2012/09/03

渋谷駅大規模開発がついに始動! 3棟延べ26・2万㎡の環境アセス縦覧

アセス書に書かれた計画概要
東京急行電鉄、東日本旅客鉄道(JR東日本)、東京地下鉄の3者は、JR渋谷駅の再編プロジェクトを契機とする大規模開発「渋谷駅街区開発事業」の環境影響評価手続きに着手した。同事業は駅周辺で計画される複数の大規模開発の一つ。規模は3棟総延べ約26万2000㎡を見込む。業務受託者は日建設計。3日から東京都や渋谷区などで環境影響評価書案が公示、縦覧される見通しだ。
 対象の事業区域は渋谷区渋谷2丁目、道玄坂1、2丁目の約1・5ha。既存の都市基盤施設を一体的に再構築する渋谷駅街区土地区画整理事業や鉄道改良事業と連携して、業務や商業などで構成する大規模複合ビルを建設する。
 施設建築物は地下2階地上10階建ての中央棟(店舗)と、地下6階地上43階建ての東棟(事務所、店舗、駐車場)、地下6階地上12階建ての西棟(店舗、駐車場)の3棟で構成。構造はS一部SRC造、総延べ床面積は約26万2000㎡。内訳は事務所が約10万7000㎡、店舗は約15万5000㎡。施設群で最大規模となる東棟は最高高さ230mの超高層ビル。駐車場は約840台設ける。
 工事予定期間は2013年度から27年度。東棟は20年度、中央棟と西棟は27年度に供用を開始する計画だ。
 渋谷駅の周辺では、東京急行電鉄と都市再生機構の共同施行による土地区画整理事業で既存の都市基盤施設を一体的に再構築する駅周辺の再編プロジェクトや関連する複数の開発に加え、渋谷駅桜丘口地区(約1・6ha)や道玄坂一丁目駅前地区(約0・6ha)といった複数の再開発プロジェクトが進むなど、まちづくりへの機運が高い。今後10年以上にわたって大規模開発が見込まれている。

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