景観資材メーカーのニットー(岐阜県土岐市)が、避難場所の位置を示す「避難誘導サインタイル」の販売に乗り出した。災害時の混乱した中で、案内板だけでは避難場所への迅速な誘導ができない。手軽に設置できるタイルの活用で、足元から明確な場所と距離を指し示す。自治体の防災対策に一役買いそうだ。
サインタイルは140mm角で、厚さは20mm。避難場所までの距離と方向を示す3枚を1組で販売する。ベースとなるグラニットタイルの表面にノンスリップ骨材入りのスクリーン印刷を施し、1200度の高温で焼成する。耐久性が高い上、退色にも強い。
同社は屋外サイン用として「路上喫煙禁止」タイルなどの納入実績があり、それを避難誘導用にアレンジした。商品にはタイルタイプのほか、アスファルト歩道面に設置しやすいように厚さ40mmのコンクリート下地を付けた平板タイプも用意した。
数量によって価格は異なるが、50セットを注文した際の参考設計価格(税別)は1万5000円。問い合わせは同社・電話0572-50-1550。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年7月24日
0 コメント :
コメントを投稿