2014/02/05

【最重要プロジェクト】ウガンダで錢高組がナイル架橋起工

日本政府の円借款(有償資金協力)によるウガンダ共和国の「ナイル架橋建設工事」の起工式が1月28日、現地のジンジャ県で開かれた。設計監理はオリエンタルコンサルタンツ・エイト日本技術開発・PECJV、施工は錢高組・現代建設JVが担当する。工期は2017年12月までを予定している。


起工式の様子

 式典にはヨウェリ・ムセベニ大統領を始めとするウガンダ政府要人、在ウガンダ大使館の藤田順三特命全権大使、国際協力機構(JICA)の田中明彦理事長、錢高組の錢高一善社長、現代建設のパク取締役副社長など、関係者、地域住民を含めた約2000人が出席した。
 ムセベニ大統領は祝辞で、最重要国家プロジェクトであるナイル架橋が、完成後に同国の経済、社会の発展に大きく貢献することに期待を寄せた。
 東アフリカ初の斜張橋となる同橋は、現在の渡河施設の老朽化と交通渋滞解消を目的に、ウガンダの首都カンパラから約80㎞東に位置するナイル川源流付近に建設する。錢高組JVは工事を約126億円で受注した。
 斜張橋の整備により、同国だけでなく、東アフリカ地域各国の農業・産業振興や貿易・投資の拡大が期待されるとともに、ウガンダ北部回廊の輸送能力増強、安全な渡河ルート確保にも貢献する。
 3径間斜張橋は長さ525m、幅22.9mで計画し、橋台、橋脚はともに2基で主塔の高さは70m。錢高組JVは起点側1060m、終点側1045mの道路区間も施工する。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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