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建設工事の動きDigital

建設専門紙が本気でつくった工事データベース

2013/12/27

【おしらせ】来年もよろしくお願いします。

ことしも1年間、公式ブログを読んで頂いてありがとうございました。ことしの更新は、これで終了です。
 来年は6日から再開します。これからも「びるるん」とともに建設通信新聞をよろしくお願い申し上げます。
 ※画像は、びるるんの一族、「どかん」です。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

【社史】大成建設が創業140年を振り返る

大成建設は、創業140周年記念事業の一環として『大成建設140年史』を作成した=写真。1873年に前身の大倉組商会が創業されてから、高度経済成長期を経てスーパーゼネコンになるまでの経緯などを、技術開発や工事実績、社会情勢を交えながら振り返っている。
 140年史は本体とDVD版で構成。本体は2部構成で、1部では1873年から1968年までを「草創期から飛躍の時代」と題して、創業から高度経済成長に伴う業務拡大の経緯を収録している。

【マメりん】トーエネック新CMに足立梨花さんを起用!

トーエネックは、26日からラジオ・テレビの新CM(コマーシャル)の放送を開始した。今回は、朝の連続テレビ小説「あまちゃん」で“マメりん"こと有馬めぐ役を演じた足立梨花さんを起用。2014年10月に創立70周年を迎えるに当たり、電気設備、空調管設備、情報通信設備などを通じ、快適な環境を支える企業として、フレッシュで、親しみやすさを感じてもらうことを狙いにした。
 CMは、同社のマスコットキャラクター「つながルン」が足立さんを案内し、快適の「ワープトンネル」をくぐって、オフィスビルや工場、学校、住宅街など、さまざまな場所へ移動。その空間にいる人々の生き生きとした表情を伝え、「快適以上の環境」を通して、同社が視聴者の生活とつながっていることを印象付ける内容となっている。
 CMソングにはティーナ・カリーナさんの「YELL」を採用した。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

2013/12/26

【CIM】「3次元の日本列島」を無償提供 金沢のソフト会社

公開地形データをアルゴリズムで統合
「内向きのCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)を外向きに」と語るのは、建設コンサルティングとソフトウエアの開発・販売を手掛ける五大開発(金沢市)の佐藤裕司常務システム事業部部長。構想から5年の歳月をかけた日本列島の3次元地形マップ『GONDWANA(ゴンドワナ)』が完成し、一般公開に踏み切った。国土づくりに関連した情報を集約する“場"として「自由に使ってもらいたい」と呼び掛ける。

【新潟】防災・減災プロジェクト2014のシンボルマークが決定

北陸地方整備局や新潟県内の自治体などで構成する「防災・減災新潟プロジェクト2014」統一キャンペーン実行委員会は、今後の活動を支えるシンボルマークとキャッチフレーズを決めた。
 シンボルマークの制作者は新潟県長岡市の長谷部光さん。中越大地震の経験から「防災・減災の大切さを感じた」とし、「災害時に使用する防災ずきんと新潟県の県鳥であるトキを組み合わせ、今回のプロジェクトを表現した」とコンセプトを説明。その上で「見た人が防災・減災を少しでも感じ、まちづくりの貢献に役立てればと思います」と話している。

2013/12/25

【現場の逸品】谷沢製作所の「動きやすいフルハーネス」安全帯

現場の墜落事故防止に普及が進むフルハーネス型安全帯。主要メーカー8社の出荷本数は直近2012年度実績で6万本を超え、前年度に比べ2倍近い伸びを示す。「13年度は5割増を見込む」と手応えを口にする谷沢製作所(東京都中央区)では、新型「誉(ほまれ)」を満を持して市場投入した。

【建築】「福島県建築文化賞」に白河市立図書館

福島県などが主催する第30回県建築文化賞の受賞作品が決まった。正賞は白河市立図書館(設計=第一工房)、準賞には長楽寺禅堂(同=竹中工務店)が選ばれた。優秀賞は伊達市立保原小学校など3点。今回から新設した復興賞は郡山総合運動公園開成山野球場など3点だった。2014年1月17日に福島市の杉妻会館で表彰式を行う。

【インタビュー】仏芸術文化勲章受章の安藤忠雄氏に聞く

安藤忠雄氏(撮影:林景澤)
建築家の安藤忠雄氏が、フランス芸術文化勲章の最高位であるコマンドゥールを受章した。近年日本人では、映画監督の北野武氏、歌舞伎俳優の坂東玉三郎氏が受章している。「文化大国であるフランスからこのような章をいただくのは大変光栄なことだ」と喜びを表す。

2013/12/24

【戦略的広報!】きょう開設 国と団体が立ち上げたHP『建設現場へGO!』

建設業団体や国土交通省、学識経験者などで組織する「建設産業戦略的広報推進協議会」は24日、建設産業の総合ホームページ『建設現場へGO!』を開設する。日本建設業連合会や全国建設業協会、建設産業専門団体連合会、建設業振興基金など、協議会構成団体のコンテンツを集約。将来を担う若者に建設業の魅力を発信する。

【安藤忠雄】仏勲章コマンドゥールを受賞

クリスチャン・マセ駐日大使(右)と安藤忠雄氏
長年にわたって世界的建築家として活躍している安藤忠雄氏がフランスを代表する芸術文化勲章の最高位コマンドゥールを受章した。
 19日に東京都港区のフランス大使公邸で開かれた叙勲式で安藤氏は「20代のころ、コルビュジエに会おうとパリへ向かった。結局会うことはできなかったが、その時にコルビュジエの作品を見て、建築家になりたいと思った」と同国との関係を振り返った。その上で「建築を通じて世界と交流したいと今までやってきた。建築は文化の一端を担うものであり、政治的に難しい問題があっても文化の交流は続けることができる」と語り、設計を担当した中国・上海で進む劇場「Poly Theater」建設プロジェクトを紹介。「これからも日本・フランス・ヨーロッパ・アジアの平和を守るために、文化で交流していきたい」と力を込めた。

【建築甲子園】士会が神奈川工高を表彰 県大会で優勝・準優勝

表彰されたみなさん
神奈川県建築士会は19日、日本建築士会連合会と都道府県建築士会が主催する第4回高校生の「建築甲子園」で神奈川県大会の優勝と準優勝に輝いた県立神奈川工業高等学校の生徒計7人に表彰状と記念品を贈呈した=写真。制作を担当した國島かほり教諭は印刷などの課題を挙げつつ「アイデアは素晴らしく、学生らしい作品になったと自負している」と生徒を誇り、全国大会入賞に期待を寄せた。

2013/12/23

【現場最前線】トルコの長大吊橋! 「イズミット湾横断橋」


ケーソンの施工
トルコ最大の都市イスタンブールの南東約60㎞に位置するイズミット湾口部で中央径間が世界第4位の1550mとなる「イズミット湾横断橋」の建設が進められている。吊橋部上下部工の設計施工一式をフルターンキーで請負ったのは、同国での橋梁工事実績と技術力を高く評価されたIHIインフラシステム(IIS)だ。断層地帯近くでの架橋や、40mという水深での海中基礎工事、37カ月の短納期といった厳しい条件をクリアするため、これまでに培ってきた技術とノウハウを惜しみなく投入している。世界有数の長大吊橋建設は、トルコ西部地域の経済発展をけん引する国家事業であると同時に、日本の吊橋架設技術を次世代につなぐという重要な役割も果たしている。

2013/12/22

【現場の逸品】頭径大ねじもラクラク打込み マックスの「ターボドライバ」

火災発生に伴う近隣への2次被害を防止する目的から準防火地域が拡大し、内装材に強化石膏ボードの使用を義務付ける準防火建築物が増加傾向にある。マックスが新発売したターボドライバは、通常よりも密度が高い強化石膏ボードの施工に欠かせない頭径の大きいJIS規格ねじ「DTSN」向けに開発した。

【書籍】豊富な写真で工事監理を正しく理解 『実務者のための工事監理』

安心・安全という社会ニーズの高まりや建築をめぐる訴訟の増加を背景に、工事監理の重要性が一層増してきている。一方で、実際の工事監理業務は、建築士・建築士事務所ごとに独自の解釈・方法で行われ、大きなバラツキがみられたり、工事監理そのものに対する理解が必ずしも十分とは言えない状況にあるのも事実だ。
 こうした中で、構造計算書偽装問題を受けて国土交通省が2009年9月に『工事監理ガイドライン』を策定。具体的な工事監理の内容や方法などを指針として例示し、工事監理の実効性と理解の向上が期待されている。

2013/12/21

【BIM】部材と家の情報一元化 積水ハウスがBIM&IDDSセミナー

BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の理想の1つは、製造業のように、設計から維持管理までを一元的にマネジメントし、全体最適を実現することであり、住宅メーカーとの親和性が高い。建築研究所と日本建設業連合会が11月に開いた「BIM&IDDSセミナー」では、積水ハウスが講演し=写真、BIMによるサプライチェーンマネジメント効果により、年間30億―100億円のコストダウンを実現したことを明らかにした。

【建築】京都女子大の女性視点で団地リノベーション 都市機構

都市再生機構西日本支社と京都女子大学が進めてきた洛西ニュータウン団地リノベーションプロジェクト(京都市西京区)として、住戸のリノベーション(計8戸)と階段室の美化が完成した。13日に報道関係者に公開した。両者は4月から取り組みを本格化し、京都女子大家政学部生活造形学科の井上えり子准教授と同学科の学生たちが若い女性の視点から団地を見直した。2014年1月25日から2月2日に内覧を行い、3月からの入居開始を予定している。

2013/12/20

【けんちくのチカラ】ピアニスト国府弘子さんとヤマハホール

簡単に持ち運べないピアノは、それが置かれる空間と常に「セット」で、互いに影響し合う。ピアノそのものは木の芸術品とも言われるほど、音の本質に鍵盤や響板など木の素材が重要な役割を果たす。ピアニストの国府弘子さんはそんなピアノの音空間について「アコースティックな響きというのは、(ピアノが持つ)木のぬくもりそのものだと思っています。『コツン』と鍵盤をたたくと、その指先の手応えがピアノの中を通って音になり、ホール空間に広がって、耳や指先に帰ってくる。一瞬のことですが、その木の伝導感のようなものが、自分にとってとても重要なのです」と話す。大好きなホールの一つとして挙げてくれたヤマハホール(東京・銀座)は、ピアノと空間が絶妙に呼応して、指先からの木の伝導感をぬくもりのように全体に広げてくれるのだという。「幸せな気持ちをお客さまとしっかりと共有できる極上の音の響きで、感動する空間です」

【けんちくのチカラ】バイオリニスト木嶋真優さんと兵庫県立芸術文化センター

「初めての楽曲に挑戦する時やコンディションがあまり良くない時、ホールのアコースティック(音響)と同時に、来場いただいたお客さまの温かい雰囲気で随分と弾きやすくなるんです。私の出身地にある兵庫県立芸術文化センター(西宮市、KOBELCO大ホール)では、そのことを強く感じました。ホールに助けられたような気持ちです」。世界的に活躍する若手バイオリニスト、木嶋真優さんはそんな謙虚さを忘れない。同センターの音響は、「葛藤をしなくても自然に出した音がふわーっと広がってくれる感覚があります」と表現する。一方で、木嶋さんの挑戦は、ホールの最高の響きを引き出すことを超えて、響きを自在に操り、その空間を「コントロール」することだという。

【アーキエイド】牡鹿半島の復興支援を活動報告

東日本大震災に対する建築家の復興支援ネットワーク「アーキエイド」は、東京都港区のSHIBAURA HOUSEで「牡鹿半島アーキエイド・ミニキャンプ2013活動報告会」を開いた。全国の大学から宮城県牡鹿半島の地域支援に参加した学生たちが1年間の活動内容を発表、牡鹿半島の“いま"を伝えた。

2013/12/19

【東京五輪】成功には〝ポジティブ・レガシー〟が必要 豪州大使館が先行事例提示

国際コンペで2位になった豪州Coxアーキテクチャー案
オーストラリア大使館が、2020年開催予定の東京五輪を見据えて、日本の自治体や建設業界などを対象に、豪州が持つ施設計画や開発、運営ノウハウや実績を紹介するセミナーを開いた。00年から毎年夏季五輪のコンサルタントを手掛けている「Miアソシエーツ」と、新国立競技場国際コンペで2位になった設計事務所コックス・アーキテクチャー(Cox Architecture)が、シドニー、北京、ロンドンなどの五輪を例に、五輪施設整備の課題や解決法をレクチャーした。
 大使館のブルース・ミラー駐日大使は「これまで豪州は、数々の五輪を成功させてきた実績がある。ロンドンでも豪州の46社が受注に成功している。今後、人材交流も含めて日豪の関係強化がなされることを願っている」と話す。

【グッド・ペインティング】新築最優秀はキッコーマン総合病院に

キッコーマン総合病院
日本塗料工業会(酒井健二会長)、日本塗料商業組合(礒部進理事長)、日本塗装工業会(多賀谷嘉昭会長)で組織するグッド・ペインティング・カラー委員会は、「環境色彩コンペティション・第16回グッド・ペインティング・カラー」(協賛・日刊建設通信新聞社ほか)の入賞作品として3部門計10件を選定した。

【岐阜駅】アスティ岐阜を改修 4月下旬にオープン


 東海旅客鉄道(JR東海)の子会社・名古屋ステーション開発(名古屋市中村区)は、JR岐阜駅で運営する商業施設「アスティ岐阜」(岐阜市)の東側エリアを大規模改修する。2014年1月15日から着工、同年4月下旬にリニューアルオープンする予定だ。
 改修するのは、JR岐阜駅と岐阜市生涯学習拠点施設「ハートフルスクエアーG」との間に位置するアスティ岐阜東側エリア1-3階の総延べ約5000㎡。

2013/12/18

【復興】青葉区中央に「仙台ワシントンホテル」が開業

 菊重(仙台市若林区、菊地重友社長)が同市青葉区中央に建設を進めていた菊重ビルが完成=写真、17日に「仙台ワシントンホテル」として開業した。設計は久米設計、施工は錢高組が担当した。ホテルは藤田観光が運営する。
 規模はS造9階建て延べ6187.4㎡。1階にはコンビニエンスストアが入居し、2階から9階は223室の客室となる。屋内の一部には、カキ殻を活用したしっくい壁(開発=菊池技研コンサルタントなど)が使われている。

【臨海副都心】大型歩道橋 青海・台場クロスウォークが開通

東京都港湾局と臨海副都心まちづくり協議会は17日、国土交通省関東地方整備局川崎国道事務所が進めていた長さ約100mの大型歩道橋「青海・台場クロスウォーク」の開通式を江東区青海1丁目地先の現地で行った。国道357号線と首都高速湾岸線を挟んで向き合うダイバーシティ東京プラザ側とフジテレビ本社ビル側の4地点を屋根付き高架の歩道で結ぶことで、お台場中央交差点を通る歩行者の安全、利便性の向上と交通混雑の緩和を図る。巨大なサイズと「X」型の形状、半透明な屋根部分などのスタイリッシュな外観を持つ新歩道橋は、臨海副都心エリア発展の新たなランドマークとなる。

【羽生PA】テーマパーク型の「鬼平江戸処」が、あす日開業!

東日本高速道路が、埼玉県羽生市の東北自動車道(上り線)・羽生パーキングエリア(PA)で整備を進めていたテーマ型エリア「鬼平江戸処(おにへい えどどころ)」が19日に開業する。作家・池波正太郎の代表作『鬼平犯科帳』の世界感を建物の外観、内装から小物に至るまで取り込み、江戸の空気感あふれる空間を創出している。

2013/12/17

【ガンバ大阪】吹田市立スタジアムが起工! 安井事務所が設計


 プロサッカークラブ「ガンバ大阪」のホームスタジアムとなる(仮称)吹田市立スタジアムの起工式が15日、大阪府吹田市にある千里万博公園内の現地で行われた。設計施工は竹中工務店、CM(コンストラクション・マネジメント)を安井建築設計事務所が担当。2015年秋の完成を目指している。
 神事「起工の儀」では、スタジアム建設募金団体の金森喜久男代表理事、関西経済連合会の下妻博相談役と森詳介会長、川淵三郎日本サッカー協会最高顧問、大東和美日本プロサッカーリーグチェアマン、鬼武健二大阪府サッカー協会会長、野呂輝久ガンバ大阪社長の7人で鋤(すき)を入れた。続く鍬(くわ)入れでは、施工者代表の竹中統一竹中工務店取締役会長が力強く鍬を振るった。

【日光東照宮】400年の歴史伝える 新宝物館が上棟!

日光東照宮が400年式年大祭記念事業の一環で造営している新宝物館の上棟式が6日、栃木県日光市の現地で開かれた。江戸幕府を開いた徳川家康の生涯と日光東照宮400年の歴史・文化を伝える宝物館の完成に向け、施工を担当する清水建設・鹿島・東武建設JVの職員が建物の屋根に登り、木槌で屋根を打ち鳴らす上棟の儀や、紅白の餅まきを盛大に行った。上棟を祝うとともに、工事の安全と完成を祈念した。2014年8月の竣工を目指す。

2013/12/16

【ロボット】国交省が4技術で実証実験 インフラの点検に本格活用へ

走行系ロボットの実証実験、遠隔操作で配管を乗り越えるロボット
国土交通省は、社会資本ストックの戦略的な維持管理・更新に向けた、インフラの点検・診断に関する新技術の実証を本格スタートした。民間から公募し10月に32技術を選定した「コンクリートのひび割れについて遠方から検出が可能な技術」のうち、ロボットに関する4技術の実証は6日までに完了。橋梁や排水機場を対象に飛行系ロボット3件と走行系ロボット1件を試行し、成果や今後の課題も浮かび上がってきた。検証の状況を追った。

【建築】銀座で卒業生100人の展示会 東京都市大建築学科

東京都市大学建築学科の同窓会「如学会」と同大建築学科は、さまざまな分野で活躍する卒業生の取り組みを紹介する「建築100人展2013銀座展」を22日まで東京・銀座のタチカワブラインド銀座スペース「Atte」で開いている。デザイン・設備・構造・施工などの分野から100人以上の卒業生の成果が展示されている=写真。

2013/12/15

【土木】土木構造物のデザインコンペ 最優秀に富山大

土木デザインの設計提案競技「景観開花。10」の公開最終審査が7日、仙台市青葉区のエル・パーク仙台で開かれた。応募があった19作品の中から、野中美和さんと大島堅太さん、宮崎和也さん、堀昭仁さん(いずれも富山大)による「祭りに誘われて」が最優秀に選ばれた=写真。

【現場の逸品】エーワンが「現場表示」をラベル印刷可能に

エーワン合同会社(東京都千代田区)が、建設現場などの過酷な環境下に対応したサインラベル「屋外でも使える」シリーズのラインアップを拡充している。オフィスにある通常のプリンターで印刷できるため、現場事務所などで重宝しそうだ。

2013/12/14

【着工】イオンモール木更津店が大林組で 10月オープンへ

イオンモールは、千葉県木更津市に計画しているショッピングモール「イオンモール木更津」の工事に、大林組の設計施工で着手した。2014年10月のオープンを予定している。
 規模は、2階建て延べ約8万9000㎡(外部棟を除く)。このうち約6万8200㎡を賃貸する。駐車場は約4000台分を確保する。

【BIM】データ連携と日本仕様を強化 Vectorworks最新版

「CAD内部だけで3次元モデルをつくるリトルBIMから、IFCを中心とした相互運用性を実現するビッグBIMまで、対応するアプリケーションに成長した」。エーアンドエー(東京都千代田区)の佐藤和孝BIM・ソリューション企画推進課長は、2次元・3次元CAD「Vectorworks(ベクターワークス)」をそう表現する。

2013/12/13

【硝子】宙に浮く階段! 旭硝子がサスペンション構造で実現

旭硝子の機能体感スペース「AGC studio」(東京都中央区)に、世界初となるサスペンション構造のガラスらせん階段が完成した。つり下げたガラス階板を独立して固定することで“宙に浮く階段"の実現となった。

【再生】高島平団地を「MUJI」ブランドでリノベーション

都市再生機構とムジ・ネット(本社・東京都豊島区)が共同で取り組む「MUJI×UR 団地リノベーションプロジェクト」の首都圏での初弾プランとなる住宅が、高島平団地(東京都板橋区)に完成した。1972年に管理を開始し、かつては“東洋一のマンモス団地"と称された同団地を舞台に、「こわしすぎず、つくりすぎない」をコンセプトに掲げ、団地の特徴である古い柱などを空間のアクセントとして残しながら、キッチンや床材などを開発。暮らしに合わせて自由度の高い空間に再生した。
 これを皮切りに14年度からは、「品川八潮パークタウン潮路南」(品川区)「国立富士見台」(国立市)など首都圏の団地でも積極的に展開する考え。

【山手線】始発までに設置 目白駅にホームドアが完成

東日本旅客鉄道(JR東日本)東京支社が発注、東鉄工業が施工した山手線・目白駅ホームドアが供用開始した=写真。JR東日本が安全対策の一環で進めている山手線のホームドアは全29駅のうち、恵比須など8駅で使用開始(10月末現在)。東鉄工業では目黒、大崎、駒込駅に続き今回で4件目の受注となる。

【国立新美術館】未来の家テーマに「DOMANI・明日展」を開催

未来の家って、どんな家?--文化庁などは14日から、東京都港区の国立新美術館で「未来を担う美術家たち 建築×アートDOMANI・明日展」を開く。「未来の家」をテーマに、43人の建築家と8人のアーティストたちが作品を制作した。建築界と美術界の将来を担う作家たちによる多彩な表現に期待が集まる。

2013/12/12

【内藤廣】新国立競技場再考要望に反論! 「審査は公平だった」

事務所のHPに掲載されている文書
新国立競技場をめぐって再考を求める動きがあることに対し、国際デザイン・コンクール(コンペ)の審査委員を務めた内藤廣氏が一人の建築家として「現在の状況に対するわたくし個人の見解と危惧」を事務所のホームページ(HP)で公表した。コンペ実施の手続きや情報発信のあり方は「反省点」としつつも審査は公平に行われたと強調。また、神宮外苑地区の歴史性や景観、コスト、規模などに関する指摘には、複数の視点・切り口から反論し、「これを機会に、東京を次の半世紀に向けて強くする。新しい国立競技場は奇異な形に見えるかもしれないが、これを呑みこんでこそ、次のステップが見えてくるのではないか」と提起している。

【建築】タマホームデザインコンペ 最優秀に東京芸大の森田さん

タマホームは12日、東京都千代田区の帝国ホテルで第2回タマホームデザインコンペティション2013の公開審査会を開いた。「住まいの新しいベーシック」をテーマに学生や若手建築家などから785件の応募があり、最優秀賞は東京芸大大学院修士1年の森田夏子さんの作品「物語を集めるように建てる家」が選ばれた。

【LED農園】小松菜も生産! 西松建設が年明けから本格事業化

西松建設は、玉川大学(東京都町田市、小原芳明学長・理事長)との産学連携で共同研究・開発したLED(発光ダイオード)農園の事業化に向けた検証に着手する。2014年から同大学構内のLED農園「Sci Tech Farm(サイテックファーム)」での生産を増強するとともに、LED農園の生産支援パッケージを検証するための工場を相模原市に建設し、年明けから試運転を開始する予定だ。

2013/12/11

【建築】最優秀に藤本壮介氏 守山市の浮気保育園

滋賀県守山市は、浮気(ふけ)保育園改築の建築基本・実施設計業務の委託者選定で公募型コンペを実施した結果、藤本壮介氏(東聖藤本壮介建築設計事務所)の作品を最優秀作品として選定した。近く契約する。同氏は周辺の環境と調和した地域交流の場を提案した。次点には竹山聖氏(設計組織アモルフ)が選ばれた。2014年3月末にも設計作業を完了し、6月議会後の着工、15年4月の供用開始を目指す。

【CIM】トプコンが「覗かない」「高さも測れる」測量機器新商品

「覗かないトータルステーション」 LN-100
トプコンは、土木現場の3次元データ活用を促進するための測量機器2機種を発表した。同社は両製品について「覗かないTS(トータルステーション)」「レーザーとGNSS(衛星測位システム)を融合した高さも測れるレベル」などと呼び、これまでの常識にとらわれない新商品だとしている。

【オフィス向け】高級間仕切りの国際ブランド クレストラが設立100周年

同社が手掛けたAdobeの日本オフィス
世界最大級のスチールパーティションブランド、クレストラ・ハウザーマンが、設立から100周年を迎えた。本社はフランスのストラスブルグ、米国本社をペンシルベニア州に置いている。同社の製品の特徴は、高品質で移動可能なオフィス用パーティションだ。日本国内にもクレストラ株式会社(フェルナンド・イグレシアス代表取締役)を置き、積極的なビジネス展開を行っている。

2013/12/10

【大宮】駅東口商店街にイルミネーション 芝浦工大がコラボ

芝浦工業大学システム理工学部環境システム学科澤田研究室(澤田英行教授)による、「地域とつくる大宮駅東口商店街イルミネーションプロジェクト」の点灯式が6日、さいたま市大宮区のJR大宮駅の東口商店街、大栄橋のたもとで開かれ、師走の商店街を彩った=写真。

【女子力】「ゼネ女」100人が清水建設新本社を見学

ゼネコン約20社の女性職員が中心となって構成する「ゼネコン女性交流会」は6日、清水建設新本社(東京都中央区)と、新本社に隣接する京橋こども園を見学した。今回の企画のまとめ役である清水建設設計部業務施設設計部の小山敦子さんが、「完成物件を見学するのは初めてで、新本社を見たいという要望は多かった」と話すように、最先端技術を導入した同社の新本社ビルへの注目度は高く、今回で6回目を迎える交流会には過去最多の約100人が参加した。

【建築】最優秀に清水建設 東京ガスの建築環境デザインコンペ

東京ガス主催の「第27回建築環境デザインコンペティション」の公開審査会と表彰式が、東京都千代田区のホテルニューオータニで開かれ=写真、最優秀賞に大橋一智氏(清水建設)らの「棲みかへ」が選ばれた。
 コンペの課題は「『設備』を可視化した建築」。海外を含め77作品の応募があり、公開審査に6作品が進んだ。

【現場の逸品】TS出来形を事前チェック 福井コンピュータが無料ツール

福井コンピュータは、情報化施工のTS(トータルステーション)出来形管理で作成する無料ツールの提供を10日から始める。TS出来形のXMLデータを検査時に素早く確認できるもので、同社は「発注者と受注者双方に確認用ツールとして活用してほしい」と呼び掛ける。
 国土交通省では、2013年度からTS出来形管理技術の使用を1万m3以上の土工工事に指定した。TSで測量した位置座標データを出来形値に変換し、設計データとの差を算出する技術で、既に12年11月時点で309件の活用実績があり、活用率は65.3%に達していた。

2013/12/08

【現場最前線】34時間で東海道と横須賀線を切換! JR東日本の品川駅改良

東日本旅客鉄道(JR東日本)は、品川駅改良第3回線路切換工事を実施した。東京工事事務所から受注した東鉄工業が施工し、11月22日終電後から24日午前10時20分ごろまで、一部電車を運休し、約34時間かけて線路切換工事を計画どおり終えた。
 線路切換では、新車両基地(電留線ほか25線、軌道延長約15㎞)の使用を開始し、現車両基地(旧田町車両センター)を廃止。車両基地東京方で、分岐器1組を撤去し、新車両基地と東海道上り線を接続した。

【復興版】震災遺構は貴重な共有財産 木村拓郎防災・復興支援機構理事長

既に撤去された第18共徳丸
震災遺構を巡る議論が活発化する中、復興庁は「各市町村1カ所」「初期費用の負担」「維持管理費は対象外」などとする被災自治体への支援方針を示した。一方、複数の遺構保存を検討している自治体もあり、同庁の対応には今後異論も出そうだ。こうした中、仙台市の第3回震災メモリアル等検討委員会で講演した木村拓郎防災・復興支援機構理事長は、「震災遺構は全国民が共有して後世に残すべき貴重な財産」と遺構を保存する意義を強調。これまで多くの災害で発生した遺構の保存状況を踏まえつつ、民間による取り組み事例などを紹介した。

2013/12/07

【現場最前線】土木現場に3次元モデル さがみ縦貫相模川橋上部工事

大林組が施工する相模原市の「さがみ縦貫相模川橋上部工事」で、CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)が現場運営に効果を発揮している。橋の中央径間は長さ150mに達し、左右のバランスを取りながらPC(プレストレストコンクリート)を張り出す難しさに加え、錯そうする桁端部の配筋にも緻密な施工が求められる。大賀猛所長は「事前の作業確認に3次元モデルが有効に作用している」と、CIM導入の効果を口にする。