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建設工事の動きDigital

建設専門紙が本気でつくった工事データベース

2014/09/30

【担い手】高校生保護者にきめ細かな説明、建設業への理解深まる 石川建協

石川県建設業協会(北川義信会長)は26日夜、土木系高校生の保護者との初めての意見交換会を金沢市内で開いた。保護者からは建設企業への入社後のライフサイクルや仕事内容など基本的事項についての質問が相次ぎ、協会側の説明にその都度うなずいたり、得心する場面が見られた。意見交換を終えた保護者からは「実態がよく分かって安心した」などの感想が聞かれた=写真。

【建設若者塾】若手交流の合宿開催! 降籏達生氏の講義も魅力

中部圏の各建設業協会などで構成する中部圏建設広報ネットワーク協議会は10月3、4の両日、邦和セミナープラザ(名古屋市港区)で、入職3年以内の建設業従事者を対象とした「建設若者塾」を開く。岐阜、静岡、愛知、三重各県から計46人が参加する1泊2日の合宿で、若者の地域内交流やネットワークづくりを促す。建設業団体が県域を越えて連携し、建設業で働く若手の交流を深める研修を行うのは全国初の試み。

【建設現場へGO!】『建設産業で働く女性がカッコイイ!』ポータル加わる

建設産業戦略的広報推進協議会は30日、建設産業の総合ホームページ「建設現場へGO!」に、女性の活躍を応援するための情報を一元的に集めたポータルサイト『建設産業で働く女性がカッコイイ!』(http://genba-go.jp/know/woman/)を開設する。

2014/09/29

【担い手】全国初! 官公庁・建設産業団体・教育機関が連携、人材不足に取り組む

北陸地域の官公庁と建設産業団体、教育機関が一堂に会し、業界の人材不足について話し合う「北陸建設界の担い手確保・育成推進協議会」が10月3日に発足する。行政機関と企業の連携というこれまでの枠組みと大きく異なるのは、建設系学生の教育に携わる各県の教育委員会や大学、高専、高校が参画している点だ。全国初となる取り組みだが、この新たな体制を基盤とし、ものづくりの魅力をより効果的に発信していく。

【ほっとステーション】鹿島JVが富岡町除染工事の情報提供 憩いの場にも

福島県富岡町で進めている除染工事の状況を知ってもらおうと、鹿島を代表とするJVが開設した「とみおか『除染の駅』ほっとステーション」=写真=が好評だ。工事の概要や状況を紹介しているほか、休憩スペースも設け地域のコミュニケーションの場としても生かされている。見学者や視察者からは工事へのメッセージを寄せてもらい、桜の木を模したメッセージボードに貼り付けることで情報交流の場にしている。

【広島豪雨災害】建設中砂防ダムが143世帯守った 事前防災の重要性示す


74人の死者と44人の負傷者を出し、住宅133棟の全壊など甚大な物的被害も引き起こした広島市の大規模土砂災害。被災地域では土石流とがけ崩れを合わせ、166件の土砂災害が群発したが、ある存在がなければ、確実に被害はもっと拡大していた(写真提供・国土交通省)。

2014/09/28

【けんちくのチカラ特別編】シドニーパラリンピック代表・根木慎志さんとロンドン 聞き手・山嵜一也さん

2020年にオリンピック・パラリンピックが開催される東京都は、世界でも有数の「成熟」都市と言われる。さまざまな文化、さまざまな障がいを持つトップアスリートたちが集うこの祭典は、まさにダイバーシティの一大イベントである。東京は、その多様性に応えられる理想の成熟都市として、さらには人口減少・高齢化社会という人類史にない未来都市として、ハード・ソフト両面から進化を遂げるチャンスである。その端緒として、シドニーパラリンピック(2000年)で、男子車いすバスケットボール日本代表キャプテンを務めた根木慎志さんに、障がい者から見た成熟都市のあり方を聞いた。ロンドンオリンピックでグリニッジ馬術競技場の設計を担当し、12年間ロンドンで生活した建築家、山嵜一也さんに自身の経験を踏まえて聞き手をお願いした。

【現場最前線】営業線、新幹線基礎、民家が隣接する緊張の現場 品鶴線大崎駅構内住吉こ道橋

首都圏では、踏切の解消や交通円滑化を目的とした立体交差事業が数多く進んでいる。鉄建・ジェイアール東海建設JVが東京都品川区で施工中の「品鶴線大崎駅構内住吉こ道橋他新設工事」もその1つ。東京都の都市計画道路補助第26号線整備事業の一環として営業線直下に道路を通すと同時に歩道橋を整備する事業だ。交通円滑化といった整備効果に加え、火災時の延焼を防止する空間としての効果も期待されているが、施工条件は厳しい。営業線との近接施工に加え、新幹線の橋脚基礎も至近に迫っている。さらに目と鼻の先には民家があり、現場は常に緊張感に包まれている。

【現場の逸品】JWユーザーに朗報! 『JDraf2014』なら操作方法もそのままでDWG形式に

DWGファイル形式との互換CAD 『JDraf2014』の使い勝手がさらに増しそうだ。発売元のジェイドラフ(東京都新宿区、宮田信彦社長)は10月1日から、国内最大のユーザー数を誇るJW-CADの操作方法にも変更できるモードを搭載するなど、各種の機能を充実するフリーオプションプランの提供を始める。

2014/09/27

【担い手】「覚悟とやる気」のある人材をきちんと育てるには 原田左官工業所社長に聞く

募集しても応募がない、入社してもすぐ辞める、女性をどう雇えばいいか分からない……。建設技能労働者の若手人材に悩む専門工事業者は多い。原田左官工業所(東京都文京区)もそうした悩みを抱えてきた会社の一つだ。現在、女性左官職人で脚光を浴びる同社だが、男女に限らず、人材確保と育成に力を入れている。同社の取り組みを原田宗亮社長(写真)に聞いた。

【マーケット断面】建設に広がるクラウド 積算、BIMなどサービスぞくぞく

建設産業のビジネスシーンにクラウドサービスの活用が広がってきた。煩雑な業務を管理するほか、複数に及ぶ関係者の情報共有のツールにも、インターネットを介して膨大なデータを一元管理できるクラウドの優位性が生かされている。BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)に代表されるように、3次元モデルデータを最大限に利用する手段としてもクラウド環境が重要視されてきた。写真はBIM活用で協業した日本設計とオートデスクの会見。

2014/09/26

【旭化成不】「権利者とともに創る」マンション建て替え事業 旭化成不レジ

旭化成不動産レジデンスは、マンション建て替え事業の取り組みを強化する。住宅請負事業で培った「合意形成力」を強みに高経年マンション建て替え事業を積極的に推進。複雑な権利関係を整理して建て替えを実現し、完成した「アトラス池尻レジデンス」(=写真)やことし着工した「ヴィラシミズ」「河田町住宅」など、着工ベースの実績は20件に達した。この実績は、業界トップクラス。その中でサポートした区分所有者数は約1400組に上る。「複雑な権利関係を自らまとめる力やノウハウを強みに『権利者とともに創るマンション事業』」(渡辺衛男社長)という独自のポジションを拡充し、2024年度には累計建て替え着工100件の達成を目指す。

【士会連合会賞】「優れた建築物は三位一体」 優秀賞に「八海山雪室」など5点

日本建築士会連合会は、2014年日本建築士会連合会賞の受賞作品を決めた。今回は18建築士会から60点の応募があり、現地審査(19作品)などを経て「八海山雪室」(=写真)「伊部の家」「やわらぎ森のスタジアム」「押上駅前自転車駐車場」「旧桜宮公会堂」が優秀賞に選ばれた。

【ヨドコウ迎賓館】竣工90周年でライト建築を振り返る 10月4日から

淀川製鋼所は10月4日から11月3日の期間中、同社所有でフランク・ロイド・ライト設計の国指定重要文化財「ヨドコウ迎賓館」=写真=の竣工90周年記念イベントを開催する。

【ぐんケンくん】カラオケで歌い踊れ! JOYSOUNDでも配信開始


群馬県建設業協会(青柳剛会長)は、マスコットキャラクター・ぐんケンくんを活用したイメージ戦略を加速させている。9月から、通信カラオケ「JOYSOUND」でぐんケン体操のテーマソング「のびろ!ぐんケンくん」の配信を開始。

2014/09/25

【BIM設計コンペ】学生諸君、ArchiCADを駆使せよ! 審査委員長は隈氏

とちぎ建設技術センターは、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフトウエアによる3次元モデルデータを使用した「マロニエ学生BIM設計コンペティション」を開催する。建築家・隈研吾氏が審査委員長を務め、建築デザインの分野でも欠かせないパートナーとなってきたコンピューターを駆使し、グローバルな視野とフレッシュな視点を持つ未来のデザイナーの発掘を目指す。

【親子見学会】ガンバ大阪スタジアム現場を見よう! 参加無料、11月7日締切

大阪建設業協会(蔦田守弘会長)は、11月29日に開く親子現場見学会の参加者を募集している。今回は兵庫県西宮市に建設中の名塩道路八幡トンネル(施工=鴻池組)と、大阪府吹田市にあるガンバ大阪新スタジアム(施工=竹中工務店)の2現場を見学する。

【建災防】50周年大会 労災増加に危機感、安全な職場づくりへ

建設業における死亡災害・休業4日以上の労働災害増加に対する危機感が広がる中、建設業労働災害防止協会(錢高一善会長)は24日、「創立50周年記念全国建設業労働災害防止大会」を東京都千代田区の東京国際フォーラムで開き、災害ゼロ・危険ゼロの職場環境に向けて努力することを誓った=写真。25日まで開催し、労働安全衛生活動に関する研究論文の発表やシンポジウムなどを行う。

2014/09/24

【東京地下鉄】列車情報を公開します! 活用アプリで開発コンテスト

東京地下鉄は、列車の位置や遅延時間などに係る情報を広く公開して利活用する「オープンデータ化」の取り組みに乗り出す。全線の列車位置などを“見える化”する日本の鉄道事業者として初めての試み。公開する情報を、それぞれのユーザーが“自分スタイル”で活用できる仕組みを目指す。2020年五輪の開催を見据え、より一層の情報の見える化と、ユーザーにとっての利便性向上につなげる。

【CAT】自社の事業所解体でセミナー開催! 油圧ブレーカー H130Esを実演

日本キャタピラーは19日、兵庫県明石市の明石事業所で、「先進技術セミナー@明石」を開いた。土木解体業や建材業などから約100人の参加のもと、日本での販売を予定しているワークツールによる旧本館解体工事のデモンストレーションが行われ、参加者は初めて見るキャタピラー純正のワークツールの性能を体感した。

【夢建設フォトコン】迫力の建設写真! グランプリに木原さん「高いところはおまかせ」


滋賀県建設業協会(本庄浩二会長)は、第20回夢けんせつフォトコンテストの審査結果を公表した。グランプリ(最優秀)は木原雄三さん(熊本県)の「高いところはおまかせ」(=写真)と岸岡一彦さん(滋賀県)の「朝のにない堂」の2点が選ばれた。11月17日に開催する滋賀県建設雇用改善推進大会の席上で表彰する。

2014/09/23

【就労環境調査】家庭と仕事の両立には効率と職場環境の改善を 北陸地整富山河川ら

北陸地方整備局富山河川国道事務所と地盤工学会北陸支部は、女性技術者の就労環境に関するアンケートの結果を発表した。それによると、仕事に対して一定の充実感を得ている半面、建設産業として、家庭と仕事を両立するための態勢が不十分だとする見方も少なくなく、女性を含め、若手技術者を確保・育成していく上で、業界全体で取り組むべき課題が改めて浮き彫りとなった。

【日建連登録1号】土木を愛する女子たちが立ち上げた「チームなでしこ外環田尻」

千葉県市川市で建設が進む東京外環自動車道の田尻工事の現場に、女性11人で組織する「チームなでしこ外環田尻」という組織がある。チームは、日本建設業連合会(中村満義会長)が女性技能労働者の活用策の一つとして立ち上げた「なでしこ工事チーム」の登録第1号でもある。8月下旬には、太田昭宏国土交通相も現場を訪ね、「現場のイメージを変えてほしい」と激励した。11人に共通するのは、土木好きという考えだ。なでしこチームの核心に迫った。

2014/09/22

【広島豪雨災害】土砂撤去99%完了 地元建設業からは延べ4914人が活動

中国地方整備局は、8月の広島豪雨災害で大きな被害を受けた緑井地区と八木地区の土砂撤去進捗状況を明らかにした。国、自治体、地域住民、建設業界が一丸となって実施した昼夜に及ぶ作業は順調に進み、18日現在の国実施エリアの土砂撤去進捗率は99%となっている。

【本】地域に寄り添い、除染作業行う建設業を冊子で紹介 日建連

日本建設業連合会(中村満義会長)は、福島県での除染作業に会員企業が携わっていることを広く伝えるための冊子を作成した。地域貢献など地元に寄り添って作業していることや、品質の管理に細心の注意を払っていることを、写真などとともに紹介している。5000部を印刷し、地元の自治体や関係機関に配布するほか、福島県以外の地域など幅広く配布し、積極的にPRする。山内隆司電力対策特別委員長は「最初は警戒が強かった地元住民にも今は受け入れていただいている。この方向でしっかり続けていきたい」と話した。

【ステマ】建設通信より『建設人ハンドブック2015年版』発刊!! 「担い手3法」を特集


日刊建設通信新聞社は、『建設人ハンドブック2015年版-建築・土木界の時事解説』を刊行、発売しました。
 本書は04年版から好評をいただいているシリーズの最新版です。

2014/09/21

【BIM】オペレーターの派遣要請急増! ヒューマンリソシア400人送り出し目指す

ヒューマンホールディングスが、労働市場に不足しているBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)人材を育成・輩出する取り組みを本格化している。協働作業によるモデリングのできるBIMオペレーターの育成や法人研修、各社のBIM導入に貢献できるBIMコーディネーターの派遣などを順次展開。初年度に400人の送り出しを目指す。

【JFEエンジ】遠隔操作で24時間焼却プラントを監視 売電最適化も

JFEエンジニアリングが、横浜本社に「リモートサービスセンター」を設置した。ここで運営管理中の環境プラントを24時間態勢で監視する。トラブル発生時には遠隔操作も行うプラント運営の支援拠点に育てる考えだ。公共サービス事業部事業企画部企画グループの平田修一グループマネージャーは「将来的に現地プラントの無人化は難しくても、省力化には大きく寄与することだろう」と、支援システムの効果に大きな期待を寄せる。

2014/09/20

【教育】PCが足りない、市販ソフトは高額…3次元CAD実習に課題山積

2013年度から、工業高校の学習指導要領に、3次元CAD実習の必修が加わった。7月24、25日の2日間にわたって開かれた、東日本建築教育研究会茨城大会の「製図分科会」では、必修化以降の教育現場からの実情が報告され、「いかに生徒に興味を持たせるか」といった教育上の創意工夫に加え、実習費に限度があり、フリーソフトを使わざるを得ないこと、生徒数に対してパソコンの台数が少なく、しかも、処理能力が低いため、印刷処理に時間がかかったり、時として動かなくなってしまう(フリーズ)があることが報告された。3次元CADの教育現場で何が起きているか。同研究会製図分科会の吉城守分科会主査(埼玉県立春日部工業高校建築科教諭)に聞いた。

【現場の逸品】楽ちん! EM-EEFが簡単にむけるシース皮

矢崎エナジーシステムは、照明やコンセント用の配線として一般的に使われるEM-EEF(600ボルトポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシース平型)ケーブルのシース皮をむきやすくした省力化タイプ『さくさく』を発売した。

2014/09/19

【記者座談会】各学会とも市民・社会・他分野への連携と知見の活用が課題

A ことしも9月には、学術団体の大会が各地で開かれたが、どんな特徴があったの?
B 建築学会は神戸市での開催だったから、阪神・淡路大震災と東日本大震災を比較したり、それぞれの震災を分析する発表やプログラムが多かった。
A そういえば、来年で阪神・淡路大震災から20年だ。
(写真は建築学会の大会会場)

【インタビュー】無理な職種もある、女性ならではの仕事もある 山富士の和田千恵理社長

営業、仕事の手配、総務関係、さらに一人のコンクリート圧送技能士として現場にも出る山富士(神奈川県藤沢市)の和田千恵理社長。さらに母として主婦業もこなす。「あそこに任せれば安心だと言われる良い仕事をしたい」というのが信念の和田社長。自身の経験から建設産業への女性の進出については「女性でもできる職種と女性には無理な職種がある」と指摘する。自らの体験や実践を通して見た建設業への女性進出の課題等について聞いた。

【工業高生のホンネ】「建設業は、格好いい」 北海道建青会が小樽工業高でアンケート

北海道建青会が第29回全道会員大会にあわせ、小樽工業高校建設科の1年生と2年生各40人、3年生28人の合計108人の生徒を対象に実施した建設業に関するアンケート結果によると、建設業に「就職したい」と思うのは45.4%と半数近くで、建設業のイメージを「格好いい」と感じるのは60.2%に上っていることが分かった。

2014/09/18

【建築学会大会】自然災害乗り越える再生目指し、知見・技術を生かせ

自然災害が多発するなかで、日本建築学会がそれにどう対応するのか、これまでどう対応してきたのかが一般社会から問われている--。12日から14日にかけて開かれた「2014年度日本建築学会大会(近畿)」で、大会委員長を務めた小阪郁夫京都工芸繊維大教授はそう強調する。建築や都市が災害とどう向き合うのか。27年ぶりに神戸大で開かれた大会には6000以上の研究発表と1万人以上の来場者が参加し、「再生-未来へつなぐ-」をテーマに掲げ、阪神・淡路大震災から「再生」した現在と東日本大震災から「再生」する未来に対し建築・都市の果たす役割を改めて問い直した。12日に開かれた開会式で吉野博会長は「気候変動を理由とする豪雨や豪雪といった災害が多発し、東日本大震災からの復興もなかなか進まない。『再生』についての検討により、自然災害の困難を乗り越えたレジリエントでサステナブルな未来につなげてもらいたい」と期待を語った=写真。

【建築】日本真珠会館の保存に向けJIA兵庫、兵庫設監がセミナー開催 10月6日

日本建築家協会(JIA)近畿支部兵庫地域会(長尾健会長)と兵庫建築設計監理協会(瀬戸本淳会長)は、10月6日午後6時30分から神戸市中央区のフォアベルクホールで兵庫近代建築セミナー2014「日本真珠会館を知っていますか?」を開く。参加費(資料代)は500円(税込み)。参加申し込みは30日まで、ファクス(078-332-1253)か電子メール(jia-hyogo@h9.dion.ne.jp)で受け付ける。

【月島荘】シェアする企業寮 竣工1周年で「秋祭り」開催!


イヌイ倉庫は15日、月島荘の竣工1周年を記念して、東京都中央区の現地で「秋まつり」を開いた。
 月島荘は複数企業の利用を前提とした総室数644室の単身者向け「巨大シェア」企業寮で、2013年9月に竣工した。ことし1月から稼働を始め、現在の契約企業は26社で計207人が居住している。勉強会やワークショップなどのイベントを通じ、異業種交流を図っている。

2014/09/17

【日本道路】新入社員が高知県で森づくり体験 県、梼原町と協働

日本道路は13日、高知県梼原町の仲間地区にある「日本道路の森」で開かれた間伐体験交流会に参加した。交流会は、同社と高知県、梼原町が協定を締結している「環境先進企業との協働の森づくり事業」の一環として開かれ、5回目となる今回は本社で研修を受けている事務系の新入社員10人が参加。イベントを主催する仲間造林生産組合の指導の下、チェーンソーを使った本格的な間伐などを通じ、作業の難しさや森林資源の大切さを肌で感じ取った。

【建機大人気!】かっこいい建設業に!! 「未来のエース」たちが試乗 村上市建協

新潟県村上市で14日に開かれた地域活性化のためのイベント、「いいねっか村上」の会場の一角に展示された建設機械が子どもたちの人気をさらっていた。
 村上商工会議所青年部が主催した同イベントに参加した同市建設業協会(加藤幹司会長)が企画したもので、会場となった同市役所周辺のブースにバックホウや大型ダンプ、高所作業車を展示し、オペレーターが付き添って試乗もできるようにした=写真。重機の展示ブースにはイベント開始前から子どもらが集まり始めたため、同ブースは前倒しでオープン。終了間際まで押すな押すなの大盛況だった。

【担い手確保】“金の卵”の採用ノウハウ共有へ 東京藤友会

新たな担い手(職人)確保に苦労している首都圏の専門工事業で、元請協力会組織を活用して、中学・高校卒の新規職人を入社させるための手続きやポイントを情報共有する動きが出始めた。既に、大手ゼネコンを中心に元請けが協力会に参加する専門工事業の担い手確保・育成支援に乗り出す、いわゆる下請け抱え込み強化に動いている。今回は、中堅ゼネコンの協力会企業が、それぞれの職種ごとに採用が難しくなっている新卒確保のために、情報共有するもので、人材確保競争への危機意識が首都圏で広がっていることを示した形だ。

2014/09/16

【大船渡市のいま】仮設入居者3200人 公営住宅・自力再建へ多様なメニューで支援

震災から3年半が経過し、インフラ復旧は着実に進む一方、いまだに約3200人の被災者が仮設住宅での生活を余儀なくされている岩手県大船渡市。長期化する仮設住まいを解消し、生活再建を加速させるために何がいま求められているのか。同市大船渡町にある永沢応急仮設住宅を中心に現状を追った(写真は大船渡中学校から見た大船渡港と区画整理が進む大船渡駅周辺)。

【電子銘板】施工に携わった人々の名をエンドロールに 小野全中建副会長が提案

「若者に誇りを持たせるために、電子銘板を提案したい」。
 全国中小建設業協会の小野徹副会長は、10日開いた中央建設業審議会で、担い手確保・育成への取り組みとして、完成した公共土木・建築物の紹介をネット上で公開する時に、施工に携わった技術者や技能労働者の名前を「電子銘板」として提示することを提案した(写真はダム湖百選を示す有峰ダムの銘板)。

【with Dam Night】大阪で初開催!! 専門家とマニアが近畿のダム魅力を語り合う


ダム工学会(岡本政明会長)は11日、ダムの専門家、ダムマニアが一般市民と交流するイベント「ウィズ・ダム・ナイト・イン・オオサカ」を大阪市北区のグランフロント大阪で開いた=写真。近畿地方整備局が天ヶ瀬ダム再開発事業や、水資源機構が2013年台風18号による淀川水系の洪水調節で話題提供した。

2014/09/15

【復興現場見学会】女性対象に10月10、11日開催(参加費500円) 土木学会東北支部ら

土木学会東北支部と土木技術者女性の会東日本本部は10月10、11の両日、女性を対象に東日本大震災仙台沿岸部復旧工事現場見学会を開く。

【カワイイ建築】ムホー氏設計の巣鴨信金がカワイイ!「幸福」つくり出す建物

建築においても、「カワイイはつくれる」のか--「カワイイ(Kawaii)」が世界共通の言葉として認知されつつある現代において、その価値観を建築にも本格的に導入しようとする動きが活発化している。重く堅い建築でも軽く柔らかな建築でもない「カワイイ」建築の今を追った。写真は巣鴨信用金庫中青木支店「24色のメロディ」(Ryogo Utatsu)。

【建築】シーラカンスの「行き止まりのない空間」でつくられた小学校

行き止まりのない空間が、子どもの創意を育む--。東京都立川市に誕生した市立第1小学校等複合施設は、回廊上に配置された教室とワークスペースによって、教室内外の空間を学習の場としてフレキシブルに利用できるというコンセプトで設計された。コンクリート打放しの一見、無機質な外壁の中には、子どもたちが生き生きと自主創造性を育むための工夫が随所に用意されている。写真は中庭2階のテラス。

2014/09/14

【現場最前線】夜6時間の戦い 工夫積み重ねて挑む東京外環・高州高架橋(鋼上部工)工事

2017年度の開通を目指して工事が進んでいる東京外かく環状道路東側区間。現在、三郷南ICから千葉県市川市の東関東自動車道高谷までの延長15.5㎞全線で工事が最盛期を迎えている。東日本高速道路関東支社さいたま工事事務所が担当する区間は三郷南IC~江戸川左岸の3.5㎞、今回取材した高州高架橋約2㎞は国道上に橋梁架設を行う狭小作業ヤードでの施工や国道の交通規制を伴う夜間架設など過酷な条件に挑んでいる。

【建築学会】建築会館で進む天井落下工事 その先進技術とは

日本建築学会は10日、東京都港区の建築会館ホールで進めている天井耐震対策工事を報道陣に公開した。天井下地と建物鉄骨を一体化させた「ぶどう棚鉄骨直張り形式」と石膏ボードに代わる新素材として「軽量不燃発泡複合板」の採用により、「人命保護を第一義とし、その上で機能維持を図る」という基本コンセプトを実現した。また、デザインも既存意匠を継承しながら、LED(発光ダイオード)化した照明ボックスのデザインを一新した=写真。

【BIM】梁のスリーブ設置可能範囲を色で教えるツールが登場

プロジェクトの早い段階で構造躯体や設備のモデルを作成しておくことで、現場の手戻りや不具合は解消できる--。これはBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)活用の醍醐味といえる。ただ、干渉チェックの後、モデルを修正する時などに、新たなスリーブを梁に設けるのは、神経を使う。

2014/09/13

【北陸地整】雪害対策と除雪の映像アーカイブ開設 YOUTUBEも

北陸地方整備局北陸技術事務所は、同局の雪害対策や除雪作業を広くPRするため、雪害・除雪記録映像アーカイブを開設した。
 映像を通して、積雪寒冷地の安心・安全に尽力する姿を発信し、道路除雪などに対する理解を深めてもらうのが狙い。

【見学ツアー】小4~中3のみんな!阪神高速&大阪港を見よう! 18日まで受付

阪神高速道路会社は開通50周年記念の一環として「阪神高速&大阪港・物流施設見学ツアー」を10月4日に開く。対象は小学4年生から中学3年生とその保護者。「関西のくらしをつなぐ阪神高速」をテーマに、阪神高速道路の建設工事現場と、大阪港の物流施設を見学する。参加は無料。18日までハガキで応募を受け付ける。