2015/02/22

【現場見学会】浦和工高生、興味津々! 黒川紀章の名建築「埼玉県立近代美術館」改修現場

埼玉県建設業協会(真下恵司会長)は、県立浦和工業高校を対象に、工業高校生の建設現場見学会を開催した。設備システム科1年生の生徒や教員約40人が埼玉県が進めている近代美術館全体改修工事の現場に訪れ、設備を中心に工事の様子を見て回った。

 見学会では、埼玉県の福田秀二都市整備部設備課大規模施設担当主任らが引率し、機械室や展示室、屋上などを訪れ、電気や機械設備の工事内容を説明した。
 その後の質疑応答では、生徒から「現場で働く人数は何人なのか」「技術者は何の資格を持っているのか」「仕事のやりがいは」といった質問が寄せられ、福田主任や設備工事の担当者らが回答した。
 福田主任は「少しでも建設業に従事する人が増えるよう、若手が興味を持ってもらうために協力していきたい。3Kイメージなどを早期に払拭(ふっしょく)する必要がある」と見学会の意義を語った。
 埼玉県立近代美術館(さいたま市浦和区常盤9-30-1)は、建築家・黒川紀章の設計で1982年に竣工。完成から30年以上が経過し、経年変化や劣化に対応する大規模修繕工事を進めている。4月11日のリニューアルオープンを予定している。
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