2011/08/11

とび技能検定実技に146人が挑戦/近畿躯体がことしも実施

実技試験の模様
 近畿建設躯体工業協同組合(山本正憲理事長)は3日間かけて、兵庫県三田市の三田建設技能研修センター実習場で「2011年度とび技能検定実技試験」を行った。今回の受検者数は1級144人、2級2人の計146人。初日の9日には猛暑の中、58人が合格を目指して課題に取り組んだ=写真。
 この試験は、大阪府職業能力開発協会からの委嘱により同組合が実施している。受検者90分以内に鋼管パイプで小屋を組み立てる。時間内に仕上げること以外にも、作業手順や過程、安全帯使用も大きなポイントだ。実技の合格率は例年60-70%程度だという。
 資格の活用について組合では、「経営事項審査や総合評価方式の入札で技能士資格が評価されるようになるなど、ようやく資格取得者が所属する企業へのメリットが出てくるようになった。次の段階として、これを職人の待遇に反映できるように組合として取り組みたい」という。
 検定試験は山岡検定委員長(山岡建設)以下、首席検定委員を小堀久志(北梅組)、委員を田井浩(田中建設工業)、田中忠幸(北梅組)、児玉拓弥(北口工務店)、吉村秀幸(カウラ)、吉原義晴(田中建設工業)、日野進司(ハシモトアキ)、田中潤二(山岡建設)、中野明男(山岡建設)、手銭基滋(カウラ)、北浦康之助(北梅組)の各氏が務めた。合格発表は9月30日だ。

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