2013/05/28

【現場】小田原箱根道路を楽しみながら体験 小学生ら約30人が参加

関東地方整備局横浜国道事務所は25日、国道1号小田原箱根道路・擁壁工事の現場見学会を開いた。当日は地元の小学生や住民など約30人が参加。普段は仮囲いに覆われ、見ることができない工事現場内を見学。建設機械などに親しみ、楽しみながら工事への理解を深めていた。施工は大和小田急・鹿島・勝俣JV(浅田克実作業所長)が担当。道路は2014年度内の全線開通を目指している。

見学会の冒頭、山崎地区整備協議会の小川晃司会長は、「道路工事が完成すると、どんなものができるのか理解し、子供たちが大きくなった時、昔の情景を思い出せるように、そして道路工事の大変さ、基礎がすごく大きいことなどを知ってほしい」とあいさつした。続いて横浜国道事務所小田原出張所の飯田寛之所長が小田原箱根道路の概要説明、浅田所長が工事内容と施工手順を説明したあと、クレーンやバックホー、アンカーマシンの作業状況を見学。参加者は高所作業車に乗って上空から工事現場の広さを感じていた=写真。
 同道路は、国道1号の小田原市風祭から箱根町湯本までの交通混雑解消を目的に、長さ2200mの道路を整備する。05年3月には箱根新道までの2000mの区間が開通した。今回見学した工事は、箱根登山鉄道に近接する184mの区間に擁壁を築造し、国道1号を拡幅する。今後、拡幅工事と並行して橋区間と拡幅区間を接続する整備工事を進め、箱根湯本駅方面への通行を可能にする。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年5月28日

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