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建設工事の動きDigital

建設専門紙が本気でつくった工事データベース

2013/07/31

【現場の逸品】災害時に外国語でアナウンス 優れものメガホン

東日本大震災の発生時、ある鉄道駅で、駅員がメガホンを片手に懸命に避難誘導をしていた。しかし、その言葉は一部の人たちにとって、ただの音声に過ぎなかった。外国人である。「国際都市」東京での一幕だ。
 この出来事を知ったエジソンハードウェア(札幌市、辻誠社長)が、約1年半をかけて開発したのが、「MLI(メニー・ランゲージ・インフォメーション)タッチメガホン」などの多言語拡声装置だ。

【建築】広島型建築プロポーザルを確立! 魅力を持続的に創造

広島県立府中高等学校(26号棟)
広島県は、魅力ある公共建築物を創造する仕組みの構築やクリエーティブな人材の誘引・育成などを通じて、広島発の魅力ある建築物を持続的に創造していくことを目的に「魅力ある建築物創造事業」に取り組んでいる。最大の目玉は広島型建築プロポーザル。手続中の案件を含め、既に9件の案件で実施しており、試行錯誤しながら独自の方式として確立し、将来的には市町村への普及を目指す。
 また、日本建築学会や日本建築家協会の各支部、広島県建築士会との間で包括協定を締結し、建築分野で活躍する専門家からの英知を結集した連携体制も整っている。中国支局暑中企画特集号では、「魅力ある建築物創造事業」が目指す方向性、実績を積み重ねる広島型建築プロポーザルの実施状況を紹介する。

【イケア】東北初の大型店に着工 鹿島で4月完成へ

26カ国に約300店舗を展開する世界最大のホームファニッシング企業・イケアの日本法人イケアジャパン(ミカエル・パルムクイストプレジデント兼CEO=最高経営責任者)の(仮称)IKEA仙台新築工事が29日、仙台市太白区のあすと長町で鹿島の設計施工により本格着工した。久米設計が監修する。2014年4月末の完成、同年秋の開業を目指す。

2013/07/30

【夏の風物詩】「日本橋橋洗い」に町内会など1650人が参加

ことしで43回目を迎える夏の風物詩『名橋「日本橋」橋洗い』が28日、東京都中央区の現地で開かれた。日本橋の美化保存を目的に道路を封鎖し、町内会や地元企業など約1650人が参加して清掃活動を行った=写真。主催は、三井不動産などが会員企業として参加している名橋「日本橋」保存会で、国土交通省関東地方整備局東京国道事務所、日本橋一丁目町会、室町一丁目会、日本橋一の部・六の部連合町会が共催した。

【本】建設業現場代理人に必要な21のスキル 経済調査会

経済調査会は、総合的な現場力アップを目指す若手技術者向けの指南書として『建設業現場代理人に必要な21のスキル』を発刊した。
 現場代理人としての役割と体得すべきスキルを現場運営、問題解決、発注者の信頼獲得、品質向上、利益確保などの観点から計21項目に分類。スキルアップに必要な事項を平易な言葉と多彩なイラストで説明し、施工技術力のみならず人間力アップまでを見据えた、完成度の高い「建設人」を目指す若手技術者にとって必読の解説書になっている。

【木造】公共建築の木材利用へ設計時手引書 全国営繕主管課長会議検討会

公共建築物の構造や内外装への木材利用を促すため、実際の木造建築プロジェクトの図面などを満載した設計段階の手引書『公共建築物における木材利用の導入ガイドライン』がまとまった。主に校舎や体育館、集会場、展示場といった事務所用途以外の建築物にスポットを当て、写真や設計図を多用しながら全国86の実例などを紹介している。

2013/07/29

【開通20年】レインボーブリッジが初の化粧直し 主ケーブル塗り替え

開通から20年、レインボーブリッジが初の“化粧直し"--。首都高速道路は、1993年8月に供用した同橋の経年劣化対策として、主ケーブルの塗り替え塗装を進めている。
 また、防食機能を高めるため、「ケーブル送気乾燥システム」を導入。乾燥した空気を主ケーブル内に送り込み、ケーブル内の湿度を一定に保たせるもので、首都高としては初の導入となる。

【自立ロボ】世界初、マルチローター機で空からインフラ点検

産学官で構成する「ミニサーベイヤーコンソーシアム」(会長・野波健蔵千葉大副学長大学院工学研究科教授)と千葉大学は、東京ビッグサイトで開かれた「テクノフロンティア2013」で、インフラ点検用自律飛行ロボットを実演した。

【イオンモール】平塚出店で協定書 18年のオープン目指す

イオンモールは25日、神奈川県平塚市のツインシティ大神地区土地区画整理組合設立準備会と「(仮称)イオンモール平塚」の出店について協定書を締結した。敷地面積約12万6000㎡に「“人"と“緑"と“未来"をつなぐ おおかみの杜」を開発コンセプトとした商業施設を建設する。2018年のオープンを目指している。

2013/07/28

【けんちくのチカラ】慶大の地震学者、大木聖子さんと東京大学地震研究所1号館

東大地震研究所1号館(免震棟)
地震学者としていま、防災の本当の意味がわかってきたような気がしている。ことし4月、東京大学地震研究所助教から慶應義塾大学環境情報学部(SFC)准教授に転籍し、本格的に防災に取り組み始めた大木聖子さんは、そんな手応えをつかみ、学校の防災教育に奔走する。「3・11」の辛い経験が転機だった。一人ひとりの命の重さへの希求。わかっていたつもりだったが……。膨大な犠牲者を前に、地震学者としての後悔と無念。だからいま、講演や防災教育では「絶対に死なないで」と命の大切さをまず訴える。そして「地震で何が起こるかは明らか。対策も明解だ」と説く。命を守る新しい地震学をつくる。そのために地震学者としての限界も発言する。パラダイムが転換した「3・11」は、愛着が深い東大地震研究所1号館(免震棟)で未知の揺れを経験。少し経って、10カ月前にここを訪れた東北の中学生のことが頭をよぎった。

【LED】ハイパワー化がトレンドに! コイズミ照明が製品投入

ダウンライトは径150㎜で8000ルーメンを実現
1カ月かけて全国5都市で開催したコイズミ照明の新製品総合展示会には、当初予想を大きく上回る8000人規模の来場があった。LED(発光ダイオード)製品への移行需要を背景に、照明業界では受注競争がし烈を極め、他社にない差別化商品の開発が相次ぐ。同社店舗・施設商品部の吉村典之部長は「ハイパワー化が新製品のトレンド」と強調する。

2013/07/27

【新湊大橋】アルミの両翼「フラップ」が揺れ幅1/5に低減

新湊大橋(富山県射水市)
ことし6月に通行が可能になった新湊大橋(富山県射水市)の自転車歩行者道。中央径間部に発生した最大35cm幅の揺れ対策が完了し、車道から約9カ月遅れでの開通となった。揺れを低減させたのは幅1mのアルミニウム製導流板。飛行機の離陸時に揚力を確保する可動翼片「フラップ」の原理を応用し、桁の左右に突き出すように設置された。製品提供した住軽日軽エンジニアリングは、既に6橋への導入実績を持つが、後付けの導流板設置は今回が初めてという。

【現場の逸品】足元で避難場所の距離把握 避難誘導サインタイル

景観資材メーカーのニットー(岐阜県土岐市)が、避難場所の位置を示す「避難誘導サインタイル」の販売に乗り出した。災害時の混乱した中で、案内板だけでは避難場所への迅速な誘導ができない。手軽に設置できるタイルの活用で、足元から明確な場所と距離を指し示す。自治体の防災対策に一役買いそうだ。

2013/07/26

【首都高】いわき市の親子招き「子ども支援プロジェクト」を開催

首都高速道路会社は25日、福島県いわき市の親子19組38人を招待し、東京都千代田区平河町の同社西東京管理局で「首都高子ども支援プロジェクト」の開会式を行った。開会に当たって宮田年耕取締役常務執行役員は「首都高の全長は、常磐自動車道でいわき市から東京まで来るよりも長い、300㎞。体に気をつけて事故のないよう、過ごしてほしい」とあいさつした。

【建築賞】大臣賞はUIDの「Peanuts」、会長賞に「欅アパートメント」 日事連

国土交通大臣賞の『Peanuts』
日本建築士事務所協会連合会(三栖邦博会長)は、2013年度日事連建築賞の受賞者を発表した。29回目となる今回は、国土交通大臣賞に『Peanuts』のUID、日事連会長賞に『欅アパートメント』の吉富興産が選ばれた。このほか、優秀賞6点(一般建築部門3点、小規模建築部門3点)、奨励賞10点(一般建築部門5点、小規模建築部門5点)も選定された。表彰式は8月9日に開く第37回建築士事務所全国大会(三重大会)で行う。

【九州整備局】一服の清涼感 職員が浴衣で打ち水!

九州地方整備局は24日の夕方、福岡市博多区の第2合同庁舎の玄関先で、打ち水を行った。猛暑日が続く福岡市内。職員らは水をまき、一服の清涼感を味わった=写真。

2013/07/25

【現場最前線】山手線の法面を耐震補強 高田馬場駅~目白駅間400㍍

東鉄工業・佐藤工業JVは、東日本旅客鉄道(JR東日本)発注の山手線高田馬場駅~目白駅間耐震補強工事を進めている。約400m区間の盛り土法面に計160本の棒状補強鋼材を打ち込み、崩壊や沈下を抑制する。オフィスや住居が周辺に密集し、作業スペースが限られるなどの制約がある中、列車の安全を確保しながら、重要幹線の安全レベルを向上するため、作業員が一丸となって取り組んでいる。

【車いす向け】高さ調節! レバー1つで洗面台が昇降

TOTO 高齢者施設や病院向けの洗面商品に、高さ調整が可能な昇降機能を搭載した「車いす対応洗面」を8月1日に発売する=写真。排水位置を奥にすることで足元の空間を広くとり、車いすでしっかりアプローチできるようにした。

【比較サイト】「LEDドットコム」がスタート 大手5社の製品を比較

トータルソリューション(本社・東京都中央区、永濱健社長)は、25日からLED(発光ダイオード)照明器具の検索サービスを始める。メーカーによって異なる機能を比較できるほか、省エネルギーのシミュレーション、新商品情報、工事費試算、提案書作成なども可能だ。

2013/07/24

【イメージアップ】仙台の中野建設コンサルが現場写真で挑戦

トンネル貫通の瞬間を1枚に収めた
中野建設コンサルタント(本社・仙台市、秋葉敬治社長)は“写真"の活用による建設業界と社会資本整備のイメージアップに取り組んでいる。一般の市民が目にすることのできない現場で働く技術者や、見学会などのさまざまなイベントに参加した市民の姿を活写し、それをツールに社会とコミュニケーションすることで、建設業や公共事業への理解を深めてもらうための一助としたい考えだ。

【メガソーラー】鹿児島で国内最大級のゴルフ場跡地利用 積水ハウス

積水ハウスは23日、鹿児島県湧水町川西のゴルフ場跡地で、発電容量25.8メガワットのメガソーラー発電所「サンシャインエナジー湧水(仮称)」の建設に着手した。同社が設計施工し、特別目的会社(SPC)が運営主体となる。建設費は約92億円で、年間11億3800万円の売電収入を見込んでいる。

【起工】7月25日に高塚駅・南北自由通路が着工 浜松市

浜松市は25日、高塚駅・南北自由通路整備工事の安全祈願祭を現地(南区高塚町1936-11)で開く。安全祈願祭は、施工者のジェイアール東海建設が主催する。2014年度末の供用を目指す。
 同工事は同駅舎を改築し、S造約610㎡の橋上駅舎、S造長さ約100m、幅約4mの南北自由通路を建設する事業。

2013/07/23

【げんば最前線】住民の願い実現へ 仙台市の造成宅地滑動崩落緊急対策工事

仙台市を襲った最大震度6強の地震は、郊外丘陵部を中心に、5500カ所を超える宅地に甚大な被害を与えた。同市では、専門家による復旧方針と工法の検討を進め、太白区緑ヶ丘の一部を除く全地区を現地で再建することにした。特に大きな被害を受けた青葉区折立5丁目地区の宅地復旧工事を施工する森本組の川原享一作業所長に現状と課題を聞いた。

【あいちトリエンナーレ】普段は見られない建築のガイドツアー 8月2日まで受付

あいちトリエンナーレ実行委員会(五十嵐太郎芸術監督)は、都市から芸術文化を発信する国際展示会「あいちトリエンナーレ2013」の開催を8月10日に控え、普段公開されていない建築物などをガイドツアー形式で紹介する「オープンアーキテクチャー」を実施する。
 大地に転がるドラム缶のような家「コルゲートハウス」(豊橋市)=写真=や日本建築学会賞を受賞している「丸栄」(名古屋市中区)など、特別連携事業と合わせて約20件での開催を予定している。

【構造デザイン賞】満田、村上両氏に決まる 日本構造家倶楽部

大阪府立春日丘高等学校創立100周年記念会館(撮影:鈴木研一)
日本構造家倶楽部(斎藤公男会長)は、第8回日本構造デザイン賞の受賞者を決めた。今回は9件の応募があり、日本構造デザイン賞に満田衛資氏(満田衛資構造計画研究所)の「大阪府立春日丘高等学校創立100周年記念会館」と村上博昭氏(日建設計)の「國學院大學3号館」、松井源吾特別賞には大森博司氏(名古屋大学)が「構造形態創生法の開発とその構造デザインへの貢献」により選ばれた。9月6日に東京都品川区の東京デザインセンターで授賞式と受賞講演会を開く。

2013/07/22

【建築】ライカが建築向けトータルステーション! 「測量の素人」も簡単操作

測量機器大手のライカジオシステムズ(本社・東京都文京区、棚橋有三社長)は、建築業界向けのトータルステーション(TS)事業に乗り出した。これまでのTSは、土木関連や測量関連を中心に使われていたが、同社は使用方法を簡略化し、「測量の素人」でも簡単に扱えるTSを開発、建築現場の位置出しなどに使ってもらう考えだ。価格も100万円以下に抑えた。

【海外】日本の道路技術をミャンマーに! 国とゼネコンが連携

国土交通省は、経済発展に伴い建設需要の拡大が見込まれているミャンマーで、道路分野に焦点を当てたワークショップを開き、日本の建設技術を売り込む。ワークショップは23、25の両日に現地で開く。日本からは国交省総合政策局や道路局の担当者のほか、ゼネコンなど民間企業も参加する。

【歴史】「キングの塔」誕生展を開催 神奈川県立歴史博物館

神奈川県立歴史博物館は9月16日まで2013年の特別展『「キングの塔」誕生!』展を同館1階の特別展示室で開催する。後援は日刊建設通信新聞社など。現在の神奈川県庁本庁舎は関東大震災後の1928年に完成した横浜三塔のひとつ「キングの塔」の愛称で呼ばれた4代目の県庁舎。ことしの秋には創建85年を迎える。

2013/07/21

【現場の逸品】ストロボ効果で鳥害対策 バードストッパー

施設の鳥害対策を専門に行うバードストッパー(大阪市)は、ストロボの射光効果で鳥類が近寄らないように防除する装置「バードシャッター」を開発した。鳥がフラッシュの光やランダムに変化する光に弱い点に着目した。新たな対策方法として注目を集めそうだ。

【現場最前線】都内の「レンガアーチ高架橋」を耐震補強 東鉄工業

東鉄工業は、東日本旅客鉄道(JR東日本)が東京都内で実施している山手線東京駅~有楽町駅間・有楽町駅部のレンガアーチ高架橋耐震補強工事を進めている。同社はこれまでに中央線の神田駅~御茶ノ水駅間、山手線の新橋駅~浜松町駅間で計6径間のレンガアーチ耐震補強工事を完成させている。繁華街に近く、仮設スペースの確保が困難なほか、一般歩行者が多いなどの厳しい施工条件下で、安全確保や創意工夫を凝らしながら首都直下地震から歴史的建造物を守るための工事が着々と進んでいる。

2013/07/20

【回転ドア】「本当の性能を知って欲しい」 国内唯一の販売元に聞く

「少し増えてきたとはいえ、出荷状況はまだ年5台のペース」と説明するのはブーンイダムジャパン(東京都港区)の中原博社長だ。2004年3月に六本木ヒルズで起きた事故以来、回転ドア市場は一気に冷え込み、現在の日本市場では同社が唯一、販売実績を積んでいる。この9年間で33物件40台を納入した。

【BIMイノベーション】YKKAPが既製品の3Dモデル提供を本格検討!

建築プロジェクトにBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の導入が増加したことで、メーカー側に3次元モデルデータの提供を求める流れが強まってきた。「いまはまだ元請けの要請を受けて対応しているBIMだが、受注から製造までの一貫生産が構築できれば、業務の大幅な効率化が実現できる」とはYKKAPの鹿野裕市営業本部設計技術部担当部長。実プロジェクトへの適用を経験する中で、同社は「I(インフォメーション)」の部分をより注視するようになった。

2013/07/19

【ケルヒャー】維持修繕分野にも参入 ウォータージェットモバイル2機種投入

ケルヒャー ジャパン(本社・宮城県大和町、佐藤八郎社長)は、橋梁・トンネル補修工事の下地処理に使うウォータージェット工法分野に参入する。8月8日に一般車両でけん引できるモバイルウォータージェット2機種を市場に投入する。
 ウォータージェット工法は、コンクリートの打ち継ぎ前に、健全なコンクリートや鉄筋を痛めることなく、表面に細かく均一な凹凸をつけられる。従来は大型機が主流だったが、同社は小型機を提案することで、点在する中小規模現場へ機動的に搬送したり、スペースが限られた現場への搬入を可能にする。

【現場最前線】「地域からの信頼が第一」東京都建設局2現場の取り組み

暫定的なモデル道路を整備した放射5号 兵庫橋北側の環境施設帯(築堤+歩道)
道路や河川の整備といった公共事業を進める上で、欠かすことができないのが地域住民とのかかわりだ。プロジェクトの大小にかかわらず、行政が進める1つひとつの事業は地域住民の理解の上に成り立つ。東京都第三建設事務所の「放射第5号線(杉並区久我山2-3丁目間)」と「妙正寺川鷺の宮調節池」は、工事の発注者となる行政や実際の工事を担う建設企業が、計画から施工段階に至るまで地域に積極的に入り込むなど、地域からの信頼を得て、事業を進捗させている。2つのプロジェクトを追った。

【建築】特別賞に西沢立衛氏の豊島美術館 第54回BCS賞に17作品

特別賞の「豊島美術館」
日本建設業連合会(中村満義会長)は18日、「第54回BCS賞」として応募作品65件の中から「金沢 海みらい図書館」など17件(うち特別賞1件)を選定した。表彰式は11月15日に東京都千代田区の帝国ホテル東京で開く。

2013/07/18

【超重機】日立建機の双腕ショベル「アスタコNEO」 ペーパークラフトで再現

日立建機の双腕仕様油圧ショベル(アスタコNEO)が、ペーパークラフト付きで出版された。従来機ではできなかった作業も、人間のように2本の腕を持つことで可能性が広がることを、写真をふんだんに使って紹介している。

【復興版】気仙沼線BRT専用道が2倍に延伸 9月5日から運行

東日本旅客鉄道(JR東日本)は、震災の被害を受けた気仙沼線で暫定運行しているバス高速輸送システム(BRT)について、新たに3区間で専用道による運行を9月5日に開始する。全線(55.3㎞)のうち専用道の距離は計21.7㎞と現行の2倍に伸び、所要時間も最短106分と7分短縮される。

【建築】バージニア工科大が士会連合会を表敬訪問

日本建築士会連合会(三井所清典会長)は、バージニア工科大学の海外視察団による表敬訪問を受けた。三井所会長は訪問への歓迎の意を表するとともに、アーキテクトとエンジニアが同じ環境で学び、それぞれが建築士資格を持つ日本の資格制度を説明。教育と仕事、職能を取り巻く状況を紹介し、「アーキテクトとエンジニア、施工者がお互いに協力したり対立したりすることで良い仕事ができる」と強調した。

2013/07/17

【梅田駅】アーチ天井生かした照明提案を公募 大阪市

現在の梅田駅
大阪市交通局は、地下鉄梅田駅のアーチ空間部を対象に公募型プロポーザルを実施する。参加表明を8月2日まで鉄道事業本部建築部建築施設課で受け付け、9月上旬に特定する。
 地下鉄御堂筋線梅田駅の上りホームの天井部について、歴史あるアーチ型の大空間を生かした全体イメージや照明計画、広告配置などの検討を委託する。

【木造】地元木材を活用して新庁舎 秩父市が基本設計まとめる

埼玉県秩父市は、新本庁舎および市民会館の基本設計を公表した。規模はSRC造地下1階地上4階建て延べ9628㎡。市役所と市民会館を合築するメリットを最大限に引き出し、環境配慮、耐久性、維持管理・フレキシビリティーに配慮した施設づくりをコンセプトにした。設計は佐藤総合計画・丸岡設計JVが担当している。

【首都高】トンネル内にミスト噴霧! 中央環状山手トンネル

トンネル内をミストでヒートダウン--。首都高速道路は、高速中央環状線山手トンネルの温度上昇抑制対策として、10日からミスト噴霧を実施している=写真。既存の内回り・富ヶ谷出口~大橋ジャンクション(JCT)間(約200m)に加えて、ことしは新たに外回りの西池袋出口~トンネル出口間(約500m)にもミスト噴霧設備を設置し、12日から噴霧している。実施時期は9月末までを予定。

2013/07/16

【土木チャンネル】愛される土木に何が必要か 勝間和代氏の動画がアップ

ネット上の動画サイト「土木チャンネル」の対談「築土構木の思想」2人目は、経済評論家の勝間和代氏が登場する。「愛される土木」をテーマに、藤井聡京大大学院教授が3回にわたって、土木が愛されるためには何が必要かを問い掛ける。勝間氏は発展途上国での道路の必要性、骨格となる幹線道路の多寡で生まれた国内格差について触れるとともに、土木界に対しては「顧客設定があいまい」と指摘。「いかに国民にいい印象も持ってもらうか」が大切だと論じる。前編は16日、中編は22日、後編は29日にアップされる予定だ。

【復興版】震災直後の体験談を無料配布! ラジオ番組も開始 福島建協

福島県建設業協会(小野利廣会長)は、東日本大震災などの災害時に応急復旧に当たった会員企業の技術者らの活躍ぶりをまとめた体験談集『その時、建設業は~緊急出動・対応の記録~』を活用した広報活動を展開している。希望者に体験談集を無料配布しているほか、執筆した技術者らの肉声を伝えるラジオ番組もスタート。また、体験談集の発刊を記念して5月に開いた発表会に参加した高校生からは感想文も多数寄せられた。こうした取り組みは、地域の“危機管理産業"である地元建設企業の理解促進につながりそうだ。

【体験型アトラクション】仮設資材の体験型施設「そらスタ」がオープン

仮設大手の日建リース工業が運営する遊園地「豊洲そらスタジオ」(東京都江東区)が13日にオープンした=写真。9月1日までの夏季限定で、金・土曜日の夜にはビアガーデンも営業する。
 アトラクションは、仮設資材を多く使った体験型の15種類を用意している。中村賢二東京支店イベント事業部長は、「仮設資材を子どもが遊べるようにつくりかえた。(アトラクションに)電気は一切使っていない」と施設の特徴を説明している。

【プレゼント企画】「サンダーバード博」チケットをペアで5組様に!! 建設通信新聞社Facebookページ

建設通信新聞Facebookページでプレゼント企画第3弾を実施中です!
前田建設ファンタジー営業部さんとのコラボ企画です。
今回は、東京・お台場の日本科学未来館で開催中の「サンダーバード博」チケットを、ペアで5組様に差し上げます。締め切りは2013年7月19日(金)17:00までです。

前田建設ファンタジー営業部のみなさま、チケットをありがとうございます。
ホームページはこちらです。
前田建設ファンタジー営業部 http://www.maeda.co.jp/fantasy/

プレゼントご希望の方は、ぜひ「建設通信新聞社Facebookページ」を訪ねて下さい。
よろしくお願い申し上げます。

建設通信新聞社電子メディア局一同

2013/07/14

【チャレンジ】こだわりの風呂 TOTOが高級浴室を市場投入!

TOTOは、浴室事業で高級ゾーンの商品を投入する。在来工法の浴室を選ぶ高級志向のエンドユーザーを取り込むとともに、商品ラインアップの拡充によってシェア拡大につなげる。喜多村円取締役専務執行役員システム商品グループ担当は高級ゾーンの顧客開拓を「新たなチャレンジ」に位置付ける。

【素材NOW】イ草の天然畳に代わる「和紙畳おもて」 こより技法で強度を確保

日本の伝統床材「畳」の出荷量は、年々減少し続けている。現在は芯材部分の畳床(たたみどこ)が650万畳、張り替え需要を含めた畳表(たたみおもて)が1500万畳。1970年代から比べると、市場規模は3分の1にまで落ち込んだ。畳床に藁(わら)、畳表にイ(藺)草を使う天然の畳は少なくなり、別の原料を使った工学畳が市場を下支えしている。トップシェアを誇る大建工業の中西栄治畳材部部長は「市場全体が縮小しているとはいえ、伸びしろはまだ十分にある」と業績拡大の手応えを口にする。

2013/07/13

【現場最前線】600トンのアーチ橋を横移動! 名古屋市の「中川橋」架替え

名古屋市港区の中川運河に架かる「中川橋」の架け替えで、アーチ橋(1930年架橋)を横取り工事を行った=写真。現橋をいったん北(上流)側に約37m移動し、新設した下部工に移し替える(旧位置より河口側へ5mへ移動)もので、2017年の全体完成を予定。移動工事は横河工事が担当している。

2013/07/12

【建築】今も輝き続ける「道しるべ」 横浜ランドマークタワーが開業20年!


 JR京浜東北線桜木町駅(横浜市)を降りて動く歩道を進むと、その終点に、高さ296mという営業中の建物としては国内最高高さの超高層ビル「横浜ランドマークタワー」がそびえ立つ。1993年7月16日、みなとみらい21(MM21)地区に民間プロジェクトの初弾として完成したこの建物は、間もなく開業20周年を迎える。今なお、ハイグレードなオフィス空間だけでなく、約200店舗が並ぶ商業施設「ランドマークプラザ」、展望フロア「スカイガーデン」、「横浜ロイヤルパークホテル」などが集積した国内最大級の複合施設であり、文字通り“ランドマーク(道しるべ)"として輝き続けている。

【日建連】『2013建設業ハンドブック』を発行 建設市場の現状を解説

日本建設業連合会(中村満義会長)は、『2013建設業ハンドブック』を発行した=写真。今回は、東日本大震災後の建設市場の項目に、都市別の資材価格指数や有効求人倍率、工事市場単価の推移データを新たに追加した。
 ハンドブックは、日建連が毎年発行しており、日本経済と建設業の関連性、建設市場の現状、建設業者の構成、企業経営の状況、建設コスト、労働市場、社会資本の整備状況などを最新のデータを使って分かりやすく解説している。