2011/08/18

南三陸町に地域産木材使った仮設住宅/地元企業、針生承一氏らが協力


 宮城県南三陸町に地域産木材を使用した応急仮設住宅が完成した=写真。県森林組合連合会と針生承一建築研究所、日本建築家協会(JIA)東北支部宮城地域会復興委員会が設計監修、施工は地元の山大と同連合会が担当した。
 この産直型の仮設住宅は、発災後から登米町森林組合と県東部地方振興事務所登米地域事務所で検討を重ね、4月に設計を完了。関係者間の協議を経て、南三陸町が発注し、6月から造成工事、7月上旬から建築工事に着手していた。
 場所は同町歌津管ノ浜142-1で、仮設住宅15戸と集会所1棟が完成した。
 被災者が憩える住空間の提供を念頭に、南三陸町と登米市の山林の素材を加工したスギ柱材や板材などを使用することで、木材が持つやすらぎを生かしたつくりとなっている。

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