2016/02/10

【カナリヤ通信】WLB ワークとライフの境界は人それぞれ 安井建築設計事務所設計部・高田和子さん


 私は、子どもが2歳の時に今の会社に転職しましたが、突発的に帰らざるを得ない場合も周囲の理解と協力を得ることができ、本当に助かっています。また、夫も家事・育児全般にわたって主体的に関わっていましたが、昨年夏から海外に単身赴任してしまったので互いの両親が頼みの綱となっています。


 私は幼いころから自立するように言われてきたからか、仕事をしていない生活は想像できないし、生活の糧を他の人にゆだねるということはあまり考えられません。
 ワークとライフの境界は人それぞれだと思いますが、私にとっては活動時間のほとんどがワークでありライフです。強いて言えば経済的報酬の有無による違いはありますが、それらはバランスを取るというよりは臨機応変にマネジメントするという感覚に近いと思います。
 子どもがいると残業はなかなかできませんが、手が離れてきたら徐々に仕事の比重を多くしていきたいです。建築設計という仕事に社会的使命感や達成感を感じますし、病院などの医療福祉施設に携わる機会が多いので、ゆくゆくは医療に関連するボランティア活動などにも関わり、良い形でワークをライフに近づけていけたらと思います。
 前職で、周囲の協力を得ながら仕事を続ける先輩女性の頑張りを目の当たりにしてきました。会社の制度が整備されつつあり風潮も変わってきていますので、多様な働き方を上手に組み合わせることで仕事の質や効率・創造性が高まる環境を作れるよう、前向きに頑張っていきます。
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