2014/11/16

【現場の逸品】ツーバイフォーの壁量計算から基礎設計まで自動化 構造計算ツール「らくわく」

日本ツーバイフォー建築協会がツーバイフォー工法の構造計算ソフト「らくわく」を開発した。2階建て以下で延べ500㎡以下の4号建物を設計する際、間取りや構造の基本情報をCAD入力することで、壁量計算や横架材の部材算定、接合金物の選定、基礎設計などを一貫して行える優れものだ。

 これまで協会は各機能をツール化し、会員に提供してきたが、各ツールの集約化を求める声が多く開発に踏み切った。より利便性の高い設計支援プログラムとして4号建物の構造設計だけでなく、住宅性能表示制度に基づく耐震等級の判定を行うことが可能で、長期優良住宅の計画作成にも活用できる。
 ソフトは、2015年1月から協会が開催する構造講習会で教材として提供される。一定期間を試用期間に定め、継続利用を希望する場合は有償でライセンスを付与する。協会は市販の汎用CADとの連携を踏まえ、ツール開発を積極的に展開する予定だ。
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