2016/03/28

【開業】JR新宿駅南口にミライナタワー JR東日本、ルミネ

東日本旅客鉄道(JR東日本)が旧新南口駅舎跡地に建設を進めてきた、高さ約170mの複合ビル「JR新宿ミライナタワー」が25日に開業した。新宿の新たなランドマークの足下には、線路上空から行き交う列車を眺めながら、憩い、集える約2000㎡の広場も誕生した。同日にはルミネが手掛ける、大人の女性をターゲットにした新しい商業施設「NEWoMan(ニュウマン)」もオープンした。

 JR新宿ミライナタワーは、S一部SRC造地下2階地上32階建て延べ約11万1000㎡の規模。5-32階にオフィス、1-4階にファッション・雑貨・飲食・食品などの商業施設を設けるほか、線路上空部の5-7階には文化・情報発信の拠点となる多目的ホール、屋外広場、保育所、クリニックなどを展開する。地下1、2階には駐車場を整備した。オフィスはジェイアール東日本ビルディング、商業施設と文化施設、駅構内の店舗はルミネが運営する。
 新駅舎には、既設2カ所の改札に加え、東側にも新たに改札を1カ所設置。駅舎南側に整備した約2000㎡の広場はトレインビューが楽しめる。また、甲州街道側から南側へのアクセス性と回遊性を向上させた。
 設計はJR東日本東京工事事務所と東京電気システム開発工事事務所、ジェイアール東日本建築設計事務所。施工はオフィス・商業施設を大林組・大成建設・鉄建JV、文化施設などを大林組・鉄建・大成建設・フジタJVが担当した。

ニュウマンは、JR新宿ミライナタワーの1-4、7階(中2階含む)の6フロアと、新宿駅新南口駅構内(エキナカ/エキソト)の1フロア、さらに線路上空部の屋上を含む3フロアで展開。既存のルミネ各館とは異なる新しいコンセプトで開発した。ショップの約8割が新宿エリア初出店となり、日本初上陸の飲食店や朝7時から翌朝4時まで営業のフードホールなどを備える。文化創造空間としてイベントホール「LUMINE 0(ルミネ) ゼロ」や、クリニック、保育園も設けている。
 同日会見した新井良亮社長は、「街とともに成長していき、新しい街づくりに貢献したい」と話した。
 新南エリアのエキナカ、エキソトのショップは、4月15日に開業する。

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