アクティオは、稼働中のバックホウの機体から半径3m以内に人が近づくと、強制的に緊急停止させる「スリーエスバックホー」を開発した=写真。現場作業員のヘルメットにセンサーを取り付けておけば、緊急停止装置を取り付けた重機に近づいただけで、オペレーターが気付かなくても強制的に動かなくなる。
装置は、センサーと重機側に取り付けるコントローラー、重機周囲に巻き付ける発光部で構成されている。半径約3mの範囲に人が入れば、ブザーとともに動作を5秒間停止し、人が範囲から出れば再び作業ができる。受信機は3チャンネル式なので、複数の重機に取り付けても混信しない。対応重機は、バケット容量0・1から0.7m3まで。
道路などの舗装工事では狭い場所で人と重機が動き回るため、後退時に人をひいたり、旋回時に壁との間に挟まるといった災害が発生しやすい。同社では、安全作業の一助となり、技術提案にも生かしてほしいとしている。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年6月14日
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