2015/06/04

【首都高速】小学生が大橋JCT「おおはし里の杜」で田植え体験 秋にはおにぎりに!

首都高速道路会社は2日、東京都目黒区の大橋ジャンクション(JCT)換気所屋上にある自然再生緑地「おおはし里の杜」に、地元の区立菅刈小学校の5年生27人を招き、稲作体験を行った。2011年の完成以来、地域の児童を対象に毎年実施し、ことしで5回目となる。

 作業に先立ちあいさつした同社の只腰憲久取締役は、「きょう植えた苗が夏に大きく育ち、秋には皆さんに稲刈りをしてもらい、おにぎりにして食べてもらいます。そうした勉強をしてもらいますので、頑張ってください」と呼び掛け、子どもたちと水田に入り、苗を植えた。
 参加した児童は「きょうの田植えを楽しみにしていました。よろしくお願いします」「とても、いい体験になると思っています。稲が実ることを楽しみにしています」と、それぞれ意気込みを語り、田植えを体験。全員が裸足になり、目印に合わせて苗を植えた。
 昭和初期の目黒付近の風景である斜面林や小川、池、田んぼを再現した「おおはし里の杜」は、約1100㎡。この中に、約100㎡の田んぼを設けている。同社は、「地域文化や自然のふれあいを楽しく学び、自然環境の保全などについても目を向けるきっかけになってほしい」との思いを込めて、児童を対象の稲作体験を毎年継続している。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

Related Posts:

  • 【出前授業】これがプロの技か! 会津工高3年生に東京朝日ビルドが鉄筋組み上げ指導 竹中工務店グループ専門工事会社の東京朝日ビルド(本社・埼玉県草加市、八木潤一郎社長)は、福島県会津若松市の県立会津工業高校3年生を対象に、鉄筋組み上げの出前授業を開いた=写真。同校建築インテリア科の9人は、目の前で組み上がっていく鉄筋を前に「職人の方はすごい技術を持っている」などと目を輝かせた。同校の田中哲教諭は「今後も生徒が建設業を向くように、こうした取り組みをしてほしい」と話す。  同社は、高度経済成長期に竹中工務店が躯体工事技能者養成… Read More
  • 【ワークショップ】メキシコ・パンアメリカン大で「2030年の都市づくりと家づくり」テーマに JMS 社会人向けのモノづくり活動の拠点FUTURE HOUSE Lab.を運営するJMS(東京都千代田区、富岡克朗代表取締役)は、メキシコ・アグアスカリエンテス州のパンアメリカン大学で6月17日から7月17日にかけて「モノづくりワークショップ」を開く。写真は2014年のワークショップ。  「2030年の都市づくりと家づくりを考え実践する」をテーマに設定し、同大の学生と建築土木技術を生かした未来の都市計画についての講義・実習・グループワークを実… Read More
  • 【鹿島】わくわく学ぼう! 子ども向けホームページ「カジマキッズアカデミー」 鹿島は、土木・建築の基礎知識や身近な生物を楽しみながら学べる、子ども向けホームページ(HP)「カジマキッズアカデミー」=写真=を公開した。将来を担う子どもたちに建設業の果たす役割や魅力を伝え、興味を高めるのが狙いで、「土木と建築ってなに?」「探検しよう!いきものにぎわうまち」の2つで構成し、子ども心をくすぐる内容となっている。  「土木と建築ってなに?」では、土木・建築の基礎知識をスライドショー形式や一問一答形式で学べるコーナーに加え、夏休… Read More
  • 【つくば】ロボットクリエイターの高橋智隆氏の「ウエリボ」がマンション案内! NTT都市開発、日立ライフ、長谷工コーポレーションが茨城県つくば市で建設中のマンション「ウエリスつくば竹園」で、ロボットクリエイターの高橋智隆氏=写真左=によるロボット「ウエリボ」がマンションギャラリーでの物件紹介をアシストしている。  同マンションは2万人を超える研究者が住む同市の中心地にあることから、知的好奇心を育む場としての環境づくりに力を入れている。そうした特色をロボットを介して伝えようと、訪れた人とコミュニケーションできるウエリボ… Read More
  • 【叙勲】マンホール浮上抑制技術を発明考案した一場駿氏が黄綬褒章を受章 シーエスエンジニアズの一場駿会長=写真=が、2015年春の褒章(文部科学省関係)で黄綬褒章を受章した。液状化によるマンホール浮上抑制技術の発明考案などの功績が評価されたもので、15日に東京都千代田区の如水会館で伝達式が行われる。  一場氏は04年に発生した中越地震でマンホール浮上が多発し、支援活動などに支障を与えたことなどを問題視し、浮力に対し重量で対抗するシンプルな原理の「ハットリング工法」を考案。 東日本大震災時、東北・浦安地方に敷設済… Read More

0 コメント :

コメントを投稿