2011/10/19

明治末期の純和風建築「清閑邸」をめぐるツアー/小田原で11月12日開催、月内まで受付

有形登録文化財の「清閑邸」
 登録有形文化財となっている明治末期の純和風建築「清閑邸」などをめぐる古建築ウオークツアーが、11月12日に小田原で開かれる。このほか、小田原文学館本館・別館、小田原宿なりわい交流館、小田原城正規登城ルートなど小田原市内の古建築を巡る。定員は100人。当日は小田原駅に集合し、歴史的風致保全への理解を深める。
 この催しは、11月の「公共建築月間」、同月11日の「公共建築の日」を記念して行われるもので、「公共古建築ウォークin小田原」と名付けた。申し込みは10月31日まで、催し名、電話・ファクス番号、メールアドレス、参加人数を明記し、ファクス(0465-33-1565)か、電子メール(kenchiku@city.odawara.kanagawa.jp)で受け付ける。事務局は公共建築月間実行委員会事務局(小田原市建築課内)が担当する。
 小田原市は、東海道の宿場町、小田原城の城下町として栄え、歴史と伝統を受け継いだ祭礼行事や旧来のまち割り、歴史的建造物などが一体となった歴史的風致が現存している。これを守り育て、次世代に継承していくため、ことし6月、国から「小田原市歴史的風致維持向上計画」の認定を受けた。
 現在、▽歴史的風致の核となる建造物の保存活用の推進▽歴史的風致の残るまちなみ環境整備の推進▽歴史・伝統を反映した人々の活動に対する支援--など新たな歴史まちづくり事業を開始しており、「公共建築の日」などを機会に歴史的風致を保存する重要性を周知する。

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