2014/04/14

【貫通!】猪渕トンネル上り線 新名神高槻~神戸間で初

西日本高速道路会社が建設を進める新名神高速道路(高槻~神戸間)のうち、猪名川東工事に含まれる(仮称)猪渕トンネル上り線が貫通、11日に兵庫県猪名川町の現地で式典が開かれた。同区間で初の貫通となった。施工は西松建設が担当している。
 貫通発破点火では福田長治猪名川町長、松本正利兵庫県宝塚土木事務所長、真伸行西日本高速道路関西支社新名神兵庫事務所長、塚田昌基西松建設西日本支社関西支店長ら5人で点火ボタンを押した。貫通確認、貫通点清めの儀に続き関係者らが通り初めを行った。
 発注者を代表し、あいさつに立った新名神兵庫事務所の真所長は「高槻~神戸間で計20本計画されているトンネルで初の貫通を実現できたのは、ひとえに地元の皆さんのおかげ。タイトなスケジュールではあるが2016年度開通を目標に努力する。予定どおり貫通させた施工関係者にも敬意を表したい。今後も協力をお願いする」と述べた。

西松建設の塚田関西支店長も「このプロジェクトに参加できたことを誇りに思う。西松建設の総力を挙げて今後も施工に取り組んでいく」と意気込みを述べた。あいさつの後、樽御輿(たるみこし)を担ぎ入れ、鏡開きをして貫通を祝った。
 同工事は、新名神高速道路本線のうち川西インターチェンジ(IC)から神戸ジャンクション(JCT)間の長さ2260mを施工する。概要は土工(掘削・盛土)2万5200m3、同(捨土掘削)8万5800m3、同(受入盛土)47万3000m3、対策盛土工2万0250㎡、法面工事7万5470㎡、橋台5基、橋脚19基--など。猪渕トンネルの長さは193m、掘削断面は82㎡で完成内空は68㎡となっている。
 工期は15年1月7日まで。工事場所は、兵庫県猪名川町猪渕。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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