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建設工事の動きDigital

建設専門紙が本気でつくった工事データベース

2014/12/31

【記者座談会】2014年を振り返る(その2) 設計・コンサルと設備

■設計・コンサル/士法改正、公共は堅調推移

  写真は改正建築士法の周知徹底と円滑な実施に向け、中央・地方の行政機関、民間団体に対する共同要望に取り組む建築3会(左から芦原JIA会長、大内日事連会長、三井所士会連合会会長)。

2014/12/30

【記者座談会】2014年を振り返る(その1) 行政・業界団体とゼネコン

東日本大震災からの復興の取り組みが加速する中、2014年は、補正予算と当初予算をセットにした「15カ月予算」による早期前倒し発注によって、年初から上期にかけ公共事業は全国各地で拡大した。ただ建設市場をけん引した公共事業も14年下期から前年同月比もしくは前年同期比で減少に転じ始めた。一方、建設市場の先行き指標の1つである、手持ち工事高は官公需・民需いずれも積み増しており、建設業界に悲観論はない。人手不足が深刻化し、将来にわたっての担い手確保と育成が大きな焦点となったこの1年間を、担当記者による座談会で振り返る。写真は日建連の「なでしこ工事チーム」登録第1号となった東京外環道田尻工事現場で活躍する「チームなでしこ外環田尻」のメンバー。

2014/12/29

【現場の逸品】液温10度でも固化時間OK! 「冬仕様」のウレタン注入剤 アキレス

覆工コンクリート背面に発生した空洞に発砲ウレタンを注入するトンネル補修の裏込注入工法だが、寒冷時には発砲ウレタンの液温が下がるため、粘度が上がってしまい、施工性に影響を及ぼすなどの課題がある。アキレスは、冬施工時の問題点を解決したウレタン注入材「SK-02W」の販売を始めた。

2014/12/28

【技術裏表】“やっかいもの”をエネルギーに! 雪や排熱を生かす試み、美唄で始まる

ことしも雪の舞う季節が到来した。豪雪地帯にとっては、雪は捨てる場所に困るほどの“やっかいもの”でもある。だが、そんな雪をエネルギーに変えて活用しようと、北海道美唄市などが「ホワイトデータセンター」の実現に奔走している。工業団地の敷地に雪を集め、その冷熱エネルギーでデータセンターに設置するサーバーを冷却したり、雪の冷熱やデータセンターの排熱を活用して周辺の工場に熱を供給する構想を描く。設備関連の技術は三機工業がプロジェクトに参画して支援しており、参画者が一丸となって取り組みを周知している。

2014/12/27

【現場最前線】「RC積層工法」で1フロア6日で完成! プレミスト札幌ターミナルタワー

札幌駅前の新たなランドマークとして建設が進む、大和ハウス工業の超高層マンション『プレミスト札幌ターミナルタワー』。大成建設の設計施工で11月4日に上棟し、最高高さ128mを超える姿を現した。この「(仮称)札幌北7東1計画新築工事」の躯体構築には、同社独自の「RC積層工法」を採用し、1フロアを6日で完成という速さを実現。現場を指揮する最上公一作業所長は「労務事情が厳しいと言われている中、この現場は、当初の予定どおりに工程が進んでいる」と胸を張る。

2014/12/26

【今年もお世話になりました】建設通信新聞公式ブログ 2014年ベスト記事20発表!

公式ブログをご覧いただいている読者のみなさま。本年も大変お世話になりました。建設通信の公式ブログは2014年、約980本の記事を掲載し、おかげさまで約80万のページビューを頂きました。
 来年も、建設通信新聞と公式ブログ、「びるるん」ともどもよろしくお願い申し上げます。
 ことしの締めに、2014年ブログ記事ベスト20を発表いたします。

【古河ロックドリル】ドリルジャンボに情報化施工! リニア向けに発売開始

古河ロックドリル(本社・東京都中央区、三村清仁社長)は、大口径断面対応のドリルジャンボに情報化施工を取り入れ、マシンガイダンスによる穿孔支援システムを実用化した。マシン後方のトータルステーション(TS)でジャンボ本体と穿孔用のガイドシェルの位置を計測し、オペレーターに計画どおりの穿孔位置や差角を伝える。穿孔深さも自動で判断し、余掘りを最小限に抑えることができる。穿孔時の圧力もすべて記録でき、LANで現場事務所や元請企業の本社とも共有できるシステムだ。

【関西ペイント】「ボルネオへの恩返しプロジェクト」に塗料提供 象舎の柵を塗装

関西ペイントは、北海道旭川市の旭山動物園が実施している「ボルネオへの恩返しプロジェクト」の一環として、8月に行われたマレーシア・サバ州(ボルネオ島)「野生生物レスキューセンター建設工事」の塗装ボランティアに塗料を提供した。

2014/12/25

【復興特別版】3月21日、ついに「まちびらき」! コンパクト市街地で再生する女川町

宮城県女川町の中心部エリアが本格復興に向けて大きく踏みだす。同町は2015年3月21日、新たな「にぎわい拠点」を形成する女川駅周辺の「まちびらき」を実施。これに合わせて東日本旅客鉄道(JR東日本)ではJR石巻線全線で運転を再開する。翌22日には同駅の新駅舎との合築施設「女川温泉ゆぽっぽ」もオープンする。これを皮切りに「まちなか再生」を一気に加速させ、同年秋にまちのシンボル軸となるプロムナードと、その沿道でのテナント型商業施設、16年秋には(仮称)物産センターなどの供用開始を目指す。画像は坂茂氏が設計した新駅舎完成パース。

【体験型WS】トラス構造基本で自由に作ろう! 桶川西小でストローハウスづくり 埼玉士会

埼玉建築士会中央北支部は、桶川市立桶川西小学校のPTAが主催する「くすの木まつり」で、「ストローハウスづくり」による小学生向け体験型ワークショップを開催した。
 参加した児童は、クリップでストローを組み合わせ、カラフルな立体物をつくり、楽しみながら構造物の仕組みを学んだ。

【働きかた】「自分の名前で入札」「家庭と仕事の両立」が目標 日本道路・前田紫帆さん

  勉強の過程で、スケールが大きく公共性の高い土木の世界に興味を惹かれていった。「メンテナンスの時代が来て、道路の仕事は重要度が増す」と思い、この道を選んだ。
 「もともと外で体を動かすのが好き」な性格だが、大学時代は地盤研究室で「パソコンとにらめっこ」の日々を送る。室内作業から解放された現場の仕事は「単純に楽しい」と笑顔を見せる。

2014/12/24

【賃貸住宅管理】大学生が「管理業務で家賃減免」の社会実験 明海大と日管協

明海大学不動産学部(千葉県浦安市、中城康彦学部長)と、日本賃貸住宅管理協会(日管協、末永照雄会長)は、大学生が賃貸住宅の管理をする「オンサイトマネージャー制度」の社会実験を始めた。写真は右から中城学部長、管理会社アミックスの鎌田氏、社会実験に参加する学生の木下さん。

【駅伝@川崎市】日建連、ゼネコンチームも参加! 社長たちもタスキをつなぐ

アールビーズスポーツ財団が21日、川崎市の川崎市古市陸上競技場で開いた「EKIDENinTAMAGAWA」に日本建設業連合会・東京建設業協会連合チームや東急建設、飛島建設、西松建設など、建設関係団体・企業が多く参加した。前日に雨が降り、天候が心配されたものの、当日は好天に恵まれ、参加者は冬空の下、1本のタスキを力を合わせてつないだ。

【本】当社より『次世代建設産業戦略2025 活力ある建設ビジネス創成への挑戦』発刊!


日刊建設通信新聞社は『次世代建設産業戦略2025 活力ある建設ビジネス創成への挑戦』を刊行、発売しました。
 本書は、建設産業の抱える課題を解決しながら、企業の競争力を強化するための方策について、早稲田大学次世代建設産業モデル研究会の3年にわたる研究の成果をまとめたものです。
 2020年東京五輪開催後の建設市場を視野に入れ、日本型建設産業の優位性を生かしながら、より付加価値の高い産業への転換を目指す新たな産業モデルを、産官学の実務家らが提案します。

2014/12/23

【次代を担う】横浜国大生がマネジメント力を実感 リビタの「一棟丸ごと リノベーション」現場

リビタ(東京都渋谷区、南佳孝社長)が東京都中央区で進めているプロジェクト「リノア東日本橋」は、既存建物を一棟丸ごと取得し、共用部・専有部ともリノベーションした上で分譲する事業。建設コストが高騰している状況下で、かつ都心3区にありながら、個人のライフスタイルにあった住まいを比較的リーズナブルに手にできることから人気を集め、すでに販売住戸は全戸完売した。来春の竣工に向けて最終段階に入った改修工事の現場を、横浜国立大学大学院都市イノベーション学府の江口研究室から大学院生3人が訪れた。大石義高さん、巽つくしさん、松浦幸太郎さんが共同でリポートする。写真は南西向き住戸のスケルトン。

2014/12/22

【大建協】布施工科高1、2年生が水処理施設のコンクリ打設現場へ

大阪建設業協会(蔦田守弘会長)は17日、大和川流域下水道今池水みらいセンター(大阪府松原市)水処理施設築造工事の現場見学会を開いた。久本組・日野建設工業JVが施工している水処理施設(3-2系)築造工事その2の建設現場に大阪府立布施工科高校(大阪府東大阪市)の建築設備系1・2年生の生徒31人が訪れ、コンクリート打設の様子など土木工事の現場について学んだ。

【工場見学】道路の原料を見学! 小学生が合材へ 愛知合材協

愛知県アスファルト合材協会は18日、同県岡崎市立生平小学校の児童と先生ら約80人を招き、アスファルト合材工場の見学会を開いた。当日は、中日本高速道路会社発注の新東名高速道路岡崎舗装工事を請け負う鹿島道路・ガイアートT・KJVの合材工場と工事現場を案内した。

2014/12/21

【復興現場最前線】首都圏への足を取り戻せ! JR常磐線14.6㎞を内陸側へ移設復旧


震災は首都圏と太平洋沿岸各都市を結ぶJR常磐線にも深刻な打撃を与えた。特に被害が甚大だった宮城・福島県境の駒ヶ嶺駅~浜吉田駅間では、住民が通勤・通学のために日々利用していた3駅舎が流失、線路は壊滅的な被害を受け、現在も運休が続いている。早期復旧に向け、福島県新地町と宮城県山元町では内陸側への移設工事が復興まちづくりと一体となって進められている。2017年春の運行再開を目標に、地域住民や環境にも配慮しながら、トンネルや高架橋の新設工事などが行われている現場を訪ねた。写真は山元工区の戸花山第2トンネル。

【技術裏表】“大部屋”流の開発方式で、一番安いLED防犯灯を作る! 岩崎電気

「究極のものづくりが実現した」と、岩崎電気の五月女和男取締役執行役員埼玉製作所長兼製造統括本部長は10月に発売した取付間隔20mの防犯灯『レディオック・ストリート10VA』を指差す。開発期間わずか4カ月で、従来品の半額近くまでコストを引き下げ、業界で初めて1万円を切る価格帯に踏み込んだ。製品開発のスタート時から関連部署の担当者全員が議論を始める“大部屋”のものづくり改革が、同社の競争力を下支えしている。

【現場の逸品】ダンプドライバーに朗報! 業界初のアオリ部補強の専用シートが販売開始

ダンプカー荷台のアオリ部分から土砂が飛び散るのを防ぐ専用補強シートが、クラレプラスチックス(大阪市)から販売された。よく目にするアオリ部の補強シートであるが、これまで専用シートとして販売されたケースはなく、同社は「業界初の商品になる」と強調する。

2014/12/20

【阪神大震災】20年の節目に各地でシンポジウム開催 

1995年1月17日午前5時46分に発生した阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)。マグニチュード7.3の直下型地震により、6400人を超える死者と4万3000人の負傷者、全壊家屋10万棟以上という戦後最大級の被害をもたらした。その震災から20年の節目を前に、建設関連でもシンポジウムなどの行事が計画されている。予定の一部を紹介する。

◆「士業」の役割考える

 阪神・淡路まちづくり支援機構は2015年1月31日、神戸市中央区の兵庫県弁護士会館をメーン会場に「来たるべき災害に備える連携力-士業の社会的役割を考える-」を開く。大規模災害発生時に、建築士や弁護士などいわゆる「士業」の果たす役割について幅広く考える。
 全体会とテーマ別の分科会に分けて行われる。全体会は弁護士会館を会場に「連携力」をテーマとしたパネルディスカッションが行われる。パネリストとして建築家の野崎隆一氏(神戸まちづくり研究所事務局長)が参加する。分科会は「復興まちづくり」(第1分科会)、「防災・減災・耐震」(第4分科会)、「復興と住宅政策」(第6分科会)など、6テーマを予定している。

◆建築士協議会が主催
 同日、神戸市中央区の神戸市産業振興センターで開かれる「第34回近畿建築祭」は関西2府4県の建築士会で構成する近畿建築士会協議会の主催。「1・17からの20年をふりかえって」をテーマに、室崎益輝神戸大名誉教授の基調講演などを予定している。

◆土木・建築の取組み紹介
 大阪でもイベントが計画されている。同9日に大阪市西区の建設交流館で開催される関西地震観測研究協議会主催の「地震防災フォーラム2015」。南海トラフ巨大地震による震災の軽減に向けた土木・建築両面の取り組みを紹介する。

◆河田教授が講演
 同14日に日本建築構造技術者協会(JSCA)関西支部が開く「震災の記憶-1995・1・17+20年-」。第1部では河田惠昭関西大教授が「大震災の経験を踏まえた構造物の設計手法の変遷」と題し講演するほか、第2部では構造設計者らによるパネルディスカッションも予定している。

◆南海トラフへの備え
 近畿地方整備局と気象庁大阪管区気象台は同17日、大阪市北区のグランフロント大阪北館でシンポジウム「南海トラフ巨大地震に備える」を開く。近畿建設協会、日本建設業連合会関西支部、建設コンサルタンツ協会近畿支部が協賛している。
 阪神・淡路大震災を振り返るトークセッションと、南海トラフ巨大地震への備えがテーマの2部構成。第2部のパネルディスカッションには森岡千穂松山大准教授、森本正治三菱地所プロパティマネジメント大阪支店長、井下泰具大阪地下街理事、近藤誠司関西大社会安全学部助教、小俣篤近畿地整企画部長が参加する。
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【東京駅】次の100年へ進化は止まらない! 丸の内駅前広場、地下街を一新

12月20日に開業から100年を迎える東京駅。1914(大正3)年12月20日に開業以来、首都東京とともに歩み続けてきた。東日本旅客鉄道(JR東日本)では、「東京駅が街になる」というコンセプトのもと、駅周辺の都市空間整備を加速させる。丸の内駅舎に続き、次の100年を見据え、永く親しまれる丸の内駅前広場空間を創出するとともに、地下エリアも整備する。駅前広場は2017年春、地下エリアは同年夏の完成を予定。歴史、伝統、文化、学術、ビジネス、先進性が融合した街「Tokyo Station City」として、魅力を高めていく。写真は丸の内駅前広場完成予想模型。

【現場最前線】大江戸線のリニア軌道を守る! 東鉄工業の「東京線路支店地下鉄工事所」

木場公園(東京都江東区)の地下に都営大江戸線の車両基地があることは広く知られているが、基地が列車の安全運行に欠かせない軌道保守工事の重要拠点でもあることはあまり知られていない。同線の軌道保守工事を発注する都交通局木場保線管理所が入る基地直結の木場庁舎に事務所を置く、東鉄工業東京線路支店地下鉄工事所には、佐久間清所長を含む3人が常駐し、独自のノウハウと高い技術力で安全運行を支えている。歴史の浅いリニア軌道構造で「保守のスタンダードを築いていきたい」(佐久間所長)と、現状に甘えることなく改善を重ね、安全を提供し続けている最前線を訪ねた。

2014/12/19

【復興特別版】JIA東北が全面支援の『子どもの村東北』が開村 

日本建築家協会東北支部(JIA東北)復興支援委員会が全面的に支援した『子どもの村東北』が12月19日、仙台市太白区茂庭台に開村する。「すべての子どもに愛ある家庭を」のスローガンを掲げ、東日本大震災で親を亡くした震災孤児など、社会的養護を必要とする子どもたちに、家庭的環境と専門家による支援を提供する拠点となる。その建設と運営には、活動に賛同したJIAのほか、行政や企業、個人など多様な主体が参画。未来ある子どもたちを永続的に支えていく。写真はセンターハウス棟。

【災害ロボ】国交省が人型など6技術を雲仙で検証

国土交通省は、災害対応ロボットの現場検証を長崎県の雲仙普賢岳で15日から19日にかけて実施している。現場を公開した17日には、産学官で構成する「次世代社会インフラ用ロボット現場検証委員会」を始め、地元自治体や開発関係者ら約80人が参加し、検証状況を見学した。写真は富士建のDOKAROBO。

【猛暑対策】工場内空調に救世主 「誘引パンカー」で15m先もひんやり!

空調機器・製造販売の木村工機(本社・大阪市中央区、木村惠一社長)は、1983年の発売より累計7500台の納入実績を誇るロングセラーとなっている「工場用ゾーン空調機」の吹出口であるパンカールーバーとして「誘引パンカー」を新開発した。大型製品用の主力機種に標準装備して、販売を開始する。

【現場最前線♪】作業所でクラシックコンサート…職人のつながり深める 佐藤秀

現場内でクラシックコンサート--。佐藤秀(本社・東京都新宿区、岡田幹雄社長)は17日、東京都渋谷区で進めている「(仮称)代々木上原駅前複合施設新築工事」作業所(森達哉所長)で、安全大会の一環として歌手の沖有里さんを招き、現場内の特設ステージを設けて、クラシックコンサートを開いた=写真。

2014/12/18

【出張授業】「ライフラインの最後の砦を守る」出雲工校生にやりがいアピール 中電工

中電工(小畑博文社長)は16日、島根県出雲市上塩冶町の県立出雲工業高校で出張授業を開いた。1年生38人と2年生36人に、ひろしまマイスターの認定を受けた2人の講師が、人々が生活する上で重要なライフラインに関わる使命感や仕事のやりがいなどを分かりやすく説明した。

【女性活躍推進】業界初! 全国太平洋セメント生コン会で委員会が発足

「この日を迎えられたことに感謝している」。太平洋セメントの徳植桂治会長は、16日に開かれた全国太平洋セメント生コン会の女性活躍推進委員会発足式で、発起メンバーを前に、こう言葉を贈った。「女性が働く中で長期展望を見いだせない状況を変えていくことが、業界のイノベーションにつながる」

【本】図書館とは? 佐藤総合計画の6人が建築から語る『ほんものづくり』


現代は「紙の本」にとって受難の時代である。インターネットメディアの発達と電子書籍の普及は「紙の本」という形態で交わす情報伝達の枠組みそのものをわれわれから引き離しつつある。そんな厳しい時代に人と本が出会う場所「図書館」の役割を問い直すのが本書の骨格だ。

2014/12/17

【土木デザイン】「集う」がテーマの設計提案競技「景観開花。2014」 最優秀は鈴木さん(工学院大大学院)

「集う」をテーマに実施していた土木デザイン設計提案競技「景観開花。2014」の入賞作品が決まった。最優秀は鈴木翼さん(工学院大大学院)の「地方都市の居場所-駅前に人々が集まってにぎわいをつくる」=写真=。このほか、優秀賞1点と佳作3点、特別協賛企業賞4点が選ばれた。東北大工学部建築・社会環境工学科平野研究室などが主催した。

【洗い上手】ベンチなどの木材が驚くほどきれいに! 安全なのに高い洗浄力実現

劇毒物対象外の業務用洗浄剤などを開発・販売するプラザ・オブ・レガシー(埼玉県本庄市、刀根如人社長)は、「劇毒物を使わない製品は洗浄力が弱い」という従来のイメージを覆し、安全な成分で木材を洗浄・長寿命化させる製品を積極的に開発している。老朽建築物の増加に伴い、修繕・長寿命化の需要が加速する中、住民や施工する職人に優しい溶剤で木部の自然色を復元できると評価を集めている。

【働きかた】夢は「世界で地図に残る仕事」 ベトナム人大成建設社員のレ・ホアンさん

現場に配属され、約6カ月が経過した。「最初は日本人の作業員さんに作業内容がうまく伝わらないこともあった」が、先輩のアドバイスを受け、いまではコミュニケーションもスムーズに。
 完成後には地域のランドマークとなる「荏原町駅前地区防災街区整備事業に係る建設工事」は、大成建設のベトナム人技能実習生受け入れモデル現場でもあり、コンクリート躯体の施工管理とともに、日越作業員双方の橋渡し役も担う。

2014/12/16

【働きかた】「1人の技術者」が働きやすい環境の企業に期待 東日本高速・渡部真理さん

「一人の技術者として、見てもらえている。仕事上、女性ということで分け隔てがないのがいい」。入社6年目を迎えての実感だ。保全課では14ある事務所のうち、関越道、上信越道を管轄する所沢、高崎、佐久、長野の4事務所の舗装補修工事や防護柵改良工事の発注などを統括し、植栽関係の業務を担当、各事務所の工事が円滑に進むよう心がけている。

【雷ミハリ番】実証実験のため3ヵ月無料貸出し! 全国300ヵ所の公共団体募集 音羽電機ら

音羽電機工業(兵庫県尼崎市・吉田修社長)と具現化(大阪市・仲島秀豊社長)は、雷センサーのレンタルサービス「雷ミハリ番」=写真=を全国300カ所を対象に無料貸し出しする実証実験を始める。

【本】『公共工事の発・受注はこう変わる 担い手3法まるわかり』 当社から発刊!! 


日刊建設通信新聞社は、『公共工事の発・受注はこう変わる 担い手3法まるわかり』を刊行、発売しました。
 本書は、公共工事品質確保促進法(品確法)、建設業法、公共工事入札契約適正化法(入契法)の改正法、いわゆる担い手3法の解説書です。改正条文の逐条解説、Q&Aなどによって、転換期を迎えた建設産業の担い手の育成・確保に向けた具体策を分かりやすく示しています。

2014/12/15

【速報】黒川紀章建築都市設計事務所が民事再生 日本工営が事業譲受けへ

黒川氏の代表作 中銀カプセルタワー
日本工営は15日、黒川紀章建築都市設計事務所が東京地方裁判所に民事再生手続きを申し立てたことを受け、スポンサー契約を締結した。日本工営が新設する子会社で、黒川事務所の事業を譲り受けることで合意した。
 日本工営は、来年1月上旬にも100%出資で譲受会社を設立し、黒川事務所の全従業員と建築設計業務を譲り受ける。有利子負債は継承しない。
 日本工営は、海外の都市開発で協働関係を築いていたが、黒川事務所からの要請を受けてスポンサー契約に合意した。
 22日に事業譲渡契約を締結し、来年1月15日ころを譲受け期日としている。

【山下PMC】改正耐震改修促進法に考える「利益と課題解決の同時実現」 2020以降の建設学

一定条件以上の建築物では、耐震診断の報告義務が来年(2015年)末までに迫っている。旧耐震基準(1981年以前)で設計されたもので、病院・店舗・ホテル・旅館など「不特定多数の人々が利用する建築物」と、学校・老人ホームなど「避難に配慮が必要な人々が利用する建築物」がその対象だ。これは2014年11月25日に施行改正された耐震改修促進法によるものである。

【ポロクル】ドーコン発の自転車シェアがNPO法人で再出発 行政・団体との連携強める

ドーコンの新規事業として設立された自転車シェアリングサービス「ポロクル」が、NPO法人として新たなスタートを切った。ポロクルは、2011年4月にドーコンの子会社ドーコンモビリティデザインが設立。4年間にわたってサービスを続けていたが、行政や団体との強固な連携ができるようにするため、NPO法人として再出発した。

【高知建協】ゆるキャラ「まもるくん」爆誕!! 地元テレビCMでも活躍中!

高知県建設業協会(山中栄広会長)は、建設業の役割や魅力を県民に伝え、イメージアップを図るため、マスコットキャラクター(ゆるキャラ)「まもるくん」の活用やテレビCM放送などにより、積極的に広報活動を展開している。人々の暮らしや地域防災に寄与する建設業の役割を周知するほか、若年層に建設業のやりがいや魅力を伝えるのが狙いだ。

【遭遇!】東京・虎ノ門に出現した「カモ虎課長」


当紙の記者が、東京・虎ノ門で遭遇!
「虎ノ門を広め、働きやすく、楽しい街にする」ユルキャラ
その名も「カモ虎課長」だそうです・・・

まちづくりに一役買ってくれるのでしょうか?



http://come-on-toranomon.jp/

2014/12/14

【現場最前線】視覚化・VE提案で工程短縮にまい進 大型木造耐火ホール南陽市新文化会館

主要構造に大臣認定を受けた耐火木造部材を使用、国内初の大型木造耐火ホールとなる山形県南陽市新文化会館の工事が戸田建設・松田組・那須建設JVなどの施工で進められている。火に弱いという木造建築の弱点を克服し、森林資源を地域産業に結びつけて木材利用の新たな可能性を広げる試金石として注目されるこの事業を陣頭で指揮する関宏和作業所長(戸田建設)に話を聞いた。

【技術裏表】構造解析でなく実測値から状況把握 地震後の建物健全度を評価する「揺れモニ」

東日本大震災を機に、高層ビルに構造モニタリングシステムを導入する動きが拡大している。リアルタイムに建物の損傷を把握したいという所有者の危機管理意識が高まっていることが背景にある。「モデル解析に頼らず実測値から建物の状態を把握できる」と強調するのはNTTファシリティーズのリスクマネジメントシステム部門で主任研究員を務める吉田献一氏。同社の『揺れモニ』は構造解析モデルを使わない画期的なモニタリングシステムとして注目されている。

【施設見学会】ハウスメーカーから次世代建設業のヒント探れ! 早大のモデル研がポラス見学

早稲田大学次世代建設産業モデル研究会を主宰する五十嵐健氏は、大手木造ハウスメーカーのポラスグループ(埼玉県越谷市、中内晃次郎代表取締役)の施設見学会を開いた。研究会メンバーを中心に多くの建設業関係者が参加し、ハウスメーカーの取り組みから次世代建設業を考察するヒントを探った。写真は開発商品を説明する照井グループ長。

2014/12/13

【次代を担う】「QCDSE」徹底を実感「ららぽーと富士見」現場 工学院大学・萩原由佳

広域集客型の大規模商業施設、いわゆるリージョナル型ショッピングセンターとなる「ららぽーと富士見」の建設工事が最盛期を迎えている。場所は埼玉県南東部の富士見市内。東京・池袋を起点とする東武東上線沿線に位置し、首都圏ベッドタウンとして発展を続けている。沿線最大級となる施設規模は延べ床面積約18万5000㎡。隣接して市役所や市民文化会館も立地し、都市機能の一層の集積が計画されている。施設整備のコンセプトは「都会と自然との接点」。設計施工を担当する安藤ハザマの現場作業所(松野聡統括所長、渡邊勝則所長)を工学院大学建築学部建築学科の建築生産分野・環境材料学研究室(田村研究室)の学生6人が訪問。職員約50人、作業員約1200人が働く現場を萩原由佳さんが代表リポートする。

【本】筆記試験対策に心強い味方! 『国土交通白書2014の読み方』

本書は、技術士試験の目的や概要はもちろん、14年度の出題傾向なども踏まえた上で、択一式や記述式の対策に白書をどのように活用すればよいのかを紹介している。

【技能五輪】情報ネットワーク施工職種で金メダルの島瀬さん(きんでん) 「攻め」の気持ちでブラジルへ

3度目の挑戦で念願の金メダルに輝いた。1年目は予選落ち、2年目は敢闘賞を獲得したもののメダルには届かず、道のりは順風満帆ではなかった。しかし、それが「練習時も全国大会で競技している気持ちで取り組むようになった」と意識改革につながり、本番でも「挑戦者として『攻め』の気持ちを貫くことができた」とプラスに作用した。

2014/12/12

【富山県入善建協】未来の安心・安全の担い手に…桜井高にバックホウ寄贈

富山県入善建設業協会(大橋聡司会長)は10日、富山県立桜井高校土木科にバックホウを寄贈した。式典には協会役員のほか、沢井友義同校長や土木科の教職員、1-3年生までの在校生が出席。重機のかぎが協会側から学校側に手渡されると学生は喜びの表情をのぞかせていた。

【西松建設】「やりがいは完成時の達成感」 修学旅行生に現場見学会

西松建設は、修学旅行中の広島市立安佐北高校2年生の班別学習を受け入れ、本社オフィスと東京都港区の超高層オフィス工事現場の見学を行った。同社は、社会貢献活動の一環として、修学旅行生の受け入れを実施しており、現場で建物がどのようにして造られているのかを間近で見てもらい、それぞれ気付いたことや疑問に感じたことに対し、職員が説明・回答した。現場説明は「けんせつ小町」が担当=写真。

【働きかた】「橋を丸ごと設計」に目標定め成長したい 三井住友建設・高岡さん


現場には研修を含め約1年間従事した。最も印象に残っているのは、4カ月間本配属された首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の宮山高架橋(神奈川県)だ。すべて支保工の現場で、「1径間できあがるごとに支保工を撤去し、完成した桁を見上げた時には感動した」と振り返る。