2011/08/02

最優秀がJV構成員を市内業者から選定/長野市第一庁舎・市民会館基本設計

現在の長野市庁舎
 長野市の第一庁舎と市民会館の設計プロポーザルで、ちょっとめずらしい方式が採用されている。設計JVの代表者を創造力と技術力でまず選定し、その後市内業者から1者以上を選ばせるという方式だ。
 それぞれ「代表企業枠」と「市内企業枠」として設定しており、市では「最適な設計チーム」が構成されるような工夫を凝らしている。
 代表企業枠は、設計実績の資格要件なしで、ほぼフリーといえる要件設定としたのが特長。市内企業枠は、代表企業枠で最優秀となった設計者が市内企業枠の参加者から1者以上を任意で選んで設計JVを編成する。
 提出書類は参加表明書と業務実施方針書、A2版横・2枚をパネル化した技術提案書とし、1、2次審査ともこれを使用。内容の変更や追加は認めない。技術提案書は1次審査後に公開展示を予定。2次審査では公開プレゼンテーションとヒアリングを行う。
 審査に当たる選考委員会も建築意匠・建築計画、都市デザイン、建築環境、劇場建築研究、劇場技術・運営の各分野の外部専門家5人と、行政代表2人のあわせて7人とバランスのよい構成とした。
 2次審査の対象者には契約締結者を除いて50万円の報奨を支払う。基本設計等業務委託料は2011年度予算額の1億0886万9000円を上限としている。
 参加表明書の提出期限は5日午後5時。9月25日の2次審査で代表企業枠の最優秀者を特定する予定だ。

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