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建設工事の動きDigital

建設専門紙が本気でつくった工事データベース

2013/11/30

【素材NOW】価格10倍のステンレス鉄筋が採用される理由

愛知製鋼(愛知県東海市)のステンレス鉄筋コンクリートバー『サスコン』が、2001年の販売開始から累計で2500tを超えた。ステンレス鉄筋の価格は最大で通常鉄筋の約10倍。中川英樹ステンレス・チタン市場開拓グループマネジャーは「高価ゆえに採用された案件には、すべて理由がある」と解説する。

【BIM】「3年度に3次元施工図を実現」 安藤ハザマの場合

現在、20件程度でBIMを導入
「今はまだ準備段階だが、2014年4月からは通常業務に軸足を置いた本格運用に移行したい」と語るのは、安藤ハザマが10月に設置したBIM推進グループの吉田日都士グループ長。4件のモデル現場を選定し、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)導入の効果検証に乗り出した。同社はBIM普及の道筋をどう描くか。推進グループの4人に聞いた。

2013/11/29

【国内初】大規模木造で耐火ホール!! 山形・南陽市の新文化会館

国内初の大規模耐火木造ホールを備える山形県南陽市の新文化会館施設整備事業が22日、戸田建設・松田組・那須建設JVなどの施工で本格着工した。設計は大建設計が担当。工期は2015年3月6日まで。同年秋ごろの開館を目指す。規模は木造一部RC造地下1階地上3階建て延べ5883㎡を想定。木の特性を生かした音響性能の高いメーンホールは1300人を収容する。このほか、マルチ・展示ホールやギャラリー、練習室などを備える。また、冷暖房には地元の森林資源を生かした木質バイオマスボイラーを採用する。

【現場最前線】橋梁新設のプロ集団 「東京都橋りょう建設課」

隅田川橋りょう(仮称)全景
東京都建設局には、橋梁の新設に特化したエキスパート集団がいる。第五建設事務所の「橋りょう建設課」がそれだ。設立は1957年。橋長が1㎞を超す船堀橋など、これまでに計39橋もの長大橋を手掛けてきた。その歴史は、まさに橋梁建設における発注者サイドの技術力そのもの。蓄積してきたノウハウは、次世代に継承すべき都建設局の資産でもある。

【木造建築】都内初の2×4耐火5階建てが銀座に完成

三井ホームは28日、東京・銀座にツーバイフォー木造耐火建築5階建ての店舗併用共同住宅を完成させたと発表した。都内での5階建ては同社初の試み。建設地は狭小地ながら最大限に敷地面積が生かせることから、独自技術の外壁建て起こしシステムを採用した。

【BIM】着工前にバーチャル竣工させた「加賀電子本社ビル」

東京都千代田区で建設が進められていた「加賀電子本社ビル」が完成、28日に竣工式が行われた。基本設計・監理を安井建築設計事務所、実施設計と施工を竹中工務店が担当。基本設計から実施設計、現場施工図まで一貫してBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を駆使し、本体着工時にはBIM仮想(バーチャル)で竣工させるなど、BIMのメリットをより意識し、活用した意欲的なプロジェクトだ。

2013/11/28

【建築】建築×情報×ロボットが融合する 東京電機大「未来科学プロジェクト」

学生による「スマートリビング」の実演
東京電機大学(古田勝久学長)で今年度から、建築と情報メディア、ロボット・メカトロニクスの3学科が共同する「未来科学プロジェクト」という授業が展開されている。それぞれの学科が領域とする「住」「知的」「行動」分類について、それぞれの得意技術を融合し、生活空間に昇華させるプロジェクトだ。また、今月開かれた文化祭「旭祭」では、渡邊朗子准教授を中心とする3学科の混成チームが「スマート・リビング・プロジェクト」を披露した。

【職人不足】工事進まずセメント・生コン出荷量が落込み

首都圏では工事量に職人の数が追いついていない
職人不足が首都圏の資材供給量に影響を及ぼしつつある。10月のセメント、生コンクリートの出荷状況は全国的に増加するものの、1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)はそろってマイナスに転じた。消費税の駆け込みで、工事量は旺盛だが、両業界は「職人不足によって施工が思うように進まず、供給量が伸びていない」との分析で一致する。

【竣工】物販施設も完備 東京・大手町に読売新聞の東京新本社

読売新聞東京本社が東京・大手町に建設していた新社屋「読売新聞東京本社ビル」が清水建設の施工で28日に竣工する。2つの多目的ホールなどを設けることで大手町の活性化に貢献。同クラスのビルより鉄骨を3割以上多く使うなど、最高水準の耐震性を備え、従前の約4倍、大手町で最高となる高さ200mを誇る新たな文化・情報拠点として生まれ変わった。設計・監理は日建設計が担当した。2014年1月6日の開業を予定している。

2013/11/27

【復興版】震災で堤体決壊の藤沼ダム復旧が着工

ダム周辺の現状
東日本大震災の地震で堤体が決壊し、貯留水が下流地区を襲った福島県須賀川市の藤沼ダム周辺地域災害復旧工事の安全祈願式が25日、同市江花字田向の現地で開かれた。メーンとなる藤沼ダム復旧工事は安藤ハザマ・三栄建設JVの施工で2017年3月の完成を目指す。
 1949年に完成した藤沼ダムは、かんがい用のアースフィルダム。本堤は堤高18.5m、堤頂長は133m。副堤は堤高10.5m、堤頂長72m。

【新国立競技場】規模2割縮小 本体工事費1413億、総延べ22万㎡

2020年東京五輪のメーンスタジアムとなる新国立競技場の基本設計条件がまとまった。日本スポーツ振興センター(JSC)が26日に開いた「国立競技場将来構想有識者会議」(委員長・佐藤禎一国際医療福祉大大学院教授)で了承された。施設規模はザハ・ハディド氏のデザイン案を生かしながらコンパクト化し、デザイン競技時より約2割縮小、総延べ約22万5000㎡とした。本体工事は当初より113億円増の1413億円とし、周辺整備や現競技場解体を加えた総工費は1852億円とする。開閉式屋根については、委員から設置を求める意見が相次ぎ必要と結論付けた。使用者の要望を設計に反映させるため、「技術委員会」(仮称)を設置することも決めた。2014年4月から実施設計に入る見通しだ。

【就活】東電協が1月25日に合同企業説明会を開催

 
昨年の説明会
「日本はこれから、もっと明るくなる。もっと元気になる」--。東京電業協会(井上健会長)は2014年1月25日、東京都港区の東京電業会館で電気設備工事業界の合同企業説明会を開く。合同企業説明会の開催は今回が3回目。前回の35社を上回る48社の会員企業が参加を予定している。参加学生の予約申し込みは、12月1日から東電協のホームページで受け付ける。

2013/11/26

【現場最前線】運休中のJR仙石線 東名と野蒜駅 3.5km区間を内陸側へ移設する

東名工区の橋脚、右奥の丘陵では復興まちづくりが進められている
通勤・通学を始め、地域住民の足として日常生活を支える鉄道。震災で甚大な被害を受けたJR仙石線(宮城)は、現在も一部区間で運休が続いている。こうした中、早期復旧に向けて陸前大塚駅~陸前小野駅間の内陸側への移設工事が東松島市の復興まちづくりと一体となって進められている。2015年度中の運行再開を目指し、高架橋の新設工事などが行われている現場を訪ねた。

【全線開通】名古屋高速の4号六番北~木場間3.9㌔がつながる


 名古屋高速道路公社が発足以来、建設を進めてきた事業計画区間81.2㎞が23日、高速4号東海線の六番北~木場間3.9㎞の供用に伴い、全線が開通した。同日午前、名古屋市南区の日本ガイシフォーラムで行われた全線開通式典には国会議員、愛知県知事、名古屋市長、県市議会議員、地元関係者、工事関係者およそ250人が出席、名古屋都心の高速道路事業の意義と歴史を振り返り、完成の無事を盛大に祝った。

【写真コンテスト】小林氏がグランプリ 北陸地整の信濃川・大河津分水


 北陸地方整備局信濃川河川事務所は、信濃川・大河津分水写真コンテストの入賞者を発表した。最優秀賞には、信濃川下流部門が島田俊男氏の「春のおとずれカモメも歓迎」、信濃川中流・魚野川部門が小野塚久氏の「スリル満点」、大河津分水部門が小林敏行氏の「分水の恵み」を選定。このうち、小林氏がグランプリに輝いた=写真。
 写真を通して、越後平野に恵みをもたらす信濃川の魅力を紹介し、流域に暮らす人々にその役割を感じてもらうのが狙い。
 今回は信濃川下流部門61点、信濃川中流・魚野川部門73点、大河津分水部門39点の応募作品から、各部門とも最優秀賞1点、優秀賞1点、入選4点を選出している。28日には新潟県長岡市のまちなかキャンパス長岡で表彰式を開く。
 入賞作品については、12月9日から流域市町村で巡回展示を行う。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

2013/11/25

【建築家インタビュー】「関西建築家大賞」を受賞した生山雅英氏に聞く

「houju」内観
(撮影:Shinkenchiku-sha)
日本建築家協会(JIA)近畿支部の第12回関西建築家大賞に選ばれた生山雅英氏は、「斜面」「擁壁」「雛壇状」といった難敷地において、巧みに場所を読み取った地形に逆らわない住環境の構築が高い評価を受けた。商業建築を多く手掛けた建築家を父に持ち、追求するのは土木と建築、柔らかい建築と固い建築の“境目"だ。

【竣功】1988年からの石淵ダム再開発 東北地整の胆沢ダムが完成

東北地方整備局が、北上川総合開発の根幹事業として1988年から建設を進めてきた「胆沢ダム」が11月16日に待望の竣工を迎えた。わが国初のロックフィルダム・石淵ダムを再開発し、その下流に築造したもので、北上川流域に安全・安心と豊饒をもたらす。施工は、堤体盛立工事を鹿島・清水建設・大本組JV、洪水吐き打設工事を西松建設・佐藤工業・東急建設JVが担当。構成員各社の技術力の粋を結集して高品質につくり込み、地元の期待に見事に応えた。

【急募!!】JCMAが情報化施工の実機講習会参加を募集中 宮城と岩手で27、28日に実施 

前回の講習会の様子
日本建設機械施工協会(JCMA)の情報化施工委員会は、災害復興工事向けの講習会を開く。講習会は、27日に宮城県の大和町、28日に岩手県の矢巾町でそれぞれ行う。現在、講習会に参加する建設業者を募集しており、直前の参加も受け付けている。
 講習会では、情報化施工の技術解説と、トータルステーションによる出来形管理の実施方法、実際の重機を使った体験もできる。参加費は3000円。CPDSの認定プログラムにもなっており、3ユニット取得できる。
 会場は、宮城県が大和町鶴巣山田字中窪21番4の西尾レントオール東北テクノヤード、岩手県が矢巾町大字広宮沢第3地割72-1の西尾レントオール盛岡営業所。
 講習時間は午後1時から4時まで。参加希望は、JCMA東北支部・電話022-222-391まで。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

2013/11/24

【建築】12月14日までスペインの都市展 伊東豊雄がマンガード氏と対談

スペインのビルバオ、セリビア、マドリード、バルセロナ、サンチアゴ・デ・コンポステーラの5都市に焦点を当て、オリンピックや万国博覧会、欧州共同体加盟などを背景にして1986年から2012年までに建築や都市がたどった道のりを紹介する「最新記録の中の考古学 スペインの都市と国土(1986―2012)」が、12月14日まで東京都千代田区のスペイン国営セルバンテス文化センター東京で開かれている。開会日の5日にはマドリード美術協会代表のフアン・ミゲル・エルナンデス・レオン氏の司会で、伊東豊雄氏とスペインの建築家パチ・マンガード氏の対談が行われた=写真。

【大学整備最前線】デザイン室主導、使い勝手も重視 関西大学管財局

千里山キャンパス
関西大学は、ゴーイング・コンサーンとしての学園を目指し、「21世紀型総合学園にふさわしいキャンパスの整備・充実」を掲げている。その実現に向け、理事会の諮問機関として千里山キャンパスの将来計画を検討する「同大学キャンパスデザイン会議」と、同会議のワーキンググループとして学外の専門家の協力を得ながら、事務局機能を担う「キャンパスデザイン室」を昨年、設置した。そして「トータルキャンパスグランドデザインの構築」を目標に、千里山キャンパスの整備構想ガイドライン案をまとめた。

2013/11/23

【素材NOW】ブラジルW杯スタジアム支える日本の技術

3位決定戦が行われるエスタジオ・ナシオナル・デ・ブラジリア。
これを含め太陽工業は3会場の屋根を手掛ける
2014年6月にブラジルで開催されるワールドカップ(W杯)サッカー。12の開催都市ではスタジアムの新設や増改築を含めたインフラ整備に総額1兆4000億円が投資されたとも言われている。16年にはリオデジャネイロで夏季オリンピックの開催も控えているだけに、ブラジル市場を成長領域に位置付ける企業は多い。ブラジルW杯を支える日本の技術を追った。

【現場の逸品】四季を通じ硬化時間安定 東レのシリコンシーリング

東レ・ダウコーニングは、アルコキシタイプの2成分形シリコーンシーリング材「SE990F」の販売を始めた。耐久性や耐候性にすぐれ、カーテンウオールや道路、橋などコンクリートジョイント部にも使用可能で、四季を通じて安定した硬化時間を提供できる。

2013/11/22

【独身寮】巨大社員寮をシェアするという発想 イヌイ倉庫の「月島荘」


 大都市・東京の近郊には、1日24時間では足りないと、遮二無二働く人がいる。グローバル化が進む中、「世界に羽ばたけ」と言われても、現実にはなかなか頑張れない人もいる。東京都中央区勝どきを起点に80年以上にわたり物流、不動産事業を手掛けてきたイヌイ倉庫の乾康之社長は、「頑張る人がたくさん集えば頑張れる。独身寮を集め、寮そのものをシェアしよう」と、職住近接が叶う月島の地に、644室の企業寮を集合し“シェア"する「月島荘」を建設した。

【土木】貴重な図面の展示会 新宿駅西口で開催中

土木学会(橋本鋼太郎会長)は21日から24日まで、東京・新宿駅西口広場イベントコーナーで土木コレクション2013「土木エンジニアドローイング展(HANDS)+土木エンジニアヌーヴォー展(EYES)」を開催している。初日の21日には、会場でテープカットが行われ、橋本会長、土木の日実行委員長の森昌文国土交通省技術審議官、土木コレクション小委員会顧問の横溝良一東京都建設局長がはさみを入れ、開幕を祝った=写真。

2013/11/21

【建築】ぬくもりと和やかさ 藤木隆男建築研の「あおぞら診療所墨田」

東京都墨田区の隅田川沿いにあるオフィスビルの1フロアに、重い障害や重篤な疾病を持つ子どもとその家族のための医療拠点「あおぞら診療所墨田」が完成した。医療拠点の機能性と利用者が安心できる家庭的な雰囲気を両立させながら、空間としての統一感も持つ診療所だ。在宅医療の拠点として、今後は子どもたちの終末期医療などに取り組むことになる。

【佐賀県】南青山にPR拠点 「FACTORY SAGA」オープン

福岡県と長崎県に挟まれ、存在感の薄さに悩む佐賀県。その強い思いが結実したPR拠点「FACTORY SAGA」が、東京都港区の南青山にオープンした=写真。東京エリアに住む30代女性を中心ターゲットに、県の特産品や伝統技術を都内企業やショップとコラボレーションしながら県の魅力として発信していく。FACTORY SAGAには県職員が常駐し、コラボ企業との打ち合わせや展示などに取り組む予定だ。

【UAV】NEXCO東日本が無人飛行体で橋梁点検 (動画あり)

東日本高速道路会社は、全自動ロボット型空中俯瞰撮影システムを活用した橋梁などの点検業務の開発を進めている。2014年度の実用化を目指し、19日に群馬県渋川市の関越自動車道・利根川橋下の河川敷で無人飛行体(UAV)の可能性についての試行実地検証を報道機関に公開した。今後、製作企業と技術開発を進めるとともに、運用マニュアルなどを作成する。14年度末にはモデル事業を実施し、事業化につなげる考えだ。
動画はこちら

2013/11/20

【22日開業】ららぽーとTOKYO-BAYの西館建て替えが完成

三井不動産は、千葉県船橋市にある「三井ショッピングパークららぽーとTOKYO-BAY」を大規模リニューアルする。開業から33年を迎え、さらなる進化を目指す「ネクスト・ステージ」計画の第1弾としてデイリーニーズ、ファミリーニーズを強化した西館の建て替えが完成=写真、22日にオープンする。第2弾として、南館を中心に高感度ファッション・都市型ブランドの集積を強化する。

【BIM】一歩先行くシミュレーション アドナレッジの熱流体解析

柔らかい風の流れを視覚的に表現した
(大阪工業大提供)
「一歩先を行くシミュレーションを実現できる」と、アドバンスドナレッジ研究所(東京都新宿区)の池島薫代表は、今月発売した熱流体解析ソフトの最新版『FlowDesigner11』に、並々ならぬ自信をのぞかせる。
 注目機能として挙げるのは、機器制御ロジックとの連成強化と、逆解析による感度マップの2つだ。ユーザーは快適性と省エネ効果を厳密に検証でき、設計の根拠出しも従来より格段に早まる。「最新版の新たな試みを大いに活用してほしい」

【伊豆大島】道路清掃 東京道路清掃協会のスペシャリストが支援

東京都の支援要請を受けて、台風26号で被災した伊豆大島で道路清掃を行う東京道路清掃協会(蛭田信宏会長)。19日に本隊となる道路清掃部隊が現地に出発した=写真。同日午後から散水などの作業に着手。20日から本格的な道路清掃に入る。

2013/11/19

【エコプロダクツ2013】テーマは未来都市建設中/日建連が出展

12月12日から14日まで東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれる日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2013」に、日本建設業連合会が出展する。今回は、「未来都市建設中-すべての建設にエコをプラス-」と題し、未来の都市を感じられる展示にする。

【文化財】旧李王家東京邸を2段階曳家


 西武ホールディングス(HD)子会社の西武プロパティーズが、東京都千代田区の旧グランドプリンスホテル赤坂跡地を開発する「(仮称)紀尾井町計画」に伴い、都指定有形文化財・旧李王家東京邸(旧グランドプリンスホテル赤坂旧館)の2段階にわたる曳家工事が大成建設の施工で順調に進んでいる。敷地東側のプリンス通りと西側の紀尾井町通りの約18mに及ぶ高低差を克服するため、建物重量約5000tという旧館を1次曳家により44m移動後、4カ月の仮置き期間内に既存位置に地下躯体を構築。2014年5月からは垂直方向に約8割戻すための2次曳家工事に着手、同年11月末には創建時の姿がお目見えする。設計・監理は日建設計で担当。

【橋建協50周年】橋に親しむ隅田川橋めぐりクルーズ

日本橋梁建設協会(橋建協、藤井久司会長)は16日、設立50周年プレイベントとして隅田川に架かる橋梁を船に乗って見学する「橋に親しむ隅田川橋めぐりクルーズ」を開いた。近畿日本ツーリストを通じ参加者を募集し、1000人を超える応募の中から選ばれた150人が、「橋の展覧会」とも呼ばれる多種多様な隅田川の橋を見て回った。

2013/11/18

【BCS賞】宇土市立網津小など17作品へ 日建連が表彰式

受賞作の1点「宇土市立網津小学校」
日本建設業連合会(中村満義会長)は15日、東京都千代田区の帝国ホテルで第54回のBCS賞表彰式を開いた。今回の受賞作品は17件で、中村会長が受賞作品の建築主に表彰状を手渡した=写真。
 冒頭、中村会長は「受賞者の努力に深く敬意を表する。いずれの作品も建築主の深い思いと設計者、施工者の創造力、技術力が見事に結実した作品ばかりだ」とあいさつした。選考委員を代表して元倉眞琴東京芸大教授は「受賞作は、人の目を引く強い主張の建築ではなく、大人としての建築が多かった。成熟社会を反映している」と審査報告し、受賞作品の映像紹介後、表彰式を行った。来賓として、国土交通省の井上俊之住宅局長が太田昭宏国交相のあいさつを代読したほか、日本建築学会の吉野博会長が祝辞を述べた。

【建築】12月10日に復興へ取組みで講演 伊東豊雄氏が工学院大で

みんなの家の1つ
工学院大学は、オープンカレッジ建築トーク講座を12月10日に同大新宿キャンパスで開く。建築家の伊東豊雄氏が「明日のまち、明日の建築を考える」と題して講演する。講演では、仙台市や岩手県釜石市、陸前高田市など震災被災地で取り組む「みんなの家」や、釜石市の復興計画、災害公営住宅のプランへの関与など、復興現場で「まち」の再生に向けた取り組みを紹介する。
 伊東氏とともに釜石市の復興計画に初期段階からかかわってきた同大建築学部准教授で都市計画家の遠藤新氏との対談も予定している。
 時間は午後5時30分-7時30分まで。入場は無料だが、事前申し込みが必要。定員は先着250人。申し込み・問い合わせは、オープンカレッジ事務局・電話03-3340-1457。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

【兵庫県】パソナグループがマンガ・アニメ美術館 淡路島公園の活用案

パソナグループの提案 
兵庫県は、県立淡路島公園(淡路市楠本)を活用した地域活性化事業の企画提案競技を実施した結果、パソナグループを特定した。同社は延べ6500㎡のミュージアム棟などを備える漫画・アニメのテーマパーク「淡路マンガ・アニメアイランド事業」を提案した。2017年度のオープンを目指している。

2013/11/17

【現場最前線】トルコ150年の夢を日本の技術が実現 ボスポラス海峡横断鉄道トンネル

巨大な沈埋間の曳航
10月29日、トルコ建国90周年の記念すべき日に、大成建設JVが技術の粋を集めて施工したボスポラス海峡横断鉄道トンネルが華々しく開通した。2004年8月に着工した工事は、世界最深の水深60mでの沈埋函接続、海中での異種トンネル直接接合など、世界初となるチャレンジの連続だった。潮流との闘い、遺跡の発掘による工期の延長など、工事中に立ちふさがった幾多の難題を高度な技術力とチームワークで克服し、日本の建設技術の優位性を世界に向けて証明した。06年1月から12年3月までプロジェクトを統括する工事長を務めた同社国際支店の近江秀味専務執行役員(トルコ・ボスポラス海峡横断鉄道トンネル建設工事担当)に当時の取り組みなどを聞きながら、世紀の大事業を振り返る。

2013/11/16

【BIM】FMとBIMの融合めざす! 建築イベント「Archifuture2013」

FM(ファシリティ・マネジメント)にBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を活用する取り組みが、ゼネコンや設計事務所の間で具体化し始めている。こうした中、10月に開催された建築イベント『Archifuture2013』では、「建築主とユーザーのためのBIM」をテーマに受発注者が率直な意見を交わした。
 BIMのデータベースは「宝物」にもなり得るが、生産のためだけに作成されたデータでは、必ずしも維持管理・運営には使えない。FMを研究するNTTファシリティーズ研究開発本部アドバンスドFM部門主任研究員の松岡辰郎氏は「自動車に乗るためにバルブの説明がいらないのと同じ」と明快だ。

【技術】水洗トイレメーカーが「無水トイレ」を開発中 LIXIL

『エコ・サニテーション』屎尿をバクテリアでコンポスト化する
LIXILが無水トイレの研究開発に力を注いでいる。「水洗トイレのメーカーが水を使わないトイレを研究することに疑問を持たれることも多いが、グローバルの視点に立てば、ビジネス戦略として欠かせない切り口の1つ」と、同社総合研究所グローバル環境インフラ研究室の今井茂雄室長は明かす。ベトナムに引き続き、年内にはインドネシアでも実証実験がスタートする。

2013/11/15

【建築】新居千秋に決定 美濃加茂市の加茂野交流センター基本設計

岐阜県美濃加茂市は、加茂野交流センター建設基本設計業務委託の公募型プロポーザルを実施し、新居千秋都市建築設計を最優先候補者に特定した。12日に審査委員会による第2次審査を実施し、5者によるプレゼンテーションとヒアリングを行い、同者を最優先候補者に選定した。その他の提案事業者は、宗本晋作建築設計事務所、山田建築事務所、都市造形研究所、ティーハウス建築設計事務所。

【成毛眞】元日本MicroSoft社長が土木の面白さを現場で説明

土木の魅力を声高に訴えている元日本マイクロソフト社長の成毛眞氏(書評サイト「HONZ」代表)が14日、東急建設の2013年度技術発表会で「業界外から見た土木の魅力-精密土木に驚いた」と題して講演し、工事現場を子どもたちに見せ、精密さや面白さを会社・現場を挙げて説明するよう呼び掛けた。「(現場を見れば)100人に1人は絶対に面白いと思う。その1人をつかまえ、面白さを話し続けることをお勧めする」とした=写真。

【油圧ショベル】「壊れるまで動かしてみる」CATの耐久性検証法

キャタピラージャパンは、油圧ショベルの性能や耐久性などを検証する施設に、積極的に投資している。ショベルの開発センターとマザー工場である明石事業所(兵庫県明石市)に近い小野試験場(小野市)は1974年に運用を開始以降、拡張や設備の充実に取り組み、ことし12月には現在の2倍の広さとなる新整備棟が完成する。報道関係者に試験場を初めて公開した。

2013/11/14

【進捗レポート】新名神の城陽~八幡3.5㌔ 16年度完成へ

橋脚が林立する八幡JCT
西日本高速道路会社は12日、新たに整備を進めている新名神高速道路(大津~神戸)のうち、京都府域の城陽ジャンクション(JCT)から八幡JCTの約3.5㎞を対象とし、報道機関向けに建設現場見学会を開いた。両JCTのほか、京田辺高架橋、木津川橋の工事を見て回った。現在は杭の打設や橋脚の建設を進めている。10月末時点で用地取得は98%、工事着手率は100%になっている。同区間は2016年度の完成を予定しており、年明けからは一部で上部工の架設に向けた準備工事に着手する。

【情報化施工】TSマシンコントロールを採用 中山・名和道下市舗装

日本海国土軸の一部を担う山陰自動車道路のうち、鳥取県西部の中山・名和道路と名和・淀江道路の工事が、12月21日の開通に向け大詰めを迎えている。急ピッチで舗装工事が進む中、中山・名和道路下市舗装工事(施工=奥村組土木興業)で採用している情報化(ICT)施工が作業の効率化に大きく貢献している。日本建設機械施工協会中国支部が12日に開いた体験型の情報化施工研修会には多くの関係者が集まった。

【西武池袋線】11月23日深夜に切換え 石神井公園~大泉学園駅下り線

西武鉄道は、東京都、練馬区と進めている「西武鉄道池袋線(練馬高野台~大泉学園駅間)連続立体交差事業」に伴い、23日の終電車後から24日の始発電車前までの間に、石神井公園~大泉学園駅付近の下り線を高架に切り換える工事を実施する。24日の始発電車から高架線の供用を開始する。

2013/11/13

【公開】東海JCTから名古屋駅まで20分! 23日開通の名古屋高速81km


 名古屋高速道路公社は11日、公社事業計画最後の区間となる高速4号東海線の六番北~木場間、長さ3.9㎞を報道陣に公開した=写真。今回の開通により、公社設立(1970年)以来43年間にわたりネットワーク完成を目指してきた長さ81.2㎞全線が開通する。南北ルートが大高線と東海線の複線化による経路選択が可能となり、交通量の多い大高線の代替性、補完性が向上する。東海ジャンクションから名古屋駅までの所要時間が約34分から約20分になり、約14分の短縮が可能となる。

【団体】旧モーガン邸庭園を12社41人で清掃 日建連

日本建設業連合会(中村満義会長)は9日、神奈川県藤沢市の「旧モーガン邸」で庭園清掃ボランティア活動を実施した=写真。12社から計41人が参加し、竹やぶの 清掃などに汗を流した。
 日建連社会貢献活動による同邸の清掃は5回目。次回は2014年3月1日を予定している。
 この日は、参加者が同邸南西側に広がる竹やぶから不要な竹を回収し、一般ごみとして処理できるよう約60cmの長さに切断して結束した。
 同邸は、1931年に建てられた建築家J・H・モーガンの旧邸で、05年に藤沢市と日本ナショナルトラストが取得した。
 主屋部分が07、08年の2度、火災に遭い、かなりの損傷を受けたが、ボランティア活動など修復再生に向けた活動が進められている。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

【重文】勝鬨橋の解説映画が完成! 東京都建設局が「東京の橋パネル展」

勝鬨橋 Photo:Hvhv
東京都建設局は、国の重要文化財に指定されている「勝鬨(どき)橋」の解説映画を製作した。21日から24日まで新宿駅西口広場イベントコーナーで開催する「東京の橋 パネル展」で無料公開する。
 1940年に完成した勝鬨橋は、国内でも珍しい中央径間が「ハの字」に開閉する跳開橋。70年を最後に“開かずの橋"になっているが、建設当時は大型船舶の航行があったため、最大角度70度まで開く「跳開橋形式」が採用された。
 解説映画は、土木学会から寄贈を受けた建設当時の跳開映像などを基に、建設までの経緯や工事の状況、開閉の仕組みなどを解説する内容。2000t級の大規模構造物が動くスケール、仕組みを分かりやすく紹介する。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

2013/11/12

【工高生デザインコンクール】最優秀に湯浅さん(広島工高3年)/日本建築協会


 日本建築協会(香西喜八郎会長)は9日、大阪市中央区の大阪府建築健保会館で「第59回工高生デザインコンクール」の表彰式を開いた。「クラブハウス」をテーマに応募があった83点の作品の中から、湯浅和也さん(広島市立広島工業高校3年)の『本浦地区クラブ』=写真=が最優秀賞に選ばれた。

【復興支援】鹿島/がれき処理通じ地域貢献


 鹿島は、宮城県石巻市で行っている災害廃棄物処理事業を通じて、事業当初から地域経済復興支援や地元住民の就業支援、働きやすい職場環境づくりなどさまざまな活動を展開している。
 地域経済復興支援の1つが、石巻観光協会と鹿島・清水建設・西松建設・佐藤工業・飛島建設・竹中土木・若築建設・橋本店・遠藤興業JVが共同で開催している定期市「ひばりのご縁市」。石巻観光協会に加盟する地元被災企業や事業者に販売の機会を提供するのが目的で、ことし4月からこれまでに7回開いている。