大手ゼネコンのヘルメットが大集合する。内閣府と防災推進協議会が31日と9月1日に六本木ヒルズで開催する「防災フェア2013」で、日本建設業連合会(中村満義会長)が会員139社のロゴ入りヘルメットを展示する。企画を担当した日建連の高原寛典さんは、「ヘルメットは建設会社のアイデンティティー。子どもにかぶってもらって、ゼネコンってかっこいいと思ってもらえれば」と話す。
ヘルメットは、実際にかぶれるようにするほか、来場者に人気投票もしてもらう予定だ。「日本を代表する建設会社のヘルメットが一堂に会するのはおそらく初めて」(高原さん)という。
企画案は当初、白いヘルメットに各社のロゴを貼るというものだった。しかし、「やるなら本物を」と、各社から提供してもらうことにした。ヘルメットの裾が広がっているのは天井から水が落ちてくるトンネル工事で使われるから。夜間作業が多い道路会社はヘルメットにLED(発光ダイオード)を埋め込んでいたり、近年は通気性を良くする通気口が付いていたり、顔前面を覆うバイザーが付いていたりと、各社の特色が見える。
災害対策委員会の村重芳雄委員長とBCP部会の竹田優部会長も、「おもしろい」と企画を後押し。高原さんは「色とりどりのヘルメットを子どもが見て、“○○戦隊"をイメージしてもらえたら」と目を細める。
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