2014/04/03

【大規模再開発】銀座、大手町でぞくぞく起工! 五輪もビジネスも「おもてなし」

銀座6丁目10地区再開発の完成パース。都市計画決定から2年半の短期間で着工を迎えた
東京都心で2日、2つの大規模再開発プロジェクトが本格始動した。銀座では「銀座六丁目10地区第一種市街地再開発事業」が都市計画決定からわずか2年半という短期間で着工を迎えた。2016年11月には銀座最大級となる商業施設が誕生する。
 再開発のコーディネートを担当し、商業施設の計画と運営に参画する森ビルの辻慎吾社長は同日会見し、「施工から運営まで、世界に誇れる布陣を敷いた。既に高度利用されている地域で2街区を一体化して大規模再開発を行うという難易度の高いものだったが、2年半というこのスピード感は20年東京五輪に向けた東京の都市づくりを進めていく上で、良い例となるだろう」と意気込みを語った。延べ約14万7900㎡規模の施設は、実施設計を鹿島と谷口建築設計研究所、意匠統括を建築家の谷口吉生氏が担当、鹿島が施工する。
大型オフィス空間を持つ事務所棟(A棟)
日本旅館が入る宿泊施設棟(B棟)

 一方、三菱地所が丸の内再構築の一環として取り組む大手町連鎖型都市再生プロジェクトの第3次事業「大手町一丁目第3地区第一種市街地再開発事業」も同日、起工した。2棟で総延べ20万㎡を超える施設は、グローバルビジネス拠点にふさわしい高度で高質な国際的業務機能を備え、さらなる国際競争力の強化に寄与する。設計は三菱地所設計・NTTファシリティーズJVが担当。建築施工は戸田建設、電気がユアテック、空調が高砂熱学工業、衛生は斎久工業が担当する。16年度の完成を目指す。
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