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建設工事の動きDigital

建設専門紙が本気でつくった工事データベース

2014/11/30

【素材NOW】新たな天井下地材登場! 軽さと加工の容易さに熱視線 三菱樹脂


石膏ボードに代わる新たな天井下地材として、三菱樹脂が軽量不燃発泡複合板を開発した。ポリウレタン樹脂の原液を提供する中で「自らが完成品を販売する用途転換の一環」と、小林正英理事複合材事業部長は強調する。来春の販売に向け準備中だが、天井耐震化対策を完了した東京都港区の建築会館ホールに初採用され、発売前から多くの問い合わせが舞い込む。石膏ボードの8分の1という軽量特性に注目が集まっている。

【技術裏表】膨らむ塩ビが管内部に密着! 老朽化マンションの横主管に非開削対応

積水化学工業がマンション共用排水管の更生技術「リノベライナー工法」を開発した。共用排水の立て主管下部から最初のマスまでの横主管部分に対応した技術で、楕円形の硬質塩化ビニル管を折りたたんで加熱しながら管内に挿入し、蒸気で円形復元させ、エアで管内部に密着させる。90度の曲部もしわなく更生できる優れものだ。

【現場の逸品】デザイン済みの「現場用」屋外専用ステッカー ヒサゴ

ラベルシールメーカーのヒサゴ(名古屋市)が屋外専用ステッカーシールの販売を始めた。東京営業課の安達真人=写真=さんは新商品『ピタロングステッカー』を手にとり、満面の笑みを浮かべながら「建設現場の方々に意見をうかがいたい」と呼び掛ける。足元注意や立入禁止など工事現場で要望の強いマーク全20アイテムを取りそろえた。

2014/11/29

【次代を担う】新鉄鋼ビル建替計画(仮称)佳境を迎えた現場 首都大学東京・寺村大真

戦後の高層オフィスビルの草分けとして知られる第1鉄鋼ビルとそれに隣接していた第2鉄鋼ビルを建て替えるプロジェクトが佳境を迎えている。建設地はJR東京駅八重洲北口に隣接し、外堀通りと永代通りに接する。その(仮称)新鉄鋼ビル建替計画現場を首都大学東京都市環境学部建築都市コースの権藤研究室、芝浦工業大学工学部建築工学科の蟹澤研究室と志手研究室の学生計9人が訪ねた。リポーターは権藤研の寺村大真さん(4年生)。

【南極観測隊】段取りは万全! 2度目の派遣、設営作業に臨む 飛島建設・佐藤さん

第56次南極地域観測隊(夏隊)の隊員として、25日に日本を発つ。昨年(第55次隊)に続く2度目の派遣で、「昭和基地の建物や資材の位置を把握しているので、到着後は直ちに設営作業に入れる。前回に比べて作業の物量が多く、必然的に人の出入りも激しくなる。高所作業も多いため、安全を第一優先に任務を完了したい」と力強く語る。

2014/11/28

【けんちくのチカラ】最も神に近づいた時間! 和太鼓奏者 レナード衛藤さんとアムステルダム旧教会

「今までで最も神に近付いた時間だったと思います」。日本の和太鼓奏者のレナード衛藤さんはことし4月、オランダの「アムステルダム旧教会(アウデ・ケルク)」でのパイプオルガンとの共演で、奇跡のような音の空間と出会い、そう思った。文化庁の文化交流使に選ばれての得難い経験の一つだ。旧教会の内壁には木がふんだんに使われている。高さ約20mの天井を持つ空間に、どこまでも音が広がってしかも「芯」があるのだという。「あれほどの音は初めて」。オルガン奏者が見えず、耳だけが頼りの即興演奏だったことも、奇跡の音につながったのかもしれない。

【塗装の日】榴岡公園ベンチを塗り替えて気持ちよく 日塗装宮城がボランティア

日本塗装工業会宮城県支部(小野徳一支部長)は、仙台市宮城野区の榴岡公園で恒例の塗装ボランティアを実施した=写真。

2014/11/27

【長野北部地震】早期復旧目指し無人化施工バックホウも投入 関東地整

関東地方整備局は、22日に発生した長野県北部を震源とする地震による被害の迅速な復旧に向け、長野県、白馬村、小谷村など被災自治体の支援を加速させている。被災直後に対策本部を立ち上げ、TEC-FORCE(テックフォース=緊急災害派遣隊)やリエゾン(情報連絡要員)、災害対策車両の派遣を開始。現地では余震が続き、25、26の両日は雨天となるなどさらなる土砂災害による二次被害も懸念されるため、早期復旧に向けた支援を強化していく。

【復“幸”支縁】両国回向院で気仙沼・地福寺の地蔵菩薩が「出開帳」

震災による津波で被災した宮城県気仙沼市の地福寺。片山秀光住職が、震災時に背負って守った本尊延命地蔵菩薩座像を、東京都墨田区の両国回向院で拝観できる「出開帳」が11月8日から24日まで開かれた。写真は会期中に披露された気仙沼郷土芸能の「明戸虎舞打ちばやし」。

【働きかた】現場勤務を糧に「個人の能力」伸ばしたい 高砂熱学工業 豊岡さん 吉田さん

女性技術者の活躍の場が広がりつつある中、高砂熱学工業が空調設備工事を担当している東京・赤坂の「紀尾井町プロジェクト」(赤坂プリンスホテル跡地開発)では、住宅棟の現場所長を務める入社7年目の豊岡真奈美さん=写真左=と、入社3年目の吉田英美さん=写真右=が現場での調整などに奮闘中だ。豊岡さんは「女性だから、ではなく、個人としての能力をみてほしい」と語る。吉田さんも「幅広い現場を経験しキャリアに生かしたい」と意欲を燃やす。

2014/11/26

【長野北部地震】建協大北支部が24時間態勢で復旧作業 関東地整はTEC-FORCE派遣

長野県北部を襲った22日の地震後も余震が頻発する中、被害が大きかった白馬村やその周辺自治体を担当エリアとする長野県建設業協会大北支部(西沢信男支部長)は速やかに災害対策本部を設置し、被災した村道、県道などの復旧工事に着手した。西沢支部長は、「24時間態勢で作業している。昨年の今ごろは雪が降っていた。ことしもいつ降り出してもおかしくない。スピード感を持って復旧させたい」と力を込める。

【親子現場見学会】D51鉄筋の重さ実感! 安全帯の使い方も指導 日建連中部

日本建設業連合会中部支部は22日、親子現場見学会を開いた。 建設業関係者の家族が参加し、普段父親らがどのような仕事をしているのかを見ることで、家族の絆を一層深めた。 当日は、木曽三川公園と船頭平閘門を見学した後、 中日本高速道路会社の新名神高速道路で建設が進む橋りょう工事の現場を見学した。

【ものつくり大学】「先生!」現役社長が鉄筋組立を指導 RC造建築物を造る

ものつくり大学(梅原猛総長)の建設学科の授業に現役の職人が非常勤講師として参加している。24日から始まった今年度第4期授業の1年生テーマは、「鉄筋コンクリート構造基礎及び実習」。土工事、仮設工事、コンクリート工事、型枠工事、鉄筋工事など具体的な建設作業を学生が自ら行い、RC造の小さな倉庫を建築する。大学から要請を受け今年度第3期授業から、東京都鉄筋業協同組合(東鉄協)から派遣された鉄筋業の社長自ら、非常勤講師を務めている。これまでの教室や構内実習での授業を受け、実習として小規模の平屋建て倉庫とはいえRC造建築物を実際に造る実践編となる。写真=鉄筋を結束するハッカーがうまく使えず手で結束する学生に、苦笑いする場面も。

【住宅課題賞2014】優秀賞1等に松本さん(前橋工科大)の「まちなかにある集合住宅」


東京建築士会は、東京都江東区の竹中工務店東京本店で第14回「住宅課題賞2014」公開審査会を開き=写真、36大学45学科の参加作品の中から優秀賞1等に松本寛司さん(前橋工科大学4年)の作品「まちなかにある集合住宅」を選んだ。

2014/11/25

【就業体験】着工から完成まで 東播工高生が通年型で作業に従事

兵庫県加古川市にある県立東播工業高校(岩田薫校長)建築科2年生の生徒33人が、授業の一環で通年型のインターンシップ(就業体験)に取り組み始めた。兵庫県建設業協会加印支部(加古川市)が全面的に協力。産学が連携し長期にわたる就業体験の場を提供、建設業への入職促進につなげていく独自の試みだ。

【建築】国内最大の耐火木造! 南陽市新文化会館で構造見学会

国内最大の耐火木造ホールとして注目される山形県南陽市新文化会館の構造見学会が20日に開かれた=写真。戸田建設・松田組・那須建設JVなどの施工で工事が最盛期を迎える同工事の現場見学には、全国の自治体や設計事務所、メーカーなどから約430人が詰め掛け、ダイナミックでぬくもりあふれる大規模木造建築に、驚きの声を上げていた。同市と次世代木質建築協議会、美しい山形・最上川フォーラムなどが共催した。

【BCS賞】2015年1月6日から30日まで候補作品の募集開始 日建連


日本建設業連合会(中村満義会長)は2015年1月6日から同30日まで「第56回BCS賞」の候補作品を募集する。15年4月30日時点で供用開始後1年以上を経過した国内の建築・建築群が対象で、15年7月の理事会で会長が受賞作品を決定、同年11月に表彰式を開く。写真は昨年受賞の「シティホールプラザ アオーレ長岡」。

2014/11/24

【現場最前線】安全・効率を堅持! 巨大仮橋から上下部工一体施工 新名神 坊川第三橋工事

大成建設が上下部工一体の施工を担当する「新名神高速道路 坊川第三橋工事」では地上に作業ヤードが確保できないため、施工区域全域に構築した長さ約800m、広さ約9800㎡の巨大仮橋上からさまざまな作業が進められている。最高高さ約40mでの高所作業、狭い作業スペースに、他工区の排出土運搬ルートにも併用されている仮橋上を1日約200台のダンプが往復するという特殊条件が加わる。厳しい条件下で基礎、下部、上部工事が同時進行し、最盛期を迎える現場で陣頭指揮を執る同工事作業所の西川伸之所長は、「ジャスト・イン・タイム」(JIT)による効率施工と、綿密な安全管理を高次元で融合させながら、急峻な山間で高品質な橋づくりに挑んでいる。

【現場の逸品】コスト25%ダウン S造基礎向け露出型柱脚「ベースパック」

岡部が露出型柱脚工法「ベースパック」の主力商品となる柱外径150mm-300mmに対応するI型Rシリーズをフルモデルチェンジする。アンカーボルトの配置調整により、設計価格で最大25%のコストダウンを実現する。2015年1月から販売を開始し、25%の出荷増を見込む。

2014/11/23

【メンテ日本】920メガヘルツ帯を使え! インフラ老朽化に無線監視システム

沖電気工業が、インフラの老朽化対策や防災対策への対応に本腰を入れている。強みのセンサー技術や無線技術などを生かし、変状を常時監視できる機器やシステムを開発。今後需要が見込まれるインフラ点検業務への投入を見据え、実用化に向けた検討を進めている。そのかぎを握るのは、920メガヘルツ帯無線の活用にあるという。

【技術裏表】広がるDCIM データセンター運用を最適化、クラウド時代を担う


ITシステムで視覚的にDCを管理
シュナイダーエレクトリック(東京都港区)がデータセンターの運用を最適化するDCIM(データセンター・インフラストラクチャー・マネジメント)の概念を打ち出したのは5年ほど前。「最近はゼネコンからの相談が舞い込むようになった」と、ソフトウェアグループの鈴木良信プロダクトマネージャは時代の変化を予感している。グローバル展開する同社の中でも、DCIM分野の業績は年率20%を超え、成長が著しい。この概念が市場に何をもたらそうとしているか。

2014/11/22

【FRASH構法】異なる構造の梁を組み合わせ、柱のない大空間を実現

東京都八王子市中野町の工学院大学八王子キャンパスで『ふらっと/19号館』の建設がフジタの施工により進められている。機械工作実習や学生プロジェクト制作の場に活用される「ものづくり拠点」として位置付けられている施設で、実習作業がしやすい大空間を創出するために、同社の「FRASH構法」が採用されている。

【金沢アート情報】“旬”の建築イベントが目白押し! 

金沢市の市民芸術村で、15日から「谷口吉郎・谷口吉生展」が始った。同市内ではこのほかにも1日から金沢21世紀美術館で約80人の建築家の作品を紹介し、戦後日本建築を振り返る「ジャパンアーキテクツ1945-2010」や「3・11以後の建築」と題して25組の建築家の取り組みを紹介する建築展などが開かれるなど、建築イベントがめじろ押し。来年3月に北陸新幹線開業を控え、武家屋敷などの古い街並みとともに明治以降の近代建築や新しい美術館、図書館などの公共建築も随所で目にすることができる金沢の建築文化にいま注目が集まっている。写真は「親子」展について語る谷口吉生氏。

2014/11/21

【担い手】未来を「つくる」役割をアピール 熊本建産連がテレビCM


 未来を「つくる」、笑顔を「つなぐ」、暮らしを「まもる」--。熊本県建設産業団体連合会(橋口光徳会長)が制作したテレビCMが21日から同県内民放4社で放映される。建築や橋梁、砂防の現場で働く技術者・技能者の姿を通じて広く県民に建設産業の担う役割をアピールし、将来の担い手確保につなげる。放映は2015年3月末まで。21日から2015年3月31日まで、県内民放4社でおおむね600本程度の放送を予定している。

【海外受注】大林シンガポールが1400億超のチャンギ空港複合施設

大林組の現地法人である大林シンガポールは、シンガポールのチャンギ空港に建設する総延べ13万㎡の複合施設と第1ターミナル拡張工事を現地建設会社のウォー・ハップとのJVで受注した。JVスポンサーはウォー・ハップで、受注額は15億7000万シンガポールドル(約1425億円)。2014年末の着工、2018年末の完成を予定している。

【土木】土木学会が100周年を記念して国際フォーラム

土木学会(磯部雅彦会長)は20日、100周年記念事業の一環で、「国際フォーラム“社会インフラの豊かな生活への貢献"」を東京・丸の内のJPタワーホール&カンファレンスで開いた。アジア、米国、欧州の11カ国の土木関係学会が出席し、豊かな社会を実現するために土木工学が果たすべき役割や国際協力について討議した。

2014/11/20

【アラップジャパン】25年を節目に総合事務所へ転身 彦根茂代表に聞く

構造設計と自然光シミュレーションを担当した「江の島湘南港ヨットハウス」
(設計・ヘルム+オンデザインパートナーズ、2014年4月竣工)写真提供:アラップ
オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッド(東京都渋谷区)が設立から25年の節目を迎えた。構造設計を足掛かりに設備設計、ファサード、PPM(プログラム&プロジェクト・マネジメント)などの機能を付加しながら着実に成長してきた。彦根茂代表は「総合エンジニアリング事務所として転身できた」と手応えを口にする。

【JR成田線小林駅】南北アクセス大幅に向上 橋上駅舎を供用開始


 千葉県印西市にあるJR成田線・小林駅の自由通路の一部と橋上駅舎が9日に使用を始めた。周辺に広がる田園地帯と現代的な住宅地に溶け込むデザインの新駅舎は、自由通路と一体化して駅南北のアクセスを改善するとともに、バリアフリー機能を充実させ、利用者や近隣住民の利便性向上に貢献する。工事は東日本旅客鉄道(JR東日本)千葉支社が印西市から受託し、東鉄工業が施工を担当している。

【建築】アイカ工業が竹原義二氏の講演会 名古屋市西区で11月28日

(写真:アイカ工業リリースより)
アイカ工業は28日午後3時30分から、名古屋市西区のウェスティンナゴヤキャッスルで、建築家の竹原義二氏を招いて講演会を開く。テーマは「素材から近作を語る-住宅から福祉まで」で、素材の本質を探究し、作品を生み出すプロセスを語ってもらう。
 予約制で参加は無料。先着120人まで受け付ける。希望者は会社名、氏名、住所、電話番号、参加希望人数を明記した上で、ファクス(052-757-1062「アイカ工業設計推進部 高木誠宛」)で申し込む。
 問い合わせは、電話052-757-1055。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

2014/11/19

【高宮眞介連続講義】第2弾は「辰野金吾から丹下健三まで、日本の建築家20人」

飯田善彦建築工房・ArchishipLibrary&Cafeは12月6日から計6回(隔月1回)、高宮眞介連続講義Vol.02「辰野金吾から丹下健三まで-私にとっての近代日本の建築家20人-」を開く。7月に終了した連続講義の第2弾で、今回は近代日本をテーマに取り上げる。定員は30人。受講料は4万円。申し込みは11月24日午後1時から電子メールで受け付ける。

【クリスマス】「KITTE」に高さ約14.5mのクリスマスツリーがお目見え

日本郵便と東日本旅客鉄道(JR東日本)、三菱地所が東京・丸の内に建設したJPタワーの商業施設「KITTE」で、ことしも屋内日本最大級の高さ約14.5mのクリスマスツリーがお目見えした=写真。12月25日までのクリスマスイベント「WHITE KITTE」期間中、真っ白な雪が降り積もったかのように雪化粧したツリーが展示され、白銀の世界を感じることができる。音楽と照明による2種類のライトアッププログラムも実施されている。17日に行われたセレモニーでは、女優の吉瀬美智子さんがライトアップスタートボタンを押し、ライトアッププログラムの上映が始まった。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

【油吸着材】40倍の吸着量! 100%天然繊維で焼却時も安心の「エコパッド」

建設用資材の販売などを手掛ける活充企画(千葉県四街道市)が開発した100%天然繊維の油吸着材「エコパッド」の利用が広がりをみせている。ダムや河川、港湾などでの油流出事故現場で活躍しているほか、工場、飲食店や食堂のグリストラップなど油脂が発生する場所であればどこでも使用できるなど用途は広い。今後も製品を改良し、コスト削減に努めるほか、特注品の製造にも応じる考えだ。

2014/11/18

【復興特別版】石巻のバージョンアップ目指す「ISHINOMAKI2.0」 理事・渡邊さんに聞く

震災を契機に地元の若手商店主らと首都圏の建築家やデザイナーなどで立ち上げた「ISHINOMAKI2.0」(宮城県石巻市、松村豪太代表理事)。同市中心部を震災前よりもバージョンアップさせるまちづくりを展開し、人口流出や少子高齢化という社会的課題の解決にも取り組んでいる。理事の1人で中核事業のひとつ「2.0不動産」の代表を務める渡邊享子さん(東工大大学院博士課程、日本学術振興会特別研究員)=写真=は、震災直後から住環境デザインとコミュニケーションを切り口に、市中心部に必要なコンテンツを備えた開かれた場づくりや、移住者のための住環境整備を進める。一昨年に移住し“第2のふるさと”と呼ぶまちの復興に掛ける思いを聞いた。

【落書きなくし隊】まちをきれいに! 日塗装福岡が小中学生、住民と連携

日本塗装工業会福岡県支部は15日、福岡市交通局姪浜車両工場外壁など福岡県内の8カ所で「落書きなくし隊」ボランティアを実施した。会員や住民らが参加し、高架下の外壁などをきれいにした。

【キャタピラー】女子ゴルフの上田プロが副賞ミニ油圧ショベルを広島県に寄贈

キャタピラージャパンが8月22日から24日にかけて神奈川県の大箱根カントリークラブで開いた女子プロゴルフトーナメント「CAT Ladies 2014」で優勝を飾った上田桃子選手が、副賞である「Cat 303E CR ミニ油圧ショベル」を広島県に寄贈した=写真。ショベルは、広島県警機動隊本部で8月に発生した土砂災害の復旧などに役立てる。

2014/11/17

【山下PMC】建設投資-日本社会における適正規模と適正なリソース配分について 2020以降の建設学

建設業界は活況にもかかわらず、世の中は景気が低迷しているとのことだ。本当にそうなのだろうか? それは消費のことだろうか? それとも投資のことだろうか? 消費のことならば分かる。よく言われる消費税アップ後の消費落ち込みの影響が出ているのだろう。それでも、こと投資、それも設備投資に関して言えば、どの業種からの引き合いも旺盛であることを考えると、それほど景気が低迷しているとも考えにくい。

【BIM教室】小学校をBIMソフトで改造だ! 安井建築設計の佐野社長が母校で特別授業

小学生に建築の面白さを--。BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を使った特別授業が7日、兵庫県西宮市にある仁川学院小で行われた。安井建築設計事務所の佐野吉彦社長が講師を務めた。

【ハーフェレ】学生デザインコンペ 最優秀賞は理科大の岡崎さん、鈴木さん「隅家」

ドイツ・ハーフェレ社子会社で、家具用金具、インテリア用品の製造販売や輸出入を手掛けるハーフェレジャパン(横浜市)は、東京都港区のドイツ文化会館で「第6回ハーフェレ学生デザインコンぺティション」の授賞式を開いた=写真。

【ぐんケンくん】ゆるキャラグランプリ・企業その他部門で17位獲得!

ゆるキャラグランプリ2014に出場した群馬県建設業協会(青柳剛会長)のマスコットキャラクター・ぐんケンくんは、総エントリー1699体から総合71位、企業その他部門では17位となり、初出場ながら上位に食い込んだ。

2014/11/16

【素材NOW】受け取り人、送り主、配達人の3方良し! amazon対応の次世代ポスト

「投入口を左右に1cm広げるのに、30年かかってしまった」。ナスタ(東京都中央区)の笹川順平社長は、新たに市場投入した郵便受箱(ポスト)への思いをそう表現する。ネット通販が普及し、メール便の配達件数が大幅に増加する中、ポストに入らない荷物は65%にも達する。これを解消できれば配達の効率化やドライバーの業務負担軽減にもつながると、日本郵便やアマゾンジャパンも賛同し、差入口の大きい次世代ポストが誕生した。

【ArchiFuture2014】「施工部門がモデリングすればいい」 大手5社のBIM担当が激論!

10月に開催されたイベント『ArchiFuture2014』で、ゼネコン大手5社のBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)担当者が、「熟練技術者不足時代にこそ求められる施工現場における建設プロセス・イノベーション」について討論した。議論は現場の効率化から施工図表現や組織の役割分担といった従来ルールの見直し、さらには「施工」の業務範囲の拡大にまで発展した。

【現場の逸品】ツーバイフォーの壁量計算から基礎設計まで自動化 構造計算ツール「らくわく」

日本ツーバイフォー建築協会がツーバイフォー工法の構造計算ソフト「らくわく」を開発した。2階建て以下で延べ500㎡以下の4号建物を設計する際、間取りや構造の基本情報をCAD入力することで、壁量計算や横架材の部材算定、接合金物の選定、基礎設計などを一貫して行える優れものだ。

2014/11/15

【設計プロセス展】安藤氏ら建築家16組の創造過程明らかに 11月22日から来年2月8日まで

東京都渋谷区の「GA gallery」は、22日から2015年2月8日まで「PLOT 設計のプロセス展」を開く。膨大なスタディ模型やドローイングを通じて日本を代表する建築家16組の設計プロセスを紹介し、そのアクティブな創造の過程を明らかにする。参加建築家は安藤忠雄氏=写真左=『元美術館』、藤森照信氏=写真右=『多治見市モザイクミュージアム』、伊東豊雄氏『山梨学院大学国際リベラルアーツ学部棟』など。

【建築】京都・東本願寺 世界最大級の木造建築修復作業、CMで支える

浄土真宗大谷派の総本山・東本願寺(京都市下京区)で、世界最大級の木造建築・御影堂(ごえいどう)を始めとする建造物の修復工事が、2004年から進められている。約200億円もの事業費が投じられた巨大プロジェクトに計画段階から参画しているのが日建設計だ。改修工事の基本・実施設計と工事監理に加え「コストオン分離発注方式」により事業全体を統括するCMR(コンストラクション・マネジャー)としての役割も果たしてきた。写真は現在の御影堂。

【中央工学校】測量、造園、木造建築…「本物」に触れられる「軽井沢研修所」

ことし創立106周年を迎えた中央工学校(東京都北区、大森厚理事長)は、わが国有数の別荘地・軽井沢に約1万5000坪、東京ドームに匹敵する広大な敷地を擁する「軽井沢研修所 南ヶ丘倶楽部」を保有している。そこでは、全学生必修の2泊3日宿泊研修のほか、測量、造園、木造建築などの実習が実施されている。同校の建学の精神「人間涵養教育の実践を受け継ぐ重要な場」となっている研修所を10月上旬に訪問した。写真は、幕末期の甲州特有の民家形式を今に伝える国登録有形文化財の「三五荘」。

2014/11/14

【体験講座】「これで君も地震博士」 東洋と前田建設が大谷小で実験やクイズ実施

茨城県美浦村に研究所を構える東洋建設は、前田建設と美浦村立大谷小学校が開催した地域交流イベント、「大谷交流祭」で体験講座を開いた。学校からの要望を踏まえて2013年と同様、「これで君も地震博士」をテーマに、ペットボトルを使った液状化現象の実験=写真=やクイズなどを実施。参加した計37人の児童は楽しみながら地震発生の仕組みや地震に強い建物の構造を学んだ。東洋建設の参加は5回目となる。

【ぶら・土木】若手技術者が新名神・道場トンネルと武庫川橋を見学 土木学会関西

土木学会関西支部は12日、若手土木技術者の交流と技術力を高める活動「ぶら・土木」の現場見学として、西日本高速道路会社が整備中の新名神高速道路の兵庫県域を見学した。掘削を始めた道場トンネル=写真=(施工=前田建設工業・鴻池組JV)と、武庫川橋(設計施工=三井住友建設)の2現場を見て回った。定員の約20人が参加し、最盛期を迎えた現場を見学した。

【場所は秘密!】ロボット特区に鉄腕アトムの信号機を設置、神奈川県

神奈川県は、10市2町のさがみ縦貫道路沿線地域などを対象とするさがみロボット産業特区の周知広報を目的に、特区内にイメージキャラクターの『鉄腕アトム』を使用した歩行者用信号機を設置した。

【セメント協会】社会資本整備を知るセミナー「セメントの底力」開催 12月3日大阪

セメント協会(関根福一会長)は12月3日、大学生や専門学校生を始め若手技術者を主な対象に大阪市の毎日新聞オーバルホールでセミナー「セメントの底力」を開催する。入場は無料。定員は200人で、定員になり次第締め切る。

2014/11/13

【建築】坂茂氏が初の国内公立美術館を設計 「大分県立OPAM」


「大分県立美術館OPAM(オーパム)」が10月末に完成、2015年4月24日に開館する。設計は建築家の坂茂氏。国内で公立美術館の設計を初めて手掛けた。「美術愛好家のためだけの施設では運営していけない」という危機意識を持って考え出したという、美術館特有の閉鎖的な室内と屋外環境との境界を取り払うためのさまざまな仕掛けは、美術館の新たなあり方を提示するものとなっている。