2013/05/24

【着工】「大名古屋ビル」が地鎮祭 緑・都市機能の充実に貢献

三菱地所が名古屋駅前に建設する「大名古屋ビルヂング」の地鎮祭が23日、名古屋市中村区の建設地で開かれた。設計・監理は三菱地所設計、施工を清水建設が担当し、2015年10月の竣工を目指す。
 神事では、斎鎌(いみかま)を三菱地所設計の大内政男社長、斎鍬(いみくわ)を三菱地所の木村惠司会長、斎鋤(いみすき)を清水建設の宮本洋一社長が行い、工事の無事故・無災害を祈念した。
 直会(なおらい)で三菱地所の杉山博孝社長は、「旧ビルヂング閉館の際、名駅で駅前景観変遷の写真展を開催したところ、多数の方に来ていただいた。大名古屋ビルヂングが皆さんに親しまれていたと改めて感じた」とした上で、新ビルは「新しい名古屋の拠点として緑・都市機能の充実などに貢献できると考えている」とあいさつした。
 大内社長は、建物の周囲には豊かな緑の歩行者空間を配し、隣接するユニモール地下街とつながる地下空間も整備するなど設計のポイントを紹介。宮本社長は「全社の力を挙げて、最新の技術を駆使しながら、細心の注意をもって取り組む」と施工に当たっての決意を示した。
 新ビルの規模は、S・SRC造地下4階地上34階建て塔屋1層延べ14万6698㎡。最高高さは174m。地下1-地上4階に商業施設(約1万3000㎡)、7-33階に事務所(約6万6000㎡)を設計、地下に駐車場、駐輪場、地域冷暖房施設などを設置する。このほか、非常用発電機を設置するなど防災性能の向上や敷地外周、北側広場、低層屋上部に緑あふれる空間、建材一体型太陽光パネルなどを整備し、環境にも配慮する。
 建設地は中村区名駅3-27ほかの敷地9155㎡。
 渋谷一聡大名古屋ビルヂング建設所所長(清水建設)の話 「地下水位が非常に高く、また、周辺に地下鉄や地下街などがあるため、工事中の水による災害に細心の注意を払っていく」
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年5月24日

1 件のコメント :

  1. 死亡事故起こしてるし
     
     残念な工事でならない  
      
      清水建設の大きな墓標がまた完成予定

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