東京ガス主催の「第27回建築環境デザインコンペティション」の公開審査会と表彰式が、東京都千代田区のホテルニューオータニで開かれ=写真、最優秀賞に大橋一智氏(清水建設)らの「棲みかへ」が選ばれた。
コンペの課題は「『設備』を可視化した建築」。海外を含め77作品の応募があり、公開審査に6作品が進んだ。
表彰式 |
審査委員長を務めた古谷誠章早大教授は「建築をデザインする側が、設備のエンジニアの何かに火をつけるほどの強いイメージが出し切っていないのではないか。(お互いが)“丁々発止"の関係が築けると、新しいものを実現する喜びが出てくる。それが多くの人が幸せだと感じる空間を生み出すことにつながる」と総評した。
古谷氏以外の審査員は、伊香賀俊治慶大教授、田中孝典山下設計社長、西沢立衛横浜国大大学院Y-GSA教授、原田仁三菱地所設計専務執行役員設備設計統括部長、日置滋清水建設常務執行役員設計・プロポーザル統括、安田幸一東工大大学院教授、児山靖東京ガス都市エネルギー事業部長。コーディネーターは、馬場璋造建築情報システム研究所代表が務めた。
最優秀賞と優秀賞は次のとおり(敬称略)。
〈最優秀賞〉
▽「棲みかへ」大橋一智、宮崎俊亮、岡崎真也、佐野穂高、中野舞、伊藤統、渡辺高史(清水建設)
〈優秀賞〉
▽「境界のふるまい」坂本達典、稲垣拓、今林寛晃、岡崎佐和子、倉持拓也、タライエ・ファラザネ、戸塚千尋、松原嘉一、赤澤大介、(山下設計)▽「虹かける膜」中村義人、瀧田暁、糸長大佑、赤澤圭祐、乾友紀子、佐々木美奈、末富優太(以上KAJIMA DESIGN)、宮西潤次(アルモ設計)▽「季節はずれの風筒(てがみ)」小林尭礼、黒瀧晃平、眞鍋憲人(千葉大)
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)
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