2016/02/29

【新潟県】初のICT建機実演! 土木で活用される情報化施工のセミナー盛況


 新潟県新潟地域振興局新津地域整備部は25日、情報化施工セミナーを新潟市秋葉区の同局新津庁舎で開いた。公共工事でのICT(情報通信技術)の普及を見据え、官民から多くの関係者が出席した。また、県として初めてICT建機を実演した=写真。

 同部の伊藤聡副部長は、「ICTは社会生活で身近なものとなっている。土木の世界でそれがどのように活用されるかを実感してほしい」と述べた。
 続いて、講義へと移った。講師を務めたコマツレンタル新潟営業部の川上利博氏は、コマツが推進するスマートコンストラクションの概要を説明。コマツレンタルが情報化施工をサポートした、県営ほ場整備工事(施工者・秋葉建設興業)を例に挙げながら、「UAV(小型無人航空機)を使って3次元データを構築し、高度に知能化されたICT建機がそれに基づいて施工するので、生産性の向上に大きく寄与する」と強調した。
 また、国土交通省が掲げるi-Construction(アイ・コンストラクション)にも触れた。
 最後に、参加者は庁舎駐車場に置かれたコマツ製のICT建機(インテリジェントマシンコントロール油圧ショベル)に搭乗。雪山を法面に見立てて、その性能などを体感していた=写真。
 川上氏は建設業のICT化に理解を深めてもらうため、「(他の自治体などから)要請があれば、積極的に説明させていただきたい」と話している。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

0 コメント :

コメントを投稿