2013/05/19

【再開発】富山市西町南地区が始動 総事業費178億、14年度末完成へ

富山市西町南地区市街地再開発組合(河上彌一郎理事長)が進めている同地区第一種市街地再開発事業が着工、11日に建設地の同市西町ほかで安全祈願祭・起工式が開かれた。石井隆一富山県知事、森雅志富山市長ら70人を超える参加者が工事着手を祝うとともに、無事故・無災害を祈った。設計はアール・アイ・エー・隈研吾建築都市設計事務所・三四五建築研究所JVが担当。特定業務代行者である清水建設・佐藤工業JVが施工する。完成は2014年度末を予定している。
 再開発施設の規模はS造地下1階地上10階建て延べ約2万6700㎡。富山第一銀行の業務床と、市の公益施設となるガラス美術館、図書館、公文書館、駐車場などを整備する。また、ガラス美術、書物などに触れ、ゆっくりとした時間を過ごすことのできるスペース「スパイラルサージュ」をエントランスから公益施設まで設ける。外観については、東西方向の景観軸である立山連峰や高層建物が並ぶ西町交差点の都市景観・スカイラインに配慮する。
 再開発区域は、百貨店の旧富山大和の移転跡地などを含む約7000㎡。うち建設敷地面積は4140㎡となる。総事業費は約178億5000万円を見込んでいる。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年5月14日

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