2012/06/15

「持続可能性」は世界の共通認識 アスファルト国際会議がイスタンブールで開幕

 欧州アスファルト舗装協会(EAPA)と欧州アスファルト協会(EBA)の共催で、4年に一度開かれているアスファルト道路に関する国際会議「E&E会議」の第5回大会が13日、トルコのイスタンブールで開幕した=写真。「持続可能な道路」をテーマに、舗装材料や施工方法を始め、安全性、労働環境の向上策などについて、論文発表や意見交換、技術展示が行われた。

 今回の会議には欧州を中心に、北米や南米、オーストラリア、中東、アフリカなどの世界各国から道路の専門家ら800人以上が集結。日本からは、日本道路建設業協会と日本アスファルト合材協会が派遣した調査団のメンバー15人が参加している。
 オープニング式典の冒頭、EBAのアルベルト・マデリア会長は「CO2排出が問題になる中、持続可能性という視点は強制的な必須事項と言える。会議を通じ、耐久性や安全性、材料などの新しい技術を見つけてほしい」とあいさつした。
 続いて、壇上に立ったトルコのビナリ・ユルドゥルム運輸相は「道路の快適性や安全性の向上、環境面の改善は、多くの人々に期待されている」とし、中でも中温化技術と舗装材リサイクルの普及推進に強い意欲を示した。
 15日までの3日間にわたる会議の開幕に当たり、日本調査団の西村泰直団長(ガイアートT・K取締役執行役員専務)は「世界各国の道路事情を学んで見聞を広め、日本での仕事に役立ててほしい」とメンバーに呼び掛けた。
 また、日本道路の山登秀晃常務執行役員関西支店長は「日本の技術レベルが、世界の中でどの位置にあるかを知るきっかけになればいい」と話した。

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