2016/12/02

【女性活躍現場見学】学生・企業・団体が働き方と魅力を学ぶ 南北線中防内側陸上トンネル工事


 東京土木施工管理技士会(伊藤寛治会長)は11月29日、「平成28年度東京港臨港道路南北線中防内側陸上トンネル整備工事」(東京都江東区)で、「女性が活躍している工事現場」見学会と「建設業界に携わる女性たち」座談会を開いた=写真。学生、会員企業、関係団体などが参加した。

 同工事は、国土交通省関東地方整備局東京港湾事務所が進める有明地区(10号地その2)から中央防波堤を結ぶ臨港道路(南北線)のうち、東京都港湾局が発注した中央防波堤内の陸上トンネル区間596.5mを施工する。施工は清水建設・鴻池組・岩田地崎建設JV。2019年6月の完成を目指す。
 冒頭、近藤義弘常務理事が「参加者全員で建設業の女性活躍について、考えていただきたい」とあいさつした。
 東京都港湾局東京港建設事務所の木伏万里花氏の工事事業説明に続き、清水建設の真先修所長が工事概要を説明した。真先所長は、江東南北線トンネル作業所は13人のうち5人が女性で、日本建設業連合会のけんせつ小町工事チームに「南北線トンネル女子会」としてエントリーしているとし、「女性だけではなく男性も働きやすい環境をつくることを目標にしている」と話した。また、清水建設ダイバーシティ推進室の檜垣友紀子氏が同社の女性活躍推進の取り組みを紹介した。
 その後、本工事に先立ち地中障害物を撤去する置換杭を施工している現場や、女性専用の休憩室などを見学した。
 現場事務所で行われた座談会では、司会進行を務めた土木技術者女性の会の山田菊子運営委員が土木学会の女性会員の半数以上が30歳未満であることに触れ、女性管理職を増やすには「今、女性採用を進めるしかない」と語った。
 座談会に参加した学生からは、現場見学の感想として、「女性が働きやすい環境になっていると感じた」(日大4年・西村亜子さん)、「働く人、建設機械が生き生きしていた」(千葉大3年・礒野小梅さん)、「女性専用の休憩室が整っていた」(中大修士1年・原菜摘さん)などの声が上がった。
 清水建設の小縄桜子氏は「復興現場の支援で激励をいただき、社会貢献に直接かかわっていると感じた」、市瀬美幸氏は「たくさんの業種の人がかかわり、目の前でものができていくのを見ることができる」とそれぞれ、建設業の魅力を語った。
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