2016/05/03

【埼玉設監協】卒業設計コン 最優秀は高橋杏奈さん(工学院大)の「坂出人工土地再生計画」


 埼玉建築設計監理協会(栞子喬会長)は、「第16回卒業設計コンクール」の公開審査を開き、最優秀賞に工学院大建築学部建築デザイン学科の高橋杏奈さんの作品「坂出人工土地再生計画」=写真=を選定した。今回は31人(11大学)が参加した。

 高橋さんは、人工地盤を用いた建築の再生をテーマに設定した。具体的には「集合住宅、商店、公共施設、さまざまな要素が集まった小さなまちが、これからコンパクトシティーになっていくであろう坂出市に必要な形。目に見える大きな地盤にさまざまな世代が一緒に暮らすことで連帯感が生まれ、近所づきあいやコミュニティー形成のきっかけになる」と考え、現代に合わせた形でよみがえらせる作品を提示した。

最優秀の高橋杏奈さん(工学院大建築学部建築デザイン学科)

 埼玉県が題材の優れた作品に贈る埼玉賞は、日大生産工学部建築工学科の加藤慎也さんの作品「建築と余白の狭間」を選定した。優秀賞は、東洋大の木曽貴大さん(JIA埼玉最優秀賞も受賞)、東京理科大理工学部建築学科の小室龍昭さんの2人、準埼玉賞は神奈川大工学部建築学科の町田純一さん、審査員特別賞は東洋大理工学部建築学科の村上智可さん、日本工業大工学部建築学科の大野敦志さん、東京理科大工学部第二部建築学科の増田有佐さんの3人が受賞した。さいたま住宅検査センター賞は日本工業大工学部生活環境デザイン学科の永澤絢佳さん、JIA埼玉優秀賞と総合資格学院賞は、ものつくり大技能工芸学部建設学科の中野綾希さんに輝いた。
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