2011/11/16

南極観測隊の越冬隊に参加する関電工千葉支店の志賀淳也さん

 国立極地研究所の機械隊員として、11月から2013年3月まで南極観測隊越冬隊に参加する。「オーロラや氷山など、日本では見られない景色を楽しみたい」と、観測隊初参加に胸を躍らせる。
 南極では、昭和基地にある大型大気レーダーの専用発電機設置や風力発電のケーブル敷設、新設する汚水処理棟の電気工事、無線LAN中継装置への電源供給などさまざまな機械設営の仕事が待っている。「作業量が多く、きちんとこなせるか、持って行く材料が足りているか心配。観測隊に参加したことのある先輩方からアドバイスはいただいているが、聞けば聞くほど不安になる」
 南極の夏は白夜が続くが、冬になると外での作業はまったくできない。「冬は気温がマイナス40度にもなる。冬が来る前に自分たちの判断で作業を進め、終わらせなければならない」と気を引き締める。
 ほかのメンバーとともに冬山で厳しい訓練を積み本番に備えてきたが、実際の南極はさらに厳しい環境が予想される。「何度も南極に行った人にメールや電話で状況を聞くことができる」と、先輩の力を借りながら職務完遂を目指す。
 極寒の地に1年半近く滞在することになる。厳しい仕事のため敬遠されるケースが多いが、自ら志願した。「観測隊に複数回参加した先輩がたくさんいる。本当に辛かったら何度も行こうと思わないはず。また行きたいと思う何かを、経験して確かめたい。それに、子どもに誇れる仕事なので」と、3人の子どもに熱い思いを伝えるつもりだ。
 11月25日に日本を出発。オーストラリアで、11日に日本を発った南極観測船「しらせ」に乗り込み、年末に南極に到着する。

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