東京都港湾局と臨海副都心まちづくり協議会は17日、国土交通省関東地方整備局川崎国道事務所が進めていた長さ約100mの大型歩道橋「青海・台場クロスウォーク」の開通式を江東区青海1丁目地先の現地で行った。国道357号線と首都高速湾岸線を挟んで向き合うダイバーシティ東京プラザ側とフジテレビ本社ビル側の4地点を屋根付き高架の歩道で結ぶことで、お台場中央交差点を通る歩行者の安全、利便性の向上と交通混雑の緩和を図る。巨大なサイズと「X」型の形状、半透明な屋根部分などのスタイリッシュな外観を持つ新歩道橋は、臨海副都心エリア発展の新たなランドマークとなる。
式典では、東京都港湾局の前田宏技監、まちづくり協議会の遠藤龍之介フジテレビジョン専務に続いて、深澤淳志関東整備局長があいさつし、「台場、青海の両地区の交流を深め、新たなにぎわいを創出するとともに、2020年に開催が予定されている東京オリンピック・パラリンピックに向けて、世界の交流の架け橋となることを願っている」と期待を込めた。また、江東区の山崎孝明区長も「ますますこの地が注目されることは間違いない。本当によい橋ができた」と述べ、港区の武井雅昭区長も「関係者の尽力に心から感謝する」と謝意を表した。
続いて深澤整備局長ら関係者がテープカットとくす玉開披を行うとともに=写真、地元の幼稚園児らを交えて渡り初めが行われた。
概要は、橋長が横浜側約138m、千葉側約142m。橋重は上部工部約1000t、階段部約270t。施工は鹿島・IHIインフラシステム・川田工業JVが担当した。
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