。日本橋上空はもとより、利用者の少ない昭和通り上空の首都高速1号上野線など都心環状線の一部撤去も求める。写真は中村会長(左)と橋本会長。

 同日、三井不動産などが会員企業として参加している保存会が主催する「名橋『日本橋』橋洗い」後に中村会長は、「日本橋地区は高速道路で閉鎖されている。青空が見える日本橋にしたい。首都高速道路はかつては大きな役目を果たしたが50年が経った。高齢化社会が進み高速道路のあり方も考える必要がある」と述べ、都心部での交通体系の総合的な見直しが必要と訴えた。
 活動を通して、歴史や文化・景観・自然環境を重んじる世界に誇れる都市づくりの源流となることを目指す。地方への波及効果も期待する。
 署名活動は来年1月の箱根駅伝までに50万人を目標とし、国会への提出を予定している。

【「日本橋」橋洗いに1670人が参加】

ことしで44回目となる「名橋『日本橋』橋洗い」には、町内会や地元企業など約1670人が参加して清掃活動を行った=写真。
 国土交通省関東地方整備局東京国道事務所、日本橋一丁目町会、室町一丁目会、日本橋一の部・六の部連合町会が共催した。
 オープニングセレモニーに続き、各地から持ち寄った名水を「道路元標」に注ぐ「名水水合わせ」を実施。散水作業後、ゼネコンやディベロッパー、設備各社の社員や家族など地元関係者らが、タワシやデッキブラシで橋の汚れを落とした。
 仕上げに東京国道事務所の散水車や消防車両が放水し、1年の汚れを洗い流した。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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