2014/11/03

【文化の日特集1】国立近現代建築資料館「建築のこころ アーカイブにみる菊竹清訓展」10月29日~

メタボリズム・グループを代表する建築家の一人であり、菊竹スクールと称され、多くの後進建築家を輩出した菊竹清訓の建築展「建築のこころ アーカイブにみる菊竹清訓展」が29日、東京都文京区の国立近現代建築資料館で始まった。未公開も含め約100点の資料が4つの視点に整理して展示されており、大きく大胆な視野・視点から展開された菊竹の思想や発想、思考、メッセージの原点に触れることができるものとなっている。

 展示は、(1)大地からの離陸-スカイハウスや京都の国立国際会館設計競技案(2)水面からの浮上-メタボリズムの思想と海上都市への展開(3)空気を包む-萩市民館から都城市民会館、軸力ドームとその発展(4)現代への挑戦-出雲大社から、東光園、徳雲寺納骨堂へ--の4部で展開。また、11月30日に東京都新宿区の早稲田大学大隈講堂でシンポジウムも予定さている。会期は2015年2月1日まで。
 開幕に先立ち28日には同資料館で開会式と内覧会が行われ=写真、開会式では青柳正規文化庁長官と穂積信夫早大名誉教授・菊竹清訓展実行委員会座長があいさつした。青柳長官は「展示されている建築資料に刻まれた菊竹氏の資料やメッセージを通して建築資料が持つ文化的、歴史的、学術的価値について国民の理解が一層深まることを期待している」と述べた。
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