2016/02/27

【久留米市】初めての建築工事現場に釘付け! 浮羽工高2年生が日吉小改築を見学


 福岡県久留米市が建設を進めている日吉小学校校舎改築工事の現場見学会が19日、建設地の同市日吉町で行われた。参加したのは福岡県立浮羽工業高校建築科の2年生32人(女子4人)と教諭3人。福岡県建設業協会(岩崎成敏会長)の協力で実施した。生徒は職人の作業の様子に足を止めて熱心に見学するなど、初めて見る建築工事現場を実感した=写真。

 同工事は既存校舎の老朽化に伴い、グラウンドを活用し新校舎を建設する。規模はRC造4階建て延べ6089㎡。1階に多目的室、調理室、特別支援教室、2階に図書室、学童保育所、普通教室、3階に普通教室、4階に音楽室、図工室などを配置し、中央部の吹き抜け空間が建築的な特徴となっている。
 建築工事の施工は半田建設・梅原建設・聖光建設JVが担当。昨年7月に着工し、12月の完成を予定している。現在は2階までのコンクリート打設を完了し、3階部分の躯体工事を進めている。設計は楠山設計・石井建築設計事務所JV、監理は回工房。
 この日は、半田JVの板橋博所長や現場担当者が工事の概要を説明し、実際の現場を見学した。板橋所長は「建設地が市の中心市街地にあり、敷地も狭く、資材の搬入、材料置き場の確保が難しかった。また、児童が授業を行いながらの施工となるため、通学路と工事進入ルートの動線に配慮し、現場は高さ6mの騒音防止パネルで囲っている」などと工事中の苦労と工夫を説明した。その上で「普段見ることがない型枠工事などを見学し、今後の参考にしてほしい」とエールを送った。生徒は「学校で学んだことを現場で確認でき、知識を高めることができた」と感謝の言葉を述べた。
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