千葉県魅力ある建設事業推進協議会(CCIちば、会長・内海秀幸千葉工大教授)は10月30日、後継者育成事業となる出張授業を我孫子市立湖北小学校で開催した。6年生57人が印旛沼の治水事業を通じて建設業の役割などを学んだ。2015年度は同校を含め9校で開催する。
当日はNPO法人企業教育研究会(理事長・藤川大祐千葉大教育学部教授)の山本茜子さん(千葉大教育学部3年生)が映像などを交えながら進行を務め、板橋建設(我孫子市)の板橋寛泰取締役が解説した。
山本さんは、江戸時代に地域の名主・染谷源右衛門が印旛沼の水害を克服するため新川を花見川に接続しようとしたものの、土が軟らかくうまくいかなかったと説明した。その上で、現在は鋼矢板やかごマットなどを使って護岸工事を実施することを紹介した。さらに13.5mという鋼矢板の長さを実感してもらうため、同じ長さの紙を教室内で広げた。
最後に板橋取締役は「将来、建設業に就いてくれる人が出ればうれしい」と述べた。
同校を除いた15年度の出張授業の予定は次のとおり((1)日程(2)対象者(3)ゲスト講師)。
▽八千代市立大和田西小=(1)11月6日(2)4年生159人(3)船越博文船越組代表取締役
▽松戸市立馬橋北小=(1)同9日(2)6年生110人(3)湯浅健司湯浅建設代表取締役
▽四街道市立四街道中=(1)同13日(2)1年生30~40人(3)根本隆彦東邦建設工事長
▽千葉市立土気小=(1)同16日(2)4年生54人(3)伊藤大介伊藤工務店取締役。
▽東金市立福岡小=(1)同17日(2)6年生29人(3)内山弘通鈴木土建代表取締役
▽浦安市立日の出小=(1)同21日(2)4年生87人(3)尾頭博行尾頭建設代表取締役
▽柏市立風早北部小=(1)同24日(2)6年生118人(3)吉田孝幸入吉吉田工業代表取締役
▽流山市立長崎小=(1)同30日(2)4年生90人(3)高橋順一高橋工務店代表取締役
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