2016/08/29

【北海道開発局】台風9号でTEC-FORCEを派遣 10市町村で被災調査


 北海道開発局は、台風の相次ぐ上陸に伴う大雨による災害対応で、TEC-FORCE(テックフォース=緊急災害対策派遣隊)を道内各市町村に派遣し、被災状況の調査を実施する。25日には、被災状況調査班9班と、情報通信班、技術支援班各1班の合計47人を被災した10市町村に派遣した。26日には、帯広開発建設部から2班、7人を送り込み、派遣人数は13班、54人に上る。写真は氾濫した石狩川(提供:札幌開建)

 今回の台風9号の影響により、道内各地域に多くの爪痕を残した。札幌開発建設部管内では23日に石狩川が1981年(56水害)の水害から35年ぶりに氾濫した。深川市納内付近と旭川市神居町神居古潭付近で計8カ所が浸水し、約120ha、民家6戸が被害を受けた。札幌開建では、排水ポンプ車を派遣し、排水作業を実施し完了している。
 被災状況調査班は、道内で大雨の降った市町村を中心に、要望のあった愛別町、美瑛町、占冠町、陸別町、名寄市、剣淵町、羅臼町、新冠町、平取町、白糠町にテックフォースを派遣した。
 このうち、道道において大規模な土砂崩れが発生した羅臼町には、情報通信班と技術支援班を派遣している。被災の程度によっては26日以降も第2陣が派遣される可能性もある。
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