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建設工事の動きDigital

建設専門紙が本気でつくった工事データベース

2016/05/31

【現場最前線】首都高の大規模更新事業初弾「高速1号羽田線更新工事」、報道陣に公開!


 首都高速道路会社は30日、首都高の大規模更新事業の初弾となる高速1号羽田線(東品川桟橋・鮫洲埋立部)更新工事の現場を報道機関に公開した。大井ジャンクション(JCT)を6月8日から約40カ月間通行止めにした上で、本格着工する。実施設計を含めた施工は、大林組・清水建設・三井住友建設・東亜建設工業・青木あすなろ建設・川田工業・東京鉄骨橋梁・MMB・宮地エンジニアリングJVが担当。今後、迂回路の設置に入り、上り・下り線の更新など、全体を4段階で進める。2026年度末の完成を目指す。総事業費は986億円。

【熱中症予防対策】死者は2次、3次の下請けで発生 対策を栄内科院長・山田琢之氏に聞く


 熱中症による死者は、猛暑だった2010年に全産業で47人を記録した。うち建設業では17人、警備業では2人の計19人が死亡した。その後、建設業と警備業(両者をあわせて建設業等という)の死者は増減を繰り返してきたが、15年には建設業で12人、警備業で7人と、10年と同じ人数が死亡したことを受け、厚生労働省は2月29日、建設業等を「熱中症予防対策重点業種」として指定した。熱中症を予防するためには、熱への順化期間を計画的に設定するほか、自覚症状の有無にかかわらず定期的に水分・塩分を補給するなどの対策が求められる。暑さの本番を迎えるに当たって熱中症予防対策を「かくれ脱水委員会」委員で、栄内科院長、なごや労働衛生コンサルタント事務所所長の山田琢之氏に聞いた。

【関東・東北豪雨災害】鬼怒川決壊個所の復旧堤防完成 見学会で地元住民と団結深まる


 昨年9月の関東・東北豪雨で決壊した鬼怒川の本復旧堤防が完成し、29日、地元住民にお披露目された。茨城県常総市三坂町上三坂地区の約200mにわたって決壊した堤防の本復旧工事は、国土交通省関東地方整備局が1月からの事前調査や準備工事を経て3月から堤体盛土などに本格着手した。施工は上流工区を鹿島、下流工区は大成建設が担当。徹底した品質管理、安全管理のもと、約5カ月で完成させた。

【日建協】若手90人がストロー構造体制作でヒートアップ! 若手交流会「ヤング・ゴー! ゴー!'16」


 日本建設産業労働組合協議会(田中宏幸議長)は27日、名古屋市中区のホテル名古屋ガーデンパレスで「日建協ヤング・ゴー! ゴー! 2016」を開いた。若手組合員約90人が参加。名刺を使った抽選会やストローハウスコンテストで交流を深めた=写真。

2016/05/30

【i-Con】アクティオ、ニコン・トリンブル、国際航業が共同でドローン測量開始!


 アクティオ(本社・東京都中央区、小沼光雄社長)は、ニコン・トリンブル、国際航業と共同で、UAV(ドローン=小型無人機)による3次元計測業務に乗り出す。国土交通省が今年度から本格展開している「i-Construction(アイ・コンストラクション)」に対応し、空撮画像から3次元モデルを作成したり、概算土量を算出するサービスを提供する。また航空機でのレーザー測定や、衛星測量、車で走りながら3D測量するMMS(モービル・マッピング・システム)測量も加え、顧客が自由に選べるようにする。

【神事協】江の島海岸で地引き網大会! 100人参加で親睦を深める


 神奈川県建築士事務所協会(小林忠志会長)は、神奈川県藤沢市の江の島海岸で地引き網大会を開いた。約100人が参加した。地引き網のほか、宝探しなどのアトラクションを通して、親睦を深めた。

【関東学院大】子どもの施設テーマに「建築設計の楽しさ」をOBの慶野正司氏が講演 6/2


 関東学院大建築・環境学部建築・環境学科は6月2日、燦葉会・燦建会と共催で、建築家・慶野正司氏講演会『「建築デザインで考えること」…設計実践から』を開く。会場は同大(横浜市金沢区)5号館1号ホールで午後3時に開演する。終了後には燦建会主催の懇親会も開催する。

【日本建材協】138者が出展! 「建築材料・住宅設備総合展」6/8~10@インテックス大阪





 日本建築材料協会(立野純三会長)は6月8日から10日まで、大阪市住之江区のインテックス大阪で「建築材料・住宅設備総合展」を開催する。

【揚土船】国内最大級の第二東揚号が環境配慮型に換装! 初工事は横浜港埠頭で


 東洋建設は、国内最大級の揚土船「第二東揚号」の揚土機(油圧ショベル)を環境配慮型に換装した。IMO排ガス二次規制をクリアした最新型の国内最大級油圧ショベルPC2000-8(コマツ製)を搭載し、窒素酸化物や硫黄酸化物の排出量を低減した。併せて騒音低減、燃費向上も図っている。6月1日からリニューアル後の初工事となる、横浜港埠頭発注の「南本牧埋立事業 中継所土砂海上運搬及び揚土等工事」に就役する。

2016/05/29

【インタビュー】建築学会賞作品部門受賞者に聞く 『武蔵野プレイス』の比嘉武彦さん、川原田康子さん


 図書館などを併設した複合施設「武蔵野プレイス」(東京都武蔵野市)は、審査員講評で「建築そのものが公共性に対する本質的な解を掲示した」作品として高い評価を受けた。オープンから5年目を迎えた今も年間約160万人が利用している。計画当初は市民から激しい反対運動もあったが、なぜ市民に愛される公共建築となったのか。「受賞できたのは利用者のおかげ」と語るkwhgアーキテクツの比嘉武彦氏と川原田康子氏に、地域社会において公共建築が担うべき役割を聞いた。

【本】「手仕事」をどう考えるか 『建築職人アーカイブ 富山の住まいと街並みを造った職人たち』編集責任・小林英俊さんに聞く


 富山県内の建築技能の継承や生産システムの変遷などを建築職人へのインタビューをもとにまとめた本書の編集責任者を務めた。「当士会の創立60周年記念事業として、職人から話を聞き、それを記録として残しておこうということになった。建築職人の高齢化や入職者の減少で技能・技術の継承に危機感を抱いたのがきっかけだった」と振り返る。建築士会は建築産業界の中では“川上”に位置する団体だが、「職人がいなければ、われわれの図面は“画餅”であり、(設計に携わる)われわれが先導して取り組まなければとの思いだった」という。

【現場の逸品】熱中症対策に! 保冷剤500gが背中にフィットする「クールリュック」


 山本縫製工場(本社・香川県坂出市)は、背面に保冷剤が入れられる「クールリュック」にサイズ調整の改良を加えて新たに販売を始めた。脇下のゴムの長さを5段階に調整でき、フィット感が向上。熱中症対策の一環として、暑くなってくるこれからの時期に活躍しそうだ。

【大阪府建団連】「建築・土木技能体験フェア2016」7/15、16開催! @花博記念公園、入場無料


 大阪府建団連(北浦年一会長)と大阪府建団連雇用推進研究会(川口敦正会長)は、7月15、16の2日間、大阪市鶴見区の花博記念公園鶴見緑地ハナミズキホールで「第3回建築・土木技能体験フェア(技フェスタ)2016」を開く。

2016/05/28

【陶芸家×建設業界】焼物文化の真髄を現代建築に 陶芸家・加藤令吉氏と丸勝の挑戦


 陶芸家・加藤令吉氏=写真=が建設業界に新風を吹き込む。自然界が持つ壮大なエネルギーや人を思う大切さ、一期一会の作品を首都圏の住宅や公共施設に広めようとする動きである。加藤氏と価値創造型企業を目指す丸勝(本社・千葉県柏市、福田理佳社長)が、平成の世に必要な精神文化を築くために連携。1200度以上の炎を操る陶芸家の技法と思いを現代に打ち出す。陶彩板などを「設置場所、大きさなど、オーナーの好みに合わせて、すべてフルオーダーによる陶彩作品を提供したい」と加藤氏は語る。

【建築人賞】「竹中大工道具館新館」と「大和棟の家」が受賞 大阪士会


 大阪府建築士会(岡本森廣会長)は、「第8回建築人賞」の受賞作品を発表した。会報誌『建築人』に掲載された建築作品の中から、『竹中大工道具館新館』=写真(撮影:古川泰造)=と『大和棟の家』を建築人賞に、『西光寺』と『ENDO堺筋ビル』『大野台の家』を奨励賞にそれぞれ選んだ。佳作には、『チュチュアンナグループ本社ビル』『認定こども園せんりひじり幼稚園ひじりにじいろ保育園』『LIGHT SCREEN』『Rich Communication House』を選出した。

【東京都】劇場・ホール不足に緊急取り組み 基本情報整備や都有地の調査提供など






 東京都は20日、劇場やホールが不足する問題に対して、利用可能な都有地を活用できるように調査提供するなど、5つの緊急的な取り組みを示した。画像は現在建て替え工事中の渋谷公会堂の完成パース

2016/05/27

【記者座談会】関係団体の総会シーズン 不祥事、事故続きで好ムードに水


A 団体の総会シーズンも最盛期に入った。建築関係は、日本建築家協会の会長と関東支部長が大手組織事務所の出身者に交代するけど、活動に変化はあるのかな。
B 会長が交代したからといって極端に独創的な取り組みが始まることはないだろうし、建築3会を始めとした建築関連団体の協調路線は今後も継続する。ただ改正建築士法の成立に向けて活動していたころと比べ、各団体が一丸となって活動する旗印になるような共通の目標はなくなったように感じる。今後を考えると、ことしは改正建築士法の実効性をどう担保するかが大きな問題になりそうだ。改正内容をどう周知徹底するかが問われている。

【建築】有形文化財の聖心女子大パレス、和風建築の趣残し耐震化 清水建設


 清水建設の施工で整備を進めていた東京都渋谷区の聖心女子大学パレス耐震補強工事が完了し、26日に報道陣に公開された=写真。国の登録有形文化財にも指定された和風建築の趣を残しつつ、屋根の軽量化や構造補強壁の設置で安全性を高めた。また、土台などの不陸調整や、雨水による腐食部分の接ぎ木なども実施。清水建設の藤沢雅人工事主任は、今回の工事について「耐震補強工事がメーンだが、文化財としての価値を損ねないように意識した」と振り返った。

【熊谷組】樋口靖社長、2年かけ40代社員延べ150人と意見交換 人事制度などに迅速反映


 熊谷組の樋口靖社長が、40代前半の社員との意見交換を始めてから約2年が経過し、25日に最終回を迎えた。これまで月2回ペースで、延べ約150人と意見を交わしてきた。その成果は、「なるべくスピーディーに対応してきたつもりだ」(樋口社長)と言うとおり、人事制度などに色濃く反映されている。今後、30代社員との意見交換も実施したい考えだ。

【現場体験会】社員と家族が建築現場ならではの体験やゲーム楽しむ 長谷工グループ労組


 長谷工グループ労働組合は22日、兵庫県尼崎市で長谷工コーポレーションの施工により工事が進む「プラウドシティ塚口」の建設現場でグループ社員とその家族を招いた「2016マンションづくり ふれあいフェスタ」を開いた=写真。96人が参加し、建設現場で休日の思い出をつくった。

2016/05/26

【みんなの建築ミニチュア展】五十嵐太郎氏プロデュース! 450点を展示 6/10まで@東京


 古今東西、世界中の建築ミニチュアを一堂に集めた展覧会、「みんなの建築ミニチュア展」が、東京都港区のオリエ アート・ギャラリーで開かれている。

【昭和建設】糖度83.5%のハチミツ「WANEY」を10㎏収穫! 「わだまちミツバチ大作戦」


 昭和建設(横浜市保土ヶ谷区、工藤圭亮代表取締役)は21日、本社ビル屋上でことし初の採蜜祭を開いた。顧客など約20人が参加した。注意事項の説明を受けた後、採蜜作業を体験し、約10㎏(糖度83.5%)を収穫した=写真。収穫後は瓶詰め作業を手伝い、採れたてのハチミツを味わった。

【昭和フロント】魅惑のアルミ作品、グランプリは「フレスポ恵み野」 ストアフロントコン


 昭和フロントは25日、第47回ストアフロントコンクールの受賞作品を発表した。応募総数1542件の中から、北海道の大型ショッピングセンター「フレスポ恵み野」=写真=がグランプリに輝いた。店舗建築部門金賞には「AUTO CAFE BUILDING」、一般建築部門金賞には「東芝水素エネルギー研究開発センター」が選ばれた。

【EE東北】「建設現場の生産性革命元年!!」をテーマに304者が832技術を出展! 6/1、2@夢メッセみやぎ


 建設事業の新材料や工法などの新技術を一堂に集めて公開するEE東北’16が6月1、2の両日、仙台市宮城野区の夢メッセみやぎで開かれる。新規22者を含む304者が832技術を出展するほか、昨年を大きく上る52テーマの新技術に関するプレゼンテーションが行われる。

2016/05/25

【テラドローン】測量のソリューションサービスに特化 インフラ点検も視野に


 電動バイクの製造販売を手掛けるテラモーターズが、ことし3月にテラドローン(本社・東京都渋谷区)を設立し、ドローン(小型無人飛行機)を使った測量事業に本格参入した。ドローン測量は従来の測量方法に比べ、大幅な工期短縮とコスト低減を実現し、施工の効率化に寄与する。国土交通省が3次元測量への導入を打ち出すなど、ドローン測量の需要拡大は大いに期待できる。徳重徹社長は「世界を見ても、まだ圧倒的なプレゼンスを持っている会社はない。そこを狙う」と意気込む。

【中日本高速道路】大規模更新・修繕工事が開始! 初弾の東名用宗高架橋床版取り替え工事を公開


 中日本高速道路会社は23日、本格的に始まった高速道路リニューアルプロジェクト(大規模更新・大規模修繕事業)の初弾工事となる東名高速道路の用宗高架橋(下り線)床版取り替え(施工=川田建設)の模様を公開した=写真。

【熊本地震】北陸地整TEC-FORCEが活動報告 「分かりやすい言葉での住民との対話が重要」


 北陸地方整備局は24日、熊本地震での同局TEC-FORCE(緊急災害対策派遣隊)の活動報告会を開いた=写真。

【ダム本】鳥の目と音で楽しむ写真集『ダムに行こう!』と、庄内の生活とダムを描く『月山ダム物語-ダムは思想する-』


◆日本ダム協会首席研究員 廣池 透氏おすすめ!『ダムに行こう!』(萩原雅紀、庄嶋與志秀著)
 ダムマニアとしてダムの情報を発信し続けている萩原雅紀氏と、ドローンでのダム撮影のパイオニア、庄嶋與志秀氏がタッグを組んでのダム写真集。庄嶋氏のドローンによるダム空撮DVDの付録付き。

2016/05/24

【総合水防演習】各地で本番さながらの訓練 北陸地整、四国地整、近畿地整ら


◆北陸地方整備局 「7.11水害」の教訓を継承
 北陸地方整備局と新潟県、糸魚川市、関川・姫川水防連絡会は21日、同市寺島地先の姫川右岸河川敷で「姫川・関川総合水防演習」を実施した。消防本部・水防団、県警、自衛隊などを含め、計1300人が参加。1995年に発生した「7.11水害」の記憶を後世に継承し、今後の有事に備えるため、防災、水防意識の高揚と活動体制の強化を図った。写真は開会式

【関東地整】「春爛漫やんばウオーク」に200人参加 大スケールの本体工事現場を体感


 関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所は22日、「春爛漫やんばウオーク」を開催した。このウオーキングイベントは、同ダム本体建設工事の現場を目の前で見て感じ、理解を深めてもらうことが目的の1つ。昨秋に続いて2回目の開催となった。参加した約200人は、新緑美しい景観を体感しながら、「なるほど! やんば資料館」をスタートし、本体建設工事現場、旧国道145号、不動大橋、道の駅八ッ場ふるさと館、川原湯温泉駅を経由して同資料館をゴールとするする約10㎞のコースを楽しんだ。

【ジェノバ】i-Con対応で電子基準点数を倍増! GNSSサービスの精度高める


 衛星測量で利用するGNSS補正情報配信会社のジェノバ(本社・東京都千代田区、細谷素之社長)は26日から、国土交通省が進めるi-Construction(アイ・コンストラクション)への対応として、同社が提供するGNSS補正情報の配信に使う電子基準点数を倍増する。国の“アイ・コン”施策により今後、直轄工事ではICT(情報通信技術)土工が全面展開されるが、こうした工事で利用増加が見込まれるネットワーク型GNSSサービスの精度を高める。同社の細谷社長は「精度をより確保するために、密度を増やして対応することにした」と話す。画像は電子基準点を倍増した状態

2016/05/23

【皆川組】大きくなったら運転してね! 園児30人が新潟県のIC工事現場で建機体験


 皆川組(本社・新潟市、皆川義雄社長)は20日、北陸地方整備局新潟国道事務所発注の国道7号大夫興野IC(インターチェンジ)改良工事(同社施工)で、園児を対象とする現場見学会を開いた。ものづくりの魅力とスケールの大きさを伝えるため、実際に現場で使っている建設機械を用意。園児はバックホウやロードローラーに試乗し、オペレーター顔負けの真剣な表情でハンドルを握っていた=写真。

【隈研吾監修】碧海信金御園支店(名古屋市)が着工 グリーンヴォイドで地域とともに成長する建築


 碧海信用金庫(愛知県安城市、石川澄夫理事長)は、名古屋市中区の伏見通り沿いに計画していた新店舗「御園支店」の新築工事に着工した。竣工予定は2017年6月25日。設計施工は積水ハウスが担当。隈研吾建築都市設計事務所が意匠設計・監修する。画像は完成イメージ

【担い手】深谷組(埼玉県)がラグビー部設立! アスリート採用制の人財育成を拡大


 とび・土工事の専門業者として、埼玉県を中心に事業展開する深谷組(深谷和宏社長)が、陸上競技部、硬式野球部に続き、ラグビーフットボールの企業チームを設立し、2017年度から社会人ラグビー公式戦に参戦する。3月に日本ラグビーフットボール協会(JRFU)の関連団体となる埼玉県ラグビーフットボール協会に加盟した。今後、17年春卒業予定の大学、高校生の採用活動を本格化する。深谷社長は「人材不足が叫ばれている建設業界に、当社が育てた多くの人材を輩出できるように取り組む」と力を込める。写真右から黒江通裕監督、深谷社長、新川裕太ヘッドコーチ

【町田市立陸上競技場】2018年に大型映像装置を整備 「FC町田ゼルビア」のJ2復帰で


 東京都町田市は、サッカー・Jリーグ公式戦やラグビートップリーグなどの試合に使われている、市立陸上競技場=写真=に大型映像装置を整備する。ホームタウンチーム「FC町田ゼルビア」のJ2復帰を機に、老朽化した電光掲示板を更新する。基本設計を協和コンサルタンツに委託した。実施設計と整備工事を一括して、2017年度に発注する予定。同年度末までに完成させ、18年のシーズンスタートに備える。

2016/05/22

【インタビュー】建築学会作品部門受賞者に聞く 『流山おおたかの森小・中学校』等の小嶋一浩さん、赤松佳珠子氏さん


 新たに誕生したまちで、住民のよりどころとなる場所をどう生み出すのか。CAt(シーラカンス&アソシエイツ)の小嶋一浩氏と赤松佳珠子氏は、住宅地として急速に発展するまちにつくられた小中併設校「流山市立おおたかの森小・中学校、おおたかの森センター、こども図書館」でその課題に対する1つの回答を示した。地域に根ざした公共建築として、審査員から「学校建築を語る上で常に参照され、また語り継がれていく建物」と高い評価を受けた同施設をどう設計したのか。公共建築に求められる機能や設計検討のあり方が変化する中で、地域の拠点となる場所をつくるために必要な建築家としての役割を聞いた。

【設計と歴史】まちや地域をつくる「建築の力」今こそ思い起こせ 川向正人氏退任記念講義


 3月末で東京理科大学教授を退任、名誉教授に就いた川向正人氏=写真=の記念講義が14日、千葉県野田市の同大学野田キャンパスで開かれた。「近現代の建築とまちの再考」と題した講義では、同大学での23年間を含む、35年間にわたる教育者、研究者としての軌跡を「『19世紀と現代』というテーマのもと、建築の設計と歴史の接点をたどってきた」と振り返りつつ、「いまは建築という狭い領域だけで建築を考えることができなくなっている。知的で生き生きとした部分の集まりを、どう現象させるか。この『現象』させるということが1つのキーワードとなる」と、自らのスタンスを語った。

【レゴランド・ジャパン】日本初上陸のテーマパーク、グランドオープンは17年4月1日!


 レゴランド・ジャパンは19日、建設中の屋外型キッズテーマパーク「レゴランド・ジャパン」のオープニングセレモニーを行った。あわせてトーベン・イェンセン代表が2017年4月1日にグランドオープンすることを発表した=写真。

2016/05/21

【現場の逸品】進化した「Uメイト」 カメラ付きヘルメットで、リアルタイムに情報共有


 「この1年で100現場への採用を目指す」と谷沢製作所営業部の高野栄次課長は意気込む。ヘルメットメーカー大手の同社にとって初めて国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録したリアルタイム情報共有システム『Uメイト』は、業界に先駆けて取り組んできた次世代ヘルメットの進化版でもある。10年以上前から開発を進めてきただけに、こだわりが詰まった自信作だ。

【JFEシビル】BIM活用を本格化 単なるプレゼンツールから全面導入へ舵切り


 「はじめの一歩を踏み出した」と、JFEシビルでBIM推進部長を兼務する建築事業部副事業部長の長田肇氏は、神奈川県藤沢市で施工中の学習塾・共同住宅プロジェクトを、そう表現する。同社にとってBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を導入した初の試み。このプロジェクトを足がかりに「導入数を着実に増やしていきたい」としっかりと先を見据えている。
画像は初導入した学習塾・共同住宅プロジェクトのBIMモデル

【JIA近畿】初代王者に役員チームの「井上GUMI」! 全国大会プレイベント綱引き選手権 


 日本建築家協会近畿支部(JIA近畿、松本敏夫支部長)は14日、大阪府八尾市の八尾市立総合体育館ウイングで第1回綱引選手権大会を開いた=写真。支部内外から約120人が参加し、熱戦を繰り広げた結果、支部役員らで構成する「井上GUMI」が初代王者に輝いた。

2016/05/20

【記者座談会】16年3月期決算 各社好調キープも次期は減少予想 採算性の維持が鍵

A 大手・準大手ゼネコンの2016年3月期の業績は各社いずれも好調だった。
B 労務費や資材価格に大きな変動がなく、落ち着いていたため国内建設工事の採算が大きく改善した。単体の完成工事総利益(工事粗利)率は、主要26社中25社が前期を上回り、うち10社が10%を超えた。

【建築九州賞】住宅と一般建築の2部門で作品募集 応募書類は6/13まで受け付け


 日本建築学会九州支部は、2016年度第10回建築九州賞作品賞の候補作品を募集する。応募書類の受付期間は6月13日まで。指定のデータ形式で申込書と作品説明書を作成し、電子メールで提出する。アドレスは pak_jimu@me.com 。様式は九州支部のホームページからダウンロードする。同支部福岡支所、日本建築家協会(JIA)九州支部、同沖縄支部が共催する。写真は前回住宅部門で受賞した「大地の住宅」

【熊本地震】地域建設業新未来研究会が炊き出し! 全国特産物600人分を提供



 一般社団法人の「地域建設業新未来研究会(CCA)」を始めとする全国各地の地域建設業有志が集まり、熊本地震で被害が大きかった益城町の老人ホーム前で炊き出しを行った。炊き出しは、老人ホームのスタッフを含む約300人の避難者と近隣の住民を対象に、全国各地の建設会社社長ら約40人が現地に赴いて食事などを提供した。

2016/05/19

【インタビュー】グリーン(自然)とグレー(コンクリート)は融合するか 大阪府立大・増田昇教授に聞く


 近年、自然生態系がもつ多面的機能を利用した社会資本整備などを行うグリーンインフラストラクチャー(グリーンインフラ)という概念が注目されている。グレーインフラ(コンクリート構造物)の整備を担ってきた建設業界には、グリーンインフラの分野でも活躍することが求められており、グレーとグリーンのインフラをうまく融合させることができれば、これまで以上の整備効果を得ることも可能となる。大阪府立大大学院の増田昇教授に大阪におけるグリーンインフラの可能性などを聞いた。

【大成建設】移動昇降可能な作業床で安全・短期に煙突を解体! 「テコレップ・スタック」


 大成建設は、優れた安全性と大幅な工期短縮を両立する煙突解体工法「テコレップ・スタック」を開発し、横浜市内の現場に初適用して有効性を実証した=写真。煙突の周囲を取り囲むように移動昇降可能な作業床を設置することで作業性を向上させ、足場と煙突の隙間に独自の養生方法を採用して細かいはつりがらの落下も防ぐ。従来の足場に比べて使用資材が少なく、組み立てや解体が容易なため工期を大幅に短縮する。また、設置コストも枠組み足場に比べて、4割程度低減できる。

【神奈川建築コン】住宅・一般建築物の2部門で作品募集! 7/1まで受付


 神奈川県と県内12市は、6月13日から第60回神奈川建築コンクールの作品を募集する。住宅部門(戸建て、共同住宅、住宅団地)と一般建築物部門(住宅以外)の2部門について、7月1日まで電子申請か郵送(県建築安全課)で応募を受け付ける。1次審査(書類審査)と2次審査(現地審査)を経て10月下旬に入賞作品を発表する。11月に表彰式を開き、建築主、設計者、施工者の栄誉をたたえる。写真は前回の一般建築部門最優秀賞「MUFGグローバルラーニングセンター」

2016/05/18

【関西建築家新人賞】「象の家」の中西ひろむ氏と「槇塚台の家」の石倉康平氏が受賞


 日本建築家協会近畿支部(JIA近畿、松本敏夫支部長)の第11回関西建築家新人賞に「象の家」の中西ひろむ氏(中西ひろむ建築設計事務所)=写真右=と「槇塚台の家」の石倉康平氏(石倉建築設計事務所)=写真左=が選ばれた。

【セミナー】札幌商工会議所が「地方創生セミナー」開催 6/28@札幌市


 札幌商工会議所は、6月28日午後1時30分から札幌市中央区の札幌グランドホテルで「地方創生セミナー」を開く。筑波大学名誉教授で国際科学振興財団バイオ研究所長の村上和雄氏が「人生が変わる 遺伝子スイッチ・オンの生き方」と題し、講演する。定員200人。参加費は会員1000円、非会員は3000円。

【ベントレー】「2016 Be Inspired Awards」のBIMプロジェクト募集! 5/30締め切り


 ベントレー・システムズは、インフラストラクチャーの設計・建設・運用で最も目覚ましい進歩を遂げたプロジェクトを決定する「2016 Be Inspired Awards」のプロジェクト募集を始めた。ベントレーのBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)に関するソフトやサービスを利用したプロジェクトを対象に、著名専門家で構成する第三者審査員グループが審査して賞を決定する。締め切りは30日まで。写真は昨年の授賞式の様子