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建設工事の動きDigital

建設専門紙が本気でつくった工事データベース

2012/09/30

現場最前線・奥村組が取り組む石巻市災害廃棄物破砕・選別処理業務

重機と手作業で粗分別
津波で甚大な被害を受けた宮城県石巻市の半島部に位置する雄勝地区。発災当時は人の気配すらほとんど感じられなかったこの地区で、復興への第一歩となる災害廃棄物の破砕・選別処理業務が奥村組により進められている。この業務は、広大な市域に発生した膨大な災害廃棄物を迅速かつ円滑に処理するため、石巻市が発注したもので、地元被災者の雇用にも寄与している。

アクティブシニアに「備える」住まい提案 TOTOが水回りリモデル戦略

TOTOが、50代半ばから64歳までのアクティブシニア層をターゲットに「備える」住まいの営業提案を加速させる。新築に頼らないビジネスモデルとして、マンションや戸建て住宅の水回りリモデル戦略を強化する中で、顧客に対して高齢期を見据えた事前の(備える)プランを鮮明に打ち出し、他社との差別化を図る。全国のリフォーム会社が活用するバリアフリーブックに反映し、まずは現場提案レベルから「備える」意識を植え付けようと動き出した。

2012/09/29

あわじ佐野新島に太陽光発電所 クリハラントが9月25日着工

クリハラントは、兵庫県の津名佐野地区産業用地内に計画する、あわじ佐野新島太陽光発電所建設工事に着工する。同社初の発電事業で、25日に現地で安全祈願祭を行う。施工は設備工事を三菱電機システムサービス、土木工事を森長組が担当する。発電能力は7メガワットで、2013年3月に一部送電(2メガワット)を開始、14年3月に全送電開始を目指す。

連載・GSAのBIMマネジメント(3) ノウハウ蓄積しウェブで共有

関係者用Wiki
BIMは日進月歩の技術であり、日々、新たなノウハウが生まれる。BIMを導入するにはアプリケーションを購入するだけでなく、データの入力ルールや部品データといったものから、担当者の作業分担、発注仕様、ガイドラインというものまで、大なり小なりさまざまなノウハウや取り決めが必要となる。これらを1から作りあげるのは時間と労力を要するため、皆でシェアできれば効率がよいし、BIM導入のハードルも下がるであろう。

2012/09/28

免震装置など体験/小学生が奥村組名古屋支店を訪問


 奥村組名古屋支店 (伊藤和芳支店長)に25日、 名古屋市立牧野小学校2年生の児童6人が、 学校近隣の店舗や事業場を対象に、 「はたらく人の様子」 を学ぶ生活科学習の一環として訪れ、 支店ビルに設置された地震・免震体験装置に乗るなど、 建設会社の事務所を見学した。


錢高組、DIC/シールド機を直接発着/FRP製矢板で出水の危険性回避


 錢高組と化学メーカーのDIC(東京都中央区)は、鋼矢板立坑内で、シールド機の直接発進・到達を可能にする新工法を共同開発した。鋼矢板立坑のシールド通過個所に、切削できるFRP(繊維強化プラスチック)製矢板を設置。従来は掘進時に支障となる部分の鋼矢板の切り開きや、周辺の地盤改良が必要だったが、直接掘り進めるようにすることで、出水の危険性を回避し、コストダウンや工期短縮も実現する。
切羽前方のFRP板を掘削して進む


NEO WEEK2012開幕/生産性、心理学含めオフィス研究


 「オフィス」の建築計画学について、コミュニケーションや生産性、心理学まで含めて研究する取り組み「NEO WEEK2012」が26日、東京・芝浦のシバウラハウスで始まった=写真。このイベントは、次世代ワークプレイス研究センター(NEO、センター長・仲隆介京都工芸繊維大教授)が、今年から始めたもので、5階建てのビルをほぼ借り切り、ワークショップ、シンポジウム、参加型オフィス、食事イベントを通して、オフィスのあり方を広範囲に考えるものだ。

2012/09/27

道路除染に小型高圧洗浄車初導入、人力の10倍の効率発揮


 竹中工務店など5社は、福島県南相馬市の除染作業に小型高圧路面洗浄車「NILFISK(ニルフィスク)サイクロンCY5000」を国内で初めて導入する=写真。海外で空港滑走路などの洗浄に使われている幅1.4mのコンパクトな作業車両で、高圧水で洗浄すると同時に排水を回収できる。人力での洗浄に比べて10倍以上の効率を発揮する。10月から本格導入する予定だ。

建築空間とイス型ロボットの連携で人間の活動支援


 東京電機大学の未来科学部の建築、ロボットメカトロニクス、情報メディアの3学科が共同で、「スマートアゴラ」と呼ぶ共同研究を進める。もともと電機関係に強い同大学の特徴と、デジタルデザインにまで踏み込む建築学科の強みを生かして、独自の建築空間を模索する。22日に北千住のキャンパスで公開した。

駒沢給水所配水塔など25件を土木遺産に選定


 土木学会(小野武彦会長)は26日、2012年度選奨土木遺産として、北海道で最初に架設されたソリッドリブ・タイドアーチ橋の岡山橋など25件を発表した。幕末から昭和20(1945年)年代までの近代土木遺産を対象に、社会や土木技術者へのアピール、地域づくりに活用するため、00年度から実施している。全国調査の進展に伴い、将来は対象を近世以前、20年代以降にも広げる予定だ。

2012/09/26

現場最前線・運河下をシールド掘進! 東京都砂町水再生センター雨水放流渠工事

シールドトンネルの切り羽
東京都江東区の砂町水再生センターで、運河下の土被りが浅い軟弱地盤を泥水式シールド工法により掘削し、内径7.1m、延長約1.5㌔の雨水放流渠を構築する大規模工事が進んでいる。最小6.64mの低土被りのため、運河潮位の干満に伴う水圧の変化が地中にも影響する。施工するフジタ・佐藤工業・株木建設JVの佐藤工所長は「潮位変化に合わせ、シールドマシンの泥水圧力をリアルタイムに最適化するシステムを採用し、切羽の安定を図っている」と説明する。現在、シールドマシンは発進立坑から約750mの地点に到達。この先には、半径60mの急曲線部も待ち受ける。全体工期は約2年と非常にタイトだが、昼夜兼行で難工事の完遂に挑む。

墨出し作業はもういらない!? 鉄骨建方に計測技研がスマホシステム

スマホとTSで現場計測
計測技術(兵庫県尼崎市)が鉄骨建方業務の効率化に向け、スマートフォンを使ったWebシステムの本格導入に踏み切ったのは2009年末。橋村義人常務東京事務所所長は「墨出し作業が必要なく、図面データから鉄骨の建て位置をダイレクトに計測できる効率的な現場支援が可能になった」と胸を張る。

簡単設置のフライパン型LED投光器 戸田建設,あどQ

単管パイプに引っかけるだけ
戸田建設が、屋外広告・宣伝看板製作会社のあどQ(東京都新宿区)と共同開発したフライパン型軽量LED(発光ダイオード)投光器「エコパン」が順調に販売台数を伸ばしている。2011年2月の発表以降、販売台数は予約注文分を含めて計2,000台を数える。うち戸田建設が約1,000台を確保し、同社以外の全国、地方ゼネコンにも約500台を販売した。

2012/09/25

10月1日にグランドオープン 大正期の姿に戻ったJR東京駅丸の内駅舎

東日本旅客鉄道(JR東日本)は24日、鹿島・清水建設・鉄建JVの施工で約5年の歳月をかけて保存・復原工事を進めてきた東京駅丸の内駅舎を公開した。約100年もの間、時代を超えて親しまれてきた名建築による世紀の大事業だけに、内覧会には約300人もの報道陣が駆けつけた。丸の内の高層ビル群の中にあってひときわ威容を誇る中心的存在で、国指定の重要文化財でもある赤レンガ駅舎は、創建当時の姿で10月1日にグランドオープンする。

日本海側最大級の斜張橋「新湊大橋」が開通!

臨港道路富山新港東西線(新湊大橋)の開通式が23日、富山県射水市海王町の海王丸パークで開かれた。北陸地方整備局と富山県との共催によるもので、参加者は日本海側最大級の斜張橋の完成を祝うとともに、伏木富山港における物流・人流の活性化、交通アクセスの向上などに期待を寄せた。

寝屋川バイバスをまたぐ橋桁、一夜で架設! 3次元追従するジャッキを採用

阪神高速道路会社は23日深夜、守口ジャンクション(仮称)の建設工事で国道1号(寝屋川バイパス)をまたぐ鋼製の橋桁を架設した。今回の工事のために開発した3次元追従が可能なジャッキを採用することで、急勾配かつ曲線の桁を自動で微調整しながら連続的に送り出す。今後、桁の回転などを行い、10月6日には最大で4・9mほど桁を下げ、定位置に配置する予定だ。

2012/09/24

大成で2月に着工! 9.9万㎡のIKEA立川

写真はイケア新三郷 (Photo:jmho)
イケア・ジャパンは、東京都立川市に計画する「(仮称)IKEA立川」建設事業の施工者を大成建設に決めた。実施設計も同社が行い、早ければ2013年2月にも着工する。14年2月の完成を予定、同年春のオープンを目指す。基本設計は久米設計、オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッドが担当した。

東北本線の鉄道橋を一晩で架替え! 上野~尾久で東鉄・佐藤JVが完了

深夜に行われた「下田端こ道橋」の橋桁交換
東鉄工業・佐藤工業JVは、東京都北区で施工している「東北本線上野・尾久間第二下田端こ道橋改築工事」のうち、鋼製鉄道橋を一晩で架け替える最難関作業を無事完了した=写真。橋桁交換工事は8日深夜から9日未明にかけて実施。既設橋桁を撤去した後、大型の650tクレーンを用いて、長さ20mの新設橋桁を一括架設した。今後は、鉄道橋直下の道路を狭くしている旧橋台を撤去して歩道を拡幅。2014年度には歩行者や路線バスの安全性、利便性を確保した快適な道路空間に生まれ変わる予定だ。

けんちくのチカラ 女優の有馬稲子さんと「可児市文化創造センター」

可児市文化創造センター
◇『はなれ瞽女おりん』の有終を飾った劇場

 女優、有馬稲子さんの代表的な舞台『はなれ瞽女(ごぜ)おりん』(水上勉原作、木村光一演出)は2004年2月、ある地方の劇場で最終公演を迎えた。初演から実に24年間、海外も含めて684回を数えていた。2年目のころ、傾斜する舞台で酷使した足を傷め、以来痛みを押しての公演だったが、「感動的で、優れた内容のお芝居だったので続けられたのだと思います」と話す。その有終を飾った劇場は岐阜県の可児市文化創造センター(愛称・ala)だ。とてもいい劇場だったと振り返る。「どの席からでも舞台が本当によく見えるのが素晴らしい。そして演技する側にもとても使いやすくつくられていました」。有馬さんは、全国のさまざまな劇場、ホールを経験しているが、その中でも同センターは特筆に値するという。

2012/09/23

「東京抜きの建築」を考える くまもとアートポリスが25周年シンポ

伊東氏、アドバイザーの曽我部昌史氏(左から)
国内外から注目されるプロジェクトを生み出してきた熊本県の「くまもとアートポリス(KAP)」活動が25周年を迎えた。バブル経済の最盛期にスタートした後、景気低迷期に入ってプロジェクト数は減少したものの、都市・建築文化の向上に貢献し続けている。東京都港区の伊東建築塾神谷町スタジオで開かれたシンポジウムでは、空間ではなく時間の概念を取り入れた建築・都市デザインの必要性や東京と地方の関係など、KAPだけでなく日本の建築文化そのものを育てるための方策まで議論が広がった。

建設論評・省エネ基準PALについて思う


住宅・建築物省エネルギー基準の素案がまとまった。1次案の段階ではPAL(年間熱負荷係数)を外す案が示されたが、猛烈な反対にあって2次案ではPALが残り、そのまま素案でも残されることになった。設備設計を担う技術者にとっては、ほっと一息といったところだろう。

2012/09/22

連載・GSAのBIMマネジメント(2) BIM=3D形状情報+属性情報

マクリーミーカーブ
3次元CADを使用すれば、BIMと言えるわけではない。ビルディング・インフォメーション・モデリングというとおり、BIMに「情報」は不可欠であり、3次元の形状情報にさらに属性情報を付け加えて初めてBIMたり得る。
 2次元CADの構成要素が線や面であるのに対し、3次元CADは柱や壁、床、建具といった建物の構成部品を表現するオブジェクトによりモデルを構成する。3次元の形状情報だけでも、設計内容をビジュアルに表示したり、部品が互いに干渉していないかチェックをしたり、工事発注用に2次元の図面を出力することもできる。

老舗の味が復活へ 200年の歴史を持つ陸前高田の「八木澤商店」

入母屋造りの外観デザイン
震災から1年半が過ぎ、徐々に本格的な復興にこぎ着ける企業・法人も出始めた。岩手県陸前高田市でしょうゆを醸造していた八木澤商店(河野通洋社長)もその一つだ。同県内陸部の一関市大東町大原に本願だったしょうゆ工場を再建中で、富士古河E&Cが設計・監理、建築、電気、給排水、衛生を一括で施工し、いままさに工事の最盛期を迎えている。

2012/09/21

BIMコンペに前田、大林、セコムが参戦! 26日開幕のBuild Live Chiba 2012

今回の課題敷地IFCデータ
26日から行われるBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の腕を競い合う設計競技イベント『Build Live Chiba 2012』の参加が締め切られ、実務クラスでは前田建設の「スカンクワークス」、大林組の「JUMBLE MASS」、セコムの「Space Innovation Lab.」の3チームがエントリーしたことが分かった。

首都高都心環状線の撤去、地下化を提言! 国交省の有識者会議

国土交通省が設置した「首都高速の再生に関する有識者会議」(三宅久之座長)は19日、第6回会合を開き=写真、都市環境の改善などの観点から、老朽化した都心環状線の高架橋を撤去し、国家プロジェクトに位置付けて地下化などを含めて再生を目指すことなどを盛り込んだ提言書をまとめた。再生の際は都心部の土地利用の高度化が進んでいることや首都直下地震への対応を考慮し、用地買収が不要な大深度地下トンネルによる建設の検討なども求めた。

JR貨物で「がれき専用列車」が運行開始 仙台~東京間を1日1往復

日本貨物鉄道(JR貨物)東北支社は19日、仙台貨物ターミナル駅と東京貨物ターミナル駅間で災害廃棄物専用列車の運行を開始した=写真。東京~仙台間を1日1往復し、1回当たり専用コンテナ100個分、最大約400tのがれきを運ぶ。

2012/09/20

伝統木造技法で制震! 清水建設が木造構造で建物変形を2割低減

ダボ穴の長手方向に余裕を持たせている
清水建設は、伝統木造建築向けの制震板壁工法を開発した。金物やダンパーなどを一切使わない伝統木造の技法を応用した技術で、壁となる板同士を接続するためのダボに特殊な加工を加え、部材同士の摩擦力で地震の揺れを吸収する仕組み。震度7クラスの地震時に建物変形を2割程度低減できる。長明寺(東京都台東区)の本堂で初適用したほか、2号案件も内定している。同社は今後、社寺などの新築や改修に提案していく方針だ。

おしかホエールランドは廃止 石巻市が被災公共施設再建(廃止)方針案

廃止の方針が出された「おしかホエールランド」
宮城県石巻市は、被災公共施設再建(廃止)方針案をまとめた。対象は市有施設507棟のうち、津波被害などを受けた155棟。主な施設の再建策では、雄勝と北上の両総合支所は移築にあわせて公民館などと複合施設化を図る。石巻地区の文化センターおよび市民会館は、ホールと博物館機能を持つ複合施設として新築、牡鹿地区のおしかホエールランドは廃止し、新設する海の駅に機能を移転する方針だ。

ロンドンの空に描く強度ある都市の輪郭 山嵜一也氏「書を読み海を渡れ」

ラファエル・ヴィニオリによる高層オフィスビル、通称『ウォーキートーキー』
テムズ川ロンドンブリッジのたもとにある金融街バンクに奇妙な形の建設現場が現れた。
 東京国際フォーラムを設計したアルゼンチン建築家のラファエル・ヴィニオリによる高層オフィスビル、通称『ウォーキートーキー』(トランシーバーの意)がロンドンの空に仲間入りする。先日竣工した欧州一の高さを誇るレンゾ・ピアノ設計の『シャード』(ガラス片の意)は末広がりだったが、これは逆のアイデア。階が上がるごとに床面積は25%ずつ大きくなり、緩やかな曲線を描きながら空へと広がる。この金融街一帯はリチャード・ロジャースの代表作『ロイズオブロンドン』、ノーマン・フォスター設計のオフィスビル、通称『ガーキン』(小キュウリの意)など特異な形状のビル群がスカイラインを描き、その上いくつもの高層ビルが進行中である。

2012/09/19

2次元図面を瞬時に3D化!! 福井コンピュータアーキテクトの最新版GLOOBE2013

GLOOBE2013のイメージ
「海外勢に追い付き追い越せの機能拡充に力点を置いてきたが、最新版はあえて自らの強みを全面に打ち出した」と話すのは、福井コンピュータアーキテクトの小島不二宣取締役営業推進部部長。7月にリリースしたBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)建築設計システム『GLOOBE(グローブ)2013』は、その狙いどおりに「純国産CADらしさを存分に味わえる」テーストに仕上がった。

溶接なしでサッシを取付け YKKAPの工法が人気

マンションなどRC建築物のサッシを樹脂剤で固定するYKKAPの非溶接工法が注目を集めている。2011年1月から営業を開始し、年間20億円の受注を目指していたが、12年度からは適用範囲を玄関ドアやエントランスなどにも拡大し、年間の受注目標を50億円に押し上げる同社のヒット技術となった。

東武とうきょうスカイツリー駅付近の立体交差化検討開始!

予定している事業区間
東京都墨田区の東武伊勢崎線(とうきょうスカイツリー駅付近)連続立体交差事業の実現に向けた動きが加速する。10月9日には同事業促進住民協議会が発足し、鉄道高架化に合わせた駅周辺のまちづくりについて検討を始める予定だ。同区都市整備部立体化推進担当が事務局になる。2015年度の都市計画決定を目指す。17年度の着工、23年度の完成を見込む。

2012/09/18

東洋エンジらの連合体が入選 瀬戸内で世界最大級のメガソーラー提案競技 

導入予定地
岡山県瀬戸内市は、約500haもの広大な敷地にメガソーラー発電所などを設置する錦海塩田跡地活用基本計画公募型プロポーザルの入選案として、くにうみアセットマネジメントを代表企業とする「瀬戸内Kirei未来創り連合体」を特定した。入選案は、世界最大規模の出力250メガワットのメガソーラー発電所を建設し、跡地内の自然環境を親水公園として保全する計画を提案している。また、設計施工調査チームの第2連合体として、清水建設、中電技術コンサルタントなどが参画する。

ゼネコンの東急建設がパプリカ生産に参入! 10年で80億目指す

導入予定の施設
東急建設は植物工場ビジネスに参入する。初弾プロジェクトとして、茨城県美浦村にパプリカの大型栽培工場を建設し、生産・販売事業を展開する。パプリカ生産の実績が豊富なリッチフィールドと共同で、東急建設が90%出資する事業会社を設立。全国規模のゼネコンが主体となり、野菜栽培事業に乗り出すのは初めてという。国内建設市場が縮小する中、新たな収益基盤に育てる。生産物の販売や事業コンサルティング、施設の設計・施工などを含め、今後10年間で累計80億円の売上げ確保を目指す。

復旧が一目で分かるHP! 紀伊半島水害で和歌山県が立ち上げ

HPに掲載されている災害地図
和歌山県は、2011年の台風12号で発生した紀伊半島大水害からの復旧記録と現況を確認できるホームページの公開を始めた。県は、災害から1年が経ち本格的に復旧工事が進む中で、県民に進捗をきめ細かく伝え、復興への道のりを共有したい考えだ。HPで被災個所をクリックすると、被災直後と現況、工事内容や施工者名が閲覧できる。復旧に貢献している建設業のPRにもつながりそうだ。

2012/09/17

旧清水邸書院が100年の時を経てよみがえる 二子玉川公園で復元へ

旧清水邸書院
東京都世田谷区の二子玉川地区で、都内最大級の再開発事業に併せて区が整備を進める(仮称)二子玉川公園。国分寺崖線の緑と多摩川の水辺を臨む、都市と自然の結節点に位置するこの公園内に、約100年前に建設された近代和風建築が復元される。「旧清水邸書院」だ。文化財としての高い価値を認められながら、約30年前に解体されて以降、再建場所が決まらないまま区が部材を保管してきた。社会貢献の一環として清水建設が全面的な協力を打ち出したことで明治期の貴重な遺構は来春、公園の開園とともに現代によみがえる。

2012/09/16

中尊寺がLED照明でより美しく! 東芝グループが設備寄贈

LEDライトアップされた中尊寺のイメージ
東芝グループは、世界文化遺産に登録されている岩手県平泉の中心的構成資産である中尊寺にLED(発光ダイオード)照明設備と太陽光発電システムを寄贈する。中尊寺新覆(しんおおい)堂内にある金色(こんじき)堂や仏像、浄土などの仏国土、仏・菩薩などを美しく厳かに飾った荘厳(しょうごん)の芸術性、精神性をより効果的に表現できるLED照明空間を実現した。9月22日の一般拝観から点灯する予定だ。中尊寺金色堂にLED照明を導入するのは今回が初めて。
 あわせて、自然と共生する平泉の理念に賛同し、自然エネルギーを活用する5㌔ワット規模の太陽光発電システムを贈り、LED照明の改修に合わせて発電を始める。
建設通信新聞 2012年9月13日3面

『中尊寺千二百年の真実―義経、芭蕉、賢治…彼らを引き寄せた理由』 AmazonLink

2012/09/15

建設通信新聞の建設論評 「建設技術者の矜持」

会社人間がリタイアすると、それまで見えなかった部分が見えてくる。
 まず、個人に対する組織の扱いが一転するのに驚く。
 会社にいたときは、資料などの請求や質問は電話で容易に協力を得られたが、リタイアした個人はまず何者かを疑われ、次いで組織との損得を計られ、多くは断られる。
 業界団体の主催する展示会に行くと、名刺があれば無料になるが、組織に属さず名刺がない者は有料ということがある。解決策は自分で勝手に会社を興しパソコンで名刺を作ることである。これで立派に通用するから不思議。かつて会社という看板に寄りかかっていた自らを省みて複雑な心境だ。

設備配管の加工をBIM的に 前橋市の空調会社ヤマトの挑戦!

図面データに基づき工場で加工
空調設備工事会社のヤマト(前橋市)が、設備配管の工業化に挑んでいる。施工図データに基づいて配管の加工を行うことで、現場合わせの手間を省けるほか、継手レスにより高品質な配管も提供できる。新井孝雄社長は「工業化の実現に向け、実はわれわれ自身が建築の納まりまで把握し、早期に設備図面を確定できるよう逆提案している」と明かす。その根底には企画から設計、施工、維持管理まで一貫して情報を共有するBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)に通じる考え方がある。

2012/09/14

U-30若手建築家7組が建築展 AAFが6日まで開催

NPO法人アートアンドアーキテクトフェスタ(AAF)の「30歳以下の若手建築家7組による建築の展覧会」が7日、大阪市住之江区のアジア太平洋トレードセンター大阪デザイン振興プラザで開幕した=写真。29日には石上純也氏、藤本壮介氏など6人のゲスト建築家を招いて記念シンポジウムも開く。

名古屋市公会堂の魅力 愛知県舞台運営協組が10月2日にシンポ

名古屋公会堂
愛知県舞台運営事業協同組合は10月2日、名古屋市昭和区の名古屋市公会堂大ホールで、講演会「歴史的建造物『名古屋市公会堂』語る・観る・触れるVol・3」を開く。日本建築学会東海支部、日本建築家協会東海支部愛知地域会などが後援する。名古屋のシンボル施設の一つである名古屋市公会堂(1930年開館、S・RC造地下1階地上4階建て延べ1万1939㎡)=写真=の魅力を探る連続イベントで、今回は建築構造の視点からスポットを当てる。

スバルのショー空間デザインとは? コロンビア大のスタジオX東京

米国・コロンビア大大学院建築学部(GSAPP)が運営する日本の研究拠点「STUDIO X Tokyo」は11日、東京・芝浦のSHIBAURA HOUSEでレクチャーを開いた=写真。今回は「RISE」という表題で、建築家の廣瀬大祐氏が、自身で担当した富士重工業のスバル自動車展示場空間デザインの経験と日本のショーデザインについて講演した。

2012/09/13

京急蒲田駅が全線高架化へリーチ 約3000人が内覧会に出席

京浜急行電鉄と東京都は8日、10月に計画している京急本線と空港線の連続立体交差事業にともなう全線高架化を前に、約3000人を招いて新設ホームの見学会を開いた。当日は応募した6000人から選ばれた一般客が駅を訪れ、12両と6両編成が一度に停車できる京急全線で一番距離の長いホームなどを見学した。

ガンダムまであと一歩!? 日立建機が「双腕油圧ショベル」をついに商品化

ついに商品化されたアスタコNEO(ネオ)
日立建機は、2本の腕を持つ油圧ショベルを14日に発売する=写真。片方の腕でつかみ、もう一方の腕で切断するといった人間がする複雑な作業が可能で、「油圧ショベルの歴史を変えるロボット化への挑戦」と位置付けている。

「次の日本」を総力議論 建築学会大会が名古屋で開幕!

日本建築学会大会(東海)が12日、名古屋大学東山キャンパスを主会場に開幕した。「建築の原点-自然と向き合う」をメーンテーマに、社会の要請に建築がどう応えるのか、14日までの3日間にわたる学術講演会や研究集会を通して明らかにする。

5日間連続した実験的ワークプレイスイベント「NEO WEEK 2012」 9月25日から

次世代ワークプレイス研究センター(NEO、センター長・仲隆介京都工芸繊維大教授)は25日から29日まで、東京・芝浦のシバウラハウスで、ワークプレイスデザインを実験的手法で探る「NEO WEEK 2012」を開く。ワークショップやシンポジウムを始め、展示や食事イベントを取り入れながら、働く学ぶスペースについて体験や実験を繰り広げる。

2012/09/12

3D-CAD内を歩き回るツール エイ・ユーエヌの「aun Walker」

3Dモデル内をウオークスルーできる
BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の普及拡大を背景に、3次元データのシステム連携をサポートするソフトベンダーとして急成長を見せるエイ・ユーエヌ(本社・東京都新宿区、内公二郎社長)。7月に発売した3次元モデルのウォークスルーツール「aun Walker」は設計者や施工者、さらには専門工事業まで幅広い分野で活用され始めている。

コードレスで鉄筋切断! マックスが結束機の電池使えるカッター発売

現場での使用感が格段に向上する
鉄筋工から要望が挙がっていた電源コードレスの充電式鉄筋カッタ「PJ-RC161-BC」を、マックスが商品化した。同社主力商品の鉄筋結束機の電池パックを共有できるようにし、鉄筋工が作業に応じて機器を使い分けしやすくした。充電式鉄筋カッタは他社も販売しているが、切断パワーや使用時間の問題もあり、電源コードタイプが主流になっていた。同社のユーザー調査によると、電源を確保しにくい場合や作業の邪魔になるなどコードレスへの要求は潜在的に高かった。鉄筋工にとっては結束機との併用ができるようになることで、より利用しやすくなる。

成田空港に新しい国内線施設! きょうから供用開始

成田国際空港(NAA)は12日から供用開始する第2旅客ターミナルビル南側国内線施設を報道公開した。NAAが計画するLCC専用ターミナルが完成するまでの暫定ターミナルとして、ジェットスター・ジャパンやエアアジア・ジャパンが2014年まで利用する予定だ。