3月7日に到達した2本目のシールド切羽。既に子安台の構造物躯体が姿を現している |
シールドマシンは外径12.53m、重量2000tで、外回りと内回りで2基使用した。掘削土量は約135万m3と日本最大級の規模で、延べ40万人の労働者が作業に当たった。
地中拡幅部の様子。拡幅シールドで掘削した部分から軸方向にパイプルーフを構築中 |
首都高速道路の高橋敏雄横浜工事事務所長は「民地の下で作業すること、また新幹線を始め多くの鉄道などの重要構造物への影響、多数の作業員、職員の安全に配慮している」と工事に当たってのポイントを話す。
施工を担当する大林組・奥村組・西武建設JVの北村幸三所長も「絶対安心してもらえる工法として施工している」と地上部への影響防止に自信をみせる。
横浜環状北線は2010年10月末に掘進を開始。第三京浜道路の港北インターチェンジから首都高速横羽線生麦ジャンクションを結び、横浜の都心から半径10-15㎞を環状に結ぶ横浜環状線計画の一部。
開通すれば、横浜港から東名高速までの所要時間が20-40分短縮される。また新横浜都心や港北ニュータウン、市北部の産業集積地と都心部・臨海部との連携が強化され、各拠点の活性化につながると期待されている。18年度の完成を予定している。
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