2014/08/31

【建築】大阪市「生きた建築ミュージアム」に梅田スカイビルなど22件追加!

大阪市は「生きた建築ミュージアム」事業の一環で「通天閣」や「梅田スカイビル」など市内22の建物を追加選定した。13年度に認定した28件とあわせ、50の建物が選ばれたことになる。
 「生きた建築ミュージアム」は、近代建築を始め大阪の都市魅力向上につながる市内の建築物を選定、まちづくりに活用しようとする試み。13年度に「大阪ガスビル」(中央区)や「梅田吸気塔」(北区)など28の建物を選定したのに続き、今回22件を追加した。

梅田スカイビル
通天閣(浪速区)は内藤多仲が設計を手掛け、1956年に完成。戦後大阪の復興の精神を体現した構造物として選ばれた。北区にある梅田スカイビル(設計=原広司+アトリエ・ファイ建築研究所)は、1993年完成と比較的新しいが「全体から部分まで設計者の建築観が色濃く、わが国でも数少ない建築家の作品と呼ぶにふさわしい超高層」と紹介している。
 このほか竹中工務店大阪本店が入る「御堂ビル」(中央区)といった建物や、黒川紀章がデザインを手掛けたカプセルホテル(カプセルイン大阪、北区)などユニークな施設も選定されている。選定は、学識者らで構成する「生きた建築ミュージアム推進有識者会議」(座長・橋爪紳也大阪府立大教授)が当たった。
 選定された建物へのプレート贈呈式を10月30日、大阪市中央区の綿業会館で開く。また11月1日と2日には「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2014」と題するイベントを開催、対象建築物の特別公開などを実施する予定だ。

 今回選ばれたその他の建物は次のとおり。
▽中央電気倶楽部

中央電気倶楽部(photo:NISHIGUCHI,Masahiro)
▽リーチバー(リーガロイヤルホテル)
▽堂島サンボアバー
▽マヅラ(大阪駅前第1ビル)
▽日本生命保険相互会社本館
▽御堂筋ダイビル
▽本願寺津村別院
▽北浜レトロビルヂング
北浜レトロビルヂング(photo:Bittercup)

▽江戸堀コダマビル
▽原田産業大阪本社ビル

原田産業大阪本社ビル(photo:Bittercup )
▽青山ビル
▽伏見ビル

伏見ビル(photo:Bittercup )
▽長瀬産業大阪本社ビル
▽ギャラリー再会
▽味園ユニバースビル
▽浪花組本社ビル
▽オーガニックビル

オーガニックビル(photo:W236)
▽阪急三番街。
阪急三番街(photo:+-)
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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