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建設工事の動きDigital

建設専門紙が本気でつくった工事データベース

2014/04/30

【コンペ】バークレー校が最優秀 「LIXIL国際大学建築コンペ」

バークレー校(米国)の『NEST WE GROW』
LIXIL住生活財団が主催する第4回「LIXIL国際大学建築コンペ」の最優秀作品にカリフォルニア大学バークレー校(米国)の『NEST WE GROW』=写真=が選ばれた。25日、東京都千代田区の経団連会館で開かれた公開審査会では、参加した世界9カ国12校のうち1次審査を通過した同校とオスロ建築デザイン大学(ノルウェー)、東京農業大学の上位3校がプレゼンテーションを行った。
 今回のテーマは「プロダクティブ・ガーデン-大樹町を五感で味わう空間」。同財団が所有する北海道大樹町の「メム メドウズ」を舞台に自然、景観、食材を利用し、五感を使って人が集う場所にする提案を求めた。

【ひきドア】引き戸が開く! トイレに車いすと介助者のスペース確保 大建工業

「引き戸が開くという発想が原点だった」と、大建工業の山田佳弘住空間事業開発部リーダーは解説する。同社が販売を始めた『ひきドア』は引き戸と開き戸の要素を組み合わせ、従来サイズのトイレでも楽に車いすを通し、介助者のスペースまでも確保できる。

【素材NOW】光触媒で外壁が自己洗浄! TOTO 「ハイドロテクト」

違いを指差す田原氏(TOTO衛陶設備技術グループリーダー)
「塗装してある部分と、していない部分の汚れの差は明らか」と指差すのはTOTOの田原裕之衛陶設備技術グループリーダー。同社滋賀工場西棟では外壁全体に採用した「ハイドロテクトカラーコート」(ECO-EX)が塗装から2年が経過し、その効果を存分に発揮している。

2014/04/29

【現場の逸品】温度計まで内蔵した「精密型ひずみセンサ4100シリーズ」

インフラメンテナンスの要素技術として、ひずみセンサーに注目が集まっている。米ジュエル社の「精密型ひずみセンサ4100シリーズ」は、計測レンジが3000マイクログラムの高精度センサーだ。耐久性に優れ、長期間にわたる計測が可能。簡単に取り付けられ、一度取り付けた後に設置場所を変更することもできる。

【熱中症ゼロへ】気象情報役立てて安全な現場を 日本気象協会

平均気温の上昇から、ことしの夏も猛暑の日々が続くことが予想されている。そうした中、建設作業で最も気をつけなければならないものの1つが「熱中症」だ。日本気象協会(東京都豊島区、繩野克彦会長)は2014年度も「熱中症ゼロへ」プロジェクトをスタートさせた。「知って」「気づいて」「アクション」の予防サイクルを周知することで、「熱中症で死亡する人をゼロにする」ことを目指す。また、局地的なゲリラ豪雨の降雨状況などをスマートフォン(スマホ)で確認できるといったソフトも提供する。同会では、建設現場で安心・安全に働ける環境づくりに、気象情報を役立ててほしいと話している。

2014/04/28

【舞台】明日開演! 『その旅人は建設マン』 脚本家・川原田サキさんが語る

主演の柳野玲子さん
どうすれば建設業を若者が夢と希望を持って働ける場所にできるか--。人手不足が業界全体の大きな課題となる中で、建設現場で働く職人の魅力を発信する「建設マン.com」が総合プロデュースする舞台『その旅人は建設マン』が4月29日から公演を開始する。建設マン.com代表の山本勇一氏は「職人不足が問題になっている時代だからこそ、舞台を通じて職人のかっこよさを伝えたい」と強調する。脚本を担当した川原田サキさんに作品に込めた思いを聞いた。

【建築】「新しい時代の住宅」テーマに住宅建築賞5作品入賞 東京士会

西麻布の集合住宅(安原幹+日野雅司+栃澤麻利/SALHAUS)
 東京建築士会は2014年住宅建築賞の入賞作品を発表した。今回は「新しい時代の住宅」をテーマに実施。69点の応募があり、2次審査に進んだ5点がそのまま住宅建築賞(入賞)に選ばれた。住宅建築賞の中で特に優れた作品に贈る金賞は該当なしとなった。6月11日に東京建築士会会議室で開く総会で表彰式を行うほか、7月11日から8月8日まで東京都中央区のAGC studioで入賞作品展を開く。

【新人研修】会社の垣根超え、48社152人が学ぶ 埼玉建協

埼玉県建設業協会(真下恵司会長)は22-24日の3日間、埼玉県伊奈町の県民活動総合センターで、新入社員研修を実施した。昨年を大きく上回る48社152人(昨年は41社102人)のフレッシュマンが参加し、社会人としてのマナー、建設業の基礎知識を学ぶとともに、互いに親睦を深めた。

2014/04/27

【雷ミハリ番】落雷事故防ぐ探知機をレンタル開始 音羽電気

「雷ミハリ番」を中央に吉田氏(左)と仲島氏
日本唯一の雷対策メーカーとして知られる音羽電機工業(兵庫県尼崎市)。同社が開発した雷の発生を知らせる検知器のレンタルサービスがこのほどスタートした。大阪市内のベンチャー企業とタッグを組み、雷害から命を守るためのユニークな取り組みを紹介する。
 「雷ミハリ番」は、同社が開発した雷検知器を使い、学校や法人向けなどに貸し出すサービス。高精度のセンサーが半径10㎞圏内の雷雲をとらえると、警報装置が作動する。

【建設論評】他を思いやる「仁」の心 上に立つ者が発揮してこそ

孟子は「我家の老人をいたわる気持ち、幼児をかわいがる気持ちを拡張して他に及ぼすなら、天下を掌の( たなごころ)上にあるもののように動かすことができる」と言った。
 これは、組織や国家の運営をいかんなく行うためには、上に立つ者は、必ず他に対する思いやりの心、すなわち仁の心を発揮すべし、と説いた言葉である。仁の心は何よりも大きな指導力を持つものと言っているのだ。
 人が望むものを与え、人が嫌がるものを押し付けないのが、組織や国家を運営する基本である。ただし、いかなる場合も秩序と筋道、すなわち義を守ること(正義)が求められる。

2014/04/26

【ダイヤの輝き】名古屋テレビ塔の新しい夜間照明 海宝幸一氏が監修

名古屋テレビ塔新夜間照明イメージ(写真提供:名古屋テレビ塔)
名古屋テレビ塔(名古屋市中区)は、 新夜間照明を導入することを公表した。新夜間照明の名称は「煌(きらめき)」とし、ダイヤモンドの輝きを演出する。 照明デザイナーの田中圭吾氏(ライトモーメント)がデザインし、海宝幸一氏(日建設計)が監修する。
 現在、塔をネットで覆い、施工に向けた準備作業を行っている。施工は電気興業が担当。大型連休前に着工し、6月20日の点灯式までに完成する見通しだ。

【工事士.com】辣腕経営コンサルが展開する電気工事士専門求人サイト

佐々木貴志代表
H&Company(本社・東京都港区、佐々木貴志代表)が運営する電気工事士専門の求人サイト「工事士・com(ドットコム)」(http://www.工事士.com/)が、サイトの立ち上げから2年で利用者1000社を超えた。「人がいなくて求人を出すケースもあれば、人がいても仕事がないというケースもある。求人をきっかけに、そうしたマッチング(照会)も展開していきたい」と話す佐々木代表に聞いた。

2014/04/25

【にいがた401】本間組の高機能作業船に小学生大興奮!!

本間組(本社・新潟市、本間達郎社長)は23日、地元小学生を対象とする、押航式全旋回起重機船「にいがた401」の船内見学会を開いた=写真。400tクレーン(最大吊り荷重)のほか、ピンローラージャッキアップ固定式スパッド装置、ポンプジェット式スラスタなど最新鋭の設備を備えた国内有数の高機能作業船に触れ、児童は目を輝かせていた。

【国立競技場】「それでも我々は主張する」 槇文彦氏ら解体延期求め会見

新国立競技場の建設計画をめぐり、建築家の槇文彦氏ら有志は、現国立競技場の解体工事の延期などを求める要望書を文部科学省、東京都、日本スポーツ振興センターに近く提出する。23日、東京都渋谷区の建築家会館JIA館で会見し明らかにした=写真。

【新生ディアーズ】アメフトチーム、鹿島魂継ぎLIXILでキックオフ!

藤森義明社長(右)と森ヘッドコーチ
「鹿島のスピリットを引き継ぐことは光栄」。アメリカンフットボールチーム『LIXIL DEERS』の誕生を、藤森義明LIXIL社長はこう口にした。23日のキックオフパーティーには関係者約300人が結集し、新生ディアーズの出発を祝った。

2014/04/24

【建築3団体】新国立競技場コンペで浮上した課題 3会の会長が語る(下)

Architect at his drawing board(1893)
都市の複雑さが増すにつれ、建築士、市民、行政、他分野の専門家の連携は優れた都市・建築のために必須の要素となった。しかし、異業種との相互交流が増えるにつれ、その知識の非対称性から生じたお互いの認識のずれや誤解はより強く認識されるようになっている。そんな状況の中で、日本建築士会連合会、日本建築士事務所協会連合会、日本建築家協会が合同で取りまとめたのが、設計3会の共同提案による建築士法改正だった。その内容は「一括再委託の禁止」「書面による業務契約の締結の義務化」「契約当事者の責務の明確化」など、建築主が果たす責務を明確化する内容となっており、発注者と受注者という関係そのものを更新する試みでもある。士法改正に賭ける思い、その意義について、藤本昌也日本建築士会連合会名誉会長、三井所清典日本建築士会連合会会長、三栖邦博日本建築士事務所協会連合会会長、芦原太郎日本建築家協会会長に改めて語ってもらった。

【建築】JIA建築各賞5月23日に表彰式 大賞受賞者らプレゼン

2013年度の日本建築大賞に選ばれた古谷誠章氏、八木佐千子氏(ナスカ)設計の
『実践学園中学・高等学校自由学習館』
日本建築家協会(JIA、芦原太郎会長)は5月23日午後3時30分から、東京都渋谷区の建築家会館ホールで2013年度JIA建築各賞の表彰式と受賞作品プレゼンテーションを行う。 JIAは、公益社団法人への移行に合わせて各賞の募集規定を変更し、1級建築士であれば会員以外でも応募可能とした。今回はその1回目の募集・審査となり、ゼネコン設計部などの作品も入賞している。

【ポスター】初の日建連ブランドで制作! 温暖化防止とリサイクルを啓発 

左がたれ幕、右がリサイクル啓発ポスター
日本建設業連合会(中村満義会長)は、温暖化防止啓発用のたれ幕と建設副産物リサイクル啓発用のポスターを作成した。日建連のホームページから、つくし工房を通じて購入できる。

2014/04/23

【BIM】鉄骨構造物専用CAD 構造と設備データを連係強化

スリーブ設置の可否ゾーンを色分けで明示(清水建設-特許申請中)
「これからはモデリング業務にも積極的に乗り出す」と、片山ストラテックの熊谷和彦鉄構事業部副事業部長は手応えを口にする。建築プロジェクトにBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の導入が拡大する中で、40年前に自社開発した鉄骨構造物専用CAD『KAP』は構造モデルと設備モデルのつなぎ役として有効活用され、それに呼応するように近年はユーザーからのモデリング業務依頼が目立つようになってきた。

【現場の逸品】図面管理のタブレットアプリ「SPIDER PLUS」 申し込みはウェブで!

レゴリス(東京都豊島区)の提供する図面管理・情報共有タブレットアプリ『SPIDER PLUS』(スパイダープラス)が専用ウェブサイトから申し込みできるようになった。これまではシステム導入が前提となり、同社は登録者を訪問して対応してきたが、申し込み件数の増加と全国からの問い合わせが増えていることから、ウェブ申し込みに切り替え、幅広くニーズを取り込む。

【現場】仮囲いにリカちゃんデビュー! タカラトミー×三井住友建設

国内外から多くの若者が集う原宿・竹下通り。この日本有数の繁華街で進む建築工事の仮囲いが着せ替え人形「リカちゃん」で彩られている。三井住友建設が設計施工を担っている(仮称)神宮前一丁目計画新築工事の現場で、リカちゃんの新シリーズ発売に合わせて、タカラトミーが三井住友建設に仮囲いへの広告掲載を打診し、建築主である三井不動産の快諾を経て実現に至った。

2014/04/22

【津波対策】中部地整が東邦ガスに映像情報提供へ 監視に活用

八鍬隆局長(左)と安井香一社長
中部地方整備局と東邦ガスは21日、南海トラフ巨大地震による津波発生に備え、「映像情報の提供及び活用等に関する基本協定」を締結した。同局がライフライン企業と協定を結ぶのは同社が初めて。同日、名古屋合同庁舎2号館(名古屋市中区)で調印式を開き、八鍬隆局長と安井香一社長が協定書にそれぞれサインした。

【魅惑の土木】アーチ橋をつくって実感! 東京都土木技術支援・人材育成C

東京都土木技術支援・人材育成センターは18日、江東区新砂のセンター施設を一般公開した。イベント、実験、勝鬨(どき)橋の解説映画上映などを行い、来場者は土木技術への理解を深めていた。一般公開は例年4、11月に行っている。

【ステマ】建設通信より『建設業の安全衛生法令用語検索エンジン』発刊!

 日刊建設通信新聞社は、『建設業の安全衛生法令用語検索エンジン 用語の意味、適用条文、公示、告示、通達がわかる!』(笠原秀樹著)を刊行、発売しました。
 本書は、建設現場で日常的に使う約500語の労働安全衛生法令用語を網羅、関連条文、関連用語などが検索できる“逆引き事典”の機能をもっています。
 また、関連用語をたどることによって労基法や安衛法を始め、その施行令や施行規則、公示、告示、通達が複雑に絡み合った安衛法令の体系を理解するのに役立ちます。
 建設業の安全管理部門担当者、労働安全衛生コンサルタント、社会保険労務士などに最適の1冊です。
 価格は3000円(税別)。A4判336ページ。お買い求めは全国の書店、政府刊行物サービスセンター、Amazonのほか、日刊建設通信新聞社本社・支社・支局まで。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)
 

2014/04/21

【会見】「ことしは建築と社会の乖離について探る」 ヴェネチア・ビエンナーレ日本館

左から太田佳代子氏、石山友美氏、山形浩生氏、中谷礼仁氏、小林恵吾氏、本橋仁氏、山岸剛氏
イタリアのベネチアで6月7日から11月23日まで開かれる「第14回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」の日本館における展示内容について、コミッショナーを務める建築キュレーターの太田佳代子氏らが17日、東京・四谷の国際交流基金で記者会見した。テーマは「In The Real World 現実のはなし~現代の倉から~」。1970年代の日本建築と建築メディアの活動を調査分析し、その動向から日本建築文化の現在・過去・未来を俯瞰する。

【WLB充実を】建技でも女性総合職の支援組織発足 助成策など共同研究も

建設技術研究所が13年に東京で開いた女性総合職意見交換会
建設コンサルタント業界で、女性技術者が働き続けられる環境づくりが活発化している。建設コンサルタンツ協会関東支部の「女性の会」ワーキンググループ、大日本コンサルタントの「女性技術者の会」に続き、建設技術研究所は「女性総合職キャリア形成ネットワーク(W-Net)」を4月に発足させた。出産や子育て、介護など男性に比べてハンディが多い女性に対し、長時間労働の改善や情報交換による課題解決などに取り組む。

【雷テクノロジC】見学者が1万7千人突破! マンガでも雷対策

音羽電機工業(兵庫県尼崎市・吉田修社長)の雷テクノロジセンターの見学者が、1万7000人を突破した。
 雷テクノロジセンターは、国内唯一の雷対策専門メーカーである同社が2008年にJR尼崎駅近くに建設し、高電圧の雷インパルス電圧発生装置や大電流の雷インパルス電流発生装置などを備え、雷害対策製品の開発試験や受託試験、各種電気機器の評価試験などを行っている。

2014/04/20

【建築】橋本さん(日本工大)が最優秀賞 埼玉設監協第14回卒業設計コン

埼玉建築設計監理協会(桑子喬会長)は13日、建築系学生奨励事業第14回卒業設計コンクールの公開審査を開き、日本工大工学部生活環境デザイン学科の橋本温子さんの「寄り道の停留所」を最優秀賞に選定した。作品は、コミュニティーバスに着目し、バス停に付随する「寄り道」空間を設計。寄り道で発見したまちの魅力がバスルートでつながり、地域の新たな関係性の創出を提案した。

【佐藤直良のぐるり現場探訪】今回は広島の砂防堤防と道路保守工事

長楽寺砂防堰堤工事で平賀氏(左)から説明を受ける筆者(右)
2月初旬、新幹線で西へ向かう車窓はところどころ雪景色だった。広島駅から駅前広場に出ると冷たい横風に雪が舞っていた。今回の訪問は国土交通省中国地方整備局が実施している2つの事業である。1つは1999年6月29日の土砂災害を契機に2001年度から開始された、大田川河川事務所が担当する広島西部山系直轄砂防事業の一環として進められている、広島市安佐南区の長楽寺砂防堰堤工事。もう1つは国道2号を中心に総延長228㎞の区間の管理を担う、広島国道事務所広島維持出張所管内の道路維持全般を行う広島保守工事で、今回は防災・減災とメンテナンスのまさに最前線の現場だ。

2014/04/19

【現場の逸品】細やかに運行管理して混雑回避 エコモットの「クラウド・アイ」

国道45号線の宮城県北部や岩手県区間での改築工事など、被災地で道路改築工事が本格的に始まる。現場への進入道路が限られており、工事車両による大渋滞が既に予想されている。混雑回避など丁寧な工事車両の運行管理が求められる。「クラウド・アイ」は、GPS(全地球測位システム)を使って工事車両を遠隔管理できるシステムで、渋滞緩和や効率的な施工に寄与することが期待される。

【復興版】「広域処理は、平時から協定を」がれき処理ブロックの現場代表が座談会

日本建設業連合会の復旧・復興対策特別委員会災害廃棄物部会(部会長・井手和雄清水建設土木事業本部専務執行役員営業統括)は、震災の災害廃棄物処理業務を受注した会員企業の代表者による座談会を開いた=写真。業務の苦労や地元貢献、将来予測される災害への教訓などを話し合い、出席者からは、日建連による外部への発信・PRなどを期待する声が上がった。

2014/04/18

【記者座談会】インフラ輸出は業界景気回復の鍵になるか?

政府が成長戦略の柱として進めるインフラ輸出。この動きを建設業がどう取り込んでいくか、注目される。
写真はJR4社が新幹線システムを国際基準とするために立ち上げた国際高速鉄道協会の初会合
A 安倍政権の成長戦略の柱であるインフラ・システム輸出の動きはどうなっているのか。
B 『2020年に約30兆円の受注獲得』を目標に掲げ、トップセールスや経済協力を進めているものの、他国との競争は激しさを増している。ただ政府は、日本の人口が減る中で、国内向けインフラ整備だけでは関係する産業の成長はないとのスタンスだ。

【建築】基本計画から市民参加の地元密着施設 三次市民ホール

外観パース
広島県北部の中心都市である三次市で「三次市民ホール」の建設が進んでいる。「市独自の文化芸術を創造し、県内外のみならず全国に発信したい」。そんな願いを具現化するため、計画段階から市民参加を得て、事業を進めてきた。本体工事も順調に進み、徐々に建物の全容が現れてきた。最大の特徴である地上から5m浮き上がったピロティ形式の外観は、さながら「方舟(はこぶね)のよう」と市民の間で評判になっている。一般公募による施設愛称も「きりり」に決まり、11月の施設完成に向け市民の期待は高まっている。

【八重洲産はちみつ】鹿島開発の「屋上はらっぱ」で採蜜、本の日に配布

昨年8月に開いたミツバチカフェ
鹿島と関連会社の八重洲ブックセンター(本店・東京都中央区、吉野裕二社長)は、23日の「サン・ジョルディの日(世界本の日)」に「大切な人に『はちみつ』を添えて『本』を贈ってみませんか?」と題したサン・ジョルディフェアを実施する。書店初のミツバチプロジェクト「八重洲B-Beeプロジェクト」の一環で、八重洲ブックセンター本店の店頭で初めて遠心分離機を使った八重洲産ハチミツの採蜜体験イベントを行うほか、本の購入者に先着順で八重洲産ハチミツを配布する。

2014/04/17

【建築3団体】新国立競技場コンペで浮上した課題 3会の会長が語る(中)

神宮外苑近辺(画像出典:国土画像情報(カラー空中写真) 国土交通省)
新国立競技場の建設に合わせ、神宮外苑の都市計画は大きく変更された。最高高さは70m以上に引き上げられ、巨大競技場の受け入れ準備は整った。しかし、コンペ案が確定してから数カ月もたって都市計画を変更した東京都の行動、そして建築の専門家が参加することのない都市計画審議会のあり方については、多くの建設関係者から疑問が投げ掛けられた。都市の機能が拡大・多様化し、個の建築家ではその全てを把握することが不可能になった現代。設計者は優れた建築のために、どう都市の変化に対応し、適合していくのだろうか。引き続き、藤本昌也日本建築士会連合会名誉会長、三井所清典日本建築士会連合会会長、三栖邦博日本建築士事務所協会連合会会長、芦原太郎日本建築家協会会長に語ってもらった。

【新しい東北】官民連携の復興組織 参加者が700団体突破

3月中旬に開かれた会員交流会には約170法人・団体から350人を超える参加者でにぎわった
多様な主体が連携して震災からの復興に取り組む、「新しい東北」官民連携推進協議会の会員総数が700団体を突破した。経済団体や民間企業、大学、NPO法人などが集い、復興に向けたビジネスマッチングや人材・資金の支援などを進める場として昨年12月17日に設立。4月16日現在の登録会員数は709団体となっている。

【ゼンリン】建設業向け最新の地図情報を配信 申請書へのコピペも可能!

ゼンリン(本社・北九州市)は、建設業者を対象とした地図配信サービス「ZENRIN GISパッケージ 建設」の販売を全国の営業所で開始した。「住宅地図」「ブルーマップ」「用途地域」の3つのコンテンツを閲覧でき、建設現場の場所や地番、用途地域などといった確認項目を調べるための時間短縮など業務の効率化につながるとしている。

2014/04/16

【必見動画】一度は見ておきたい動画です。「世界で一番過酷な仕事」



 アメリカのある会社がつくった動画です。建設業とは関係ありませんが、あまりに秀逸なため、日本語字幕を当社で入れて、転載します。(つたない訳は、目をつぶって下さい)
 ある仕事の面接、応募者たちは「法的に問題はないのか」「非人間的だ」などと驚きを隠せません。
  淡々とインタビューが進みますが、最後の方に、思いもよらぬショッキングなパートが出現します。ぜひご覧下さい。
(電子メディア局)

【建築】自然の中にそっと建て、さっと撤去できる茶室「ZEROPOD」

不整地や斜面地でも設置可能
 神奈川県逗子市のMARIO DEL MARE一級建築士事務所(下平万里夫代表)は、地上1mに浮かぶ茶室空間「ZEROPOD」を開発した。自然を傷付けず、大自然の中にそっと入り、何も残さずに立ち去る建築物をイメージした同作品は、量産化に向けた検討とともに、首都近郊のイベントなどで展示している。下平氏は、たくさんの人目に触れ「エコリゾートの考え方が認知されるようにしていきたい」と話す。

【自在足場】垂直擁壁に「コゲラステーション」登場 しかも動く!

新宿駅方面の一部区間に設置されたコゲラステーション1号機
東鉄工業は15日、御茶ノ水駅付近の約1.1㎞(昌平橋~水道橋間)のJR中央線盛り土部に約4000本の棒状補強材を打ち込んで補強する、「御茶ノ水駅付近防災対策工事」の現場見学会を開いた。神田川沿いの法面は垂直擁壁部分も含め作業スペースが限られる上、増水時の水害防止のため河川内に常設仮設物が設置できないという厳しい制約条件の下、構台基礎杭が不要な壁面自在移動足場「コゲラステーション」や固定式の張り出し型足場を導入し、円滑な施工を実現している。

【日本建築学会賞】大賞に柴田氏、村上氏 作品部門は菅氏ら3件7名に

学会大賞を受賞した村上周三氏(左)、柴田明徳氏(右)
日本建築学会(吉野博会長)は2014年日本建築学会大賞、学会賞など各賞の受賞者を発表した。学会大賞には推薦を受けた11人の候補者から「構造動力学の研究・教育と耐震工学の発展への貢献」で柴田明徳氏(東北大名誉教授、東北文化学園大名誉教授)、「サステナブルな建築・都市の推進による地球環境問題緩和への貢献」で村上周三氏(建築環境・省エネルギー機構理事長)がそれぞれ受賞した。

2014/04/15

【復興まちづくり】住民の愛着高めてコンパクト化を 平野勝也准教授に聞く

平野勝也准教授(東北大学災害科学国際研究所)
震災から3年が過ぎ、被災自治体は住民の安全・安心に配慮した復興まちづくりを進める過程で、さまざまな試行錯誤を繰り返している。被災直後に宮城県石巻市と南三陸町で復興計画策定に携わり、現在も同市と女川町で復興まちづくりを支援する東北大学災害科学国際研究所の平野勝也准教授に、復興まちづくりのあるべき姿や現状、課題などを聞いた。

【ダム愛写真展】入賞作品を日吉ダムで展示 内部も見学できる!

日吉ダム
日本ダム協会は第11回写真コンテストの入賞作品展示会を20日から8月31日まで、京都府南丹市の日吉ダムインフォギャラリーで開催する。表彰式を含むオープニングイベントを20日午後1時から道の駅スプリングひよしで開く。

【ステマ】建設通信より『スマートコミュニティ時代の建築物情報化ガイドブック』発刊!!

日刊建設通信新聞社は『スマートコミュニティ時代の建築物情報化ガイドブック マンション・戸建て住宅編』を刊行、発売しました。
 本書は、新築あるいは既存の建物内に、HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)、MEMSによるエネルギー管理など、最先端のシステムに対応する情報通信設備を構築、維持管理するためのノウハウを集約し、機器の選定や施工上の留意点などが具体的に把握できるよう編集されています。

2014/04/14

【建材】公共エクステリアに熱い視線 積雪対応製品ぞくぞく

LIXILはローコストのスチール駐輪場を商品化
東北復興や東京五輪を見据え、建材メーカー各社が公共のエクステリア市場に目線を向け始めた。東京・有明の東京ビッグサイトで11、12の両日開かれた展示会「エクステリア・エキシビション」では住宅系製品に混じり、ビル系を含む公共向けエクステリア製品をアピールする動きが目立った。消費増税による住宅市場の落ち込みをにらみ、商品開発の軸を公共向けにも広げる動きが見え隠れしている。

【貫通!】猪渕トンネル上り線 新名神高槻~神戸間で初

西日本高速道路会社が建設を進める新名神高速道路(高槻~神戸間)のうち、猪名川東工事に含まれる(仮称)猪渕トンネル上り線が貫通、11日に兵庫県猪名川町の現地で式典が開かれた。同区間で初の貫通となった。施工は西松建設が担当している。

【来たれ若者!】北陸地整が、局初の「職員募集ポスター」作成

北陸地方整備局は、職員募集のポスターを作成した。同局では初めての試み。国土交通行政に携わることの意義を発信し、就職先の1つとして学生らにPRするのが狙い。

2014/04/13

【アジアのハブ空港】羽田空港国際線旅客ターミナルが拡張完了


 「アジアのハブ空港」を目指し、羽田空港が生まれ変わった。東京国際空港ターミナル(TIAT)が、国際線発着枠の拡大に対応するため建設を進めてきた羽田空港国際線旅客ターミナル拡張部が3月30日に供用を始めた。旅客ターミナル本館とサテライト合わせて延べ約7万7000㎡を増築し、首都圏の国際航空需要に応える。2013年には訪日外国人が初めて年間1000万人を超え、20年には東京五輪を控える。さらなるグローバル化に対応していく上でも、新たな役割が期待される。

【建築3団体】新国立競技場コンペで浮上した課題 3会の会長が語る(上)

左から時計回りに三井所氏、藤本氏、芦原氏、三栖氏
『JIA MAGAZINE』に建築家・槇文彦氏が寄稿したエッセー「新国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈の中で考える」は、国際コンペを勝ち抜いたザハ・ハディド氏が提案したデザインそのものの是非というより、コンペの前提条件となるプログラムの決定プロセスに疑義を示したものであり、これを契機に建築設計界のみならず、数多くの有識者や市民団体などからも建設計画の見直しを求める声がわき起こった。そこで問われたのは、良質な社会資産を形づくる上で本来あるべき手順・ルールであり、その欠如が改めて問題提起されたとも言える。新国立競技場を巡る議論の本質と、そこで浮かび上がった課題について、藤本昌也日本建築士会連合会名誉会長、三井所清典日本建築士会連合会会長、三栖邦博日本建築士事務所協会連合会会長、芦原太郎日本建築家協会会長に語ってもらった。

2014/04/12

【現場最前線】構造物の下を縫うシールドトンネル 来月発進

重さ330トンのシールド機は220トン吊りレッカーで深さ33メートルの立杭に降ろして組み立てた
大雨による浸水被害を軽減するため東京都下水道局が江東区で建設している、江東幹線工事は、軟弱地盤の中で地下鉄東西線など重要構造物の間を縫うようにトンネルを構築する難工事だ。中折れ式の泥水式シールド機の路線上には、近接する重要構造物、可燃性ガスを含む地盤、急曲線個所などの難関が待ち構える。施工を担当する大豊建設・錢高組JVは、重要構造物への影響を抑制するため、「トライアル施工」や地山の乱れを測定する探査装置の装備により、地盤に最適な掘進管理方法を選定するなど、技術と知恵を結集し、安全で円滑な施工に備える。難所続きのルートを掘り進む重さ330tのシールド機は、5月に控えた出番を静かに待っている。