2016/01/31

【近畿地整】大迫力のケーソン据え付けに高校生も驚愕! 和歌山下津港防波堤工事


 近畿地方整備局は28日、和歌山下津港(和歌山市)で防波堤ケーソンの据え付け作業の様子を報道陣に公開した。海上工事のダイナミックさを感じてもらい、担い手確保にもつなげようと地元・県立和歌山工業高の生徒らも招かれた。施工は東亜建設工業が担当している。

 防波堤の長さは、1250m。今回の工事は未施工部分60mに1函当たり重さ2494tのケーソンを3函設置するもの。一行は寄神建設所有の4000t吊り起重機船「洋翔」に乗り込み、作業の様子を見守った=写真。

真剣に聞き入る和歌山工業高の生徒たち

 ケーソンの設置の仕組みなどについて説明を受けた生徒らは、驚きの表情で工事の様子を見入っていた。参加した男子生徒は「(スケールの大きさに)びっくりした。海洋土木の仕事にも挑戦してみたいと思った」と感想を語った。
 設置作業は29日まで行われる予定で、工期は3月25日まで。同局和歌山港湾事務所によると、1982年度にスタートした同防波堤工事は既に約9割完成済みで、17年度の事業完了を目指している。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

0 コメント :

コメントを投稿