2014/02/10

【地域活性化】山本市長もエール! オリエンタル群馬がまちづくりシンポ

オリエンタルコンサルタンツの子会社、オリエンタル群馬(本社・前橋市、中埜智親社長)は、まちづくりと地域活性化に向け本格的な活動を始めた。本社開設を記念して、6日に前橋市の本社でまちづくりシンポジウム「これからのまちづくりを考える-未来を地域とともに」を開いた=写真。シンポジウムは、JR前橋駅の待合室など市内6カ所のモニターに配信したほか、まえばしCITYエフエムがラジオで生放送した。
 山本龍前橋市長は、「ここから新しい“結い”、結びあいが始まる。結びあいは中心市街地の新しい力だ。中心市街地は人々の交流の場所で、新しい価値を生む。若者や買い物に来る人などが集える企画を練って、それを実行する力になってほしい」と、ビデオで同社に期待するメッセージを寄せた。
 大宮登高崎経済大教授がコーディネーターを務め、4人のパネリストが話題提供した。住友文彦アーツ前橋館長は、アートとまちづくりの関係について、「アーティストは人が見ていないものを見ている。魅力あるものを見つけ出す突破力、肯定力がある。地域振興とアートが結びついている」と述べた。
 大橋慶人前橋中心商店街協同組合副理事長は、同社が1階に入居した3階建てのビルは15年間空き店舗になっていたが、「2、3階は学生専用のシェアハウスとして11人が住める。現在、4人が決定・内定している。商店街は1年中行事があるので、学生を積極的にまちに引き入れたい」と話した。これによって交流を図ることができ、お互いウィン・ウィンの関係が築けるとも説明した。
 同エフエムの岡正己プロデューサーは、「これを機に人と人のつながりを加速させたい」と述べた。
 中埜社長は、スマートフォンを使った地域活性化支援システムのポータブルサイトなど同社の取り組みを紹介したほか、「人と人、活動と活動が連携することで相乗効果が生まれる。それを大きくして継続するには場、情報、ルールの緩和が必要で、これらを回すものが資金、仕組みだ」と強調した。
 大宮教授は、「点を線に結び、線を面にするということは古くて新しい問題だが、これを効果的にやっていくことが問われている。点が広がり化学変化を起こすことを何度も仕掛けながらやっていくことが大事だ」とまとめた。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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