2012/10/04

大阪梅田「グランフロント大阪」 開業まで半年に!

大阪・梅田で建設が進む、うめきた先行開発区域プロジェクト「グランフロント大阪」(大阪市北区)が開業まで半年となり、その全貌を現しつつある。約7haの敷地に超高層ビル4棟を建設する計画で、総延床面積は55万6700㎡という日本でも屈指のビッグプロジェクトだ。開発事業者の1社である三菱地所の林総一郎常務執行役員は「外観はほぼ完成し、現在は内装の段階。進捗率は9割。関西が元気になるよう、プロジェクトを通じて貢献したい」と力を込める。
 グランフロント大阪は、3ブロックに分けて開発を進めており、オフィスや商業施設、研究開発拠点のナレッジキャピタル、ホテル・サービスレジデンス、分譲住宅の各機能で構成する。オフィスのテナントにはNTT西日本などが入るほか、商業施設にはパナソニックが約5000㎡の情報発信拠点を設けるなどの計画が明らかになった。
 事業者は三菱地所、NTT都市開発、大林組、オリックス不動産、関電不動産、新日鉄都市開発、住友信託銀行、積水ハウス、竹中工務店、東京建物、日本土地建物、阪急電鉄の12社。設計・監理は日建設計、三菱地所設計、NTTファシリティーズ、実施設計は大林組、竹中工務店、施工は大林組と竹中工務店で構成する梅田北ヤードJVが担当している。2013年3月中に工事を完成し、4月下旬のまちびらきを予定している。
 うめきたは全体で24haあり、今回はそのうちの7haを先行して開発する。残りの約17haについては、現状では事業の詳細は固まっていない。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年10月4日 1面

『梅田本』 AmazonLink

0 コメント :

コメントを投稿