2012/09/07

オートデスクが簡易版Revit開発! 中小や専門工事に照準

Revit LT の画面
オートデスクは、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ツール「Revit(レビット)」の簡易版「同LT」を開発した。高度な解析や3次元画像のレンダリングなどを除いて通常版に近い機能を備える。BIMツールを廉価で提供することで、個人設計事務所を始め、中小ゼネコンや専門工事業者などに裾野を広げ、ライフサイクルを通じたBIMの実現を目指す。
 中小企業などでは従来、ツールの価格がBIM導入の障害となり、反対に、価格の低下や、BIM導入効果として関係者間のコミュニケーション改善が見込まれれば、BIMを導入するという企業も多かった。
 レビットLTは、10月9日に発売する「同2013日本語版」で18万3750円(税込み)と通常版より価格を抑え、通常版を使っている元請企業などとデータを互換できる。3次元モデリングやプレゼンテーションなどの基本的な機能を備え、クラウドによるデータ共有も可能で、保守契約を結べばクラウド上でのレンダリングサービスも利用できる。
 2次元CADの簡易版「Auto CAD LT」ユーザーが「Auto CAD レビット LT Suite(スイート) 2013日本語版」を導入する場合は、さらに価格を抑える。
建設通信新聞 2012年9月7日3面

『Mastering Autodesk Revit Architecture 2011』 AmazonLink

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