2012/06/19

フランスが日本の木造建築を模範に 日仏木造建築技術フォーラム開幕


建築研究所(坂本雄三理事長)と日本建築センター(松野仁理事長)が主催する日仏木造建築技術フォーラムが始まった=写真。フランス・建築科学技術センター(CSTB)の申し入れで開催されるもので、発表や視察、ワークショップを通して両国の木造建築を巡る状況や技術などに関する情報を交換し合い、木造建築の発展につなげていこうというもの。フランスからは、CSTBのほか、木材技術研究所、ホームビルダー、建築家、資材製造者など21人で構成する代表団が来日した。

 18日には主会場である東京都港区の航空会館で開会式が開かれ、松野理事長が「この会議で、日本の建築技術だけでなく木の文化にも理解いただけることを期待している」と歓迎のあいさつをし、ロベルト・バルーCSTB研究開発部次長が、フランスでは木造建築市場が伸びている一方で木造建築にかかわる企業が分散・分化していることや工業化が遅れコストの問題があることなどを紹介しながら「日本の木造建築は参考、模範になる。それをフランスに移し替えることでフランスの現状を打破し、フランスの木造建築の強化、地固めに役立つと思う」とあいさつし、会議の成果に期待を示した=写真。
 19日には日本から5題の発表と東京都江東区の木材会館の視察が行われる。

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